経営者、投資家として培ったビジネスセンスを武器に
“100年続く”ブランドづくりに挑む

株式会社muse

山本紘士Koji Yamamoto

CMO

一人ひとりの力を信じ、Re.museを新たなステージへ

ミラノコレクションへの初参加により、世界への扉を開いたRe.muse。その一大プロジェクトを統括したのがmuseでマーケティング・渉外を担う山本紘士だ。「これを機に、日本のスーツといえば『Re.muse』と認識されるように広めていきたい」と語る。

現在、トップアスリートへのスーツ提供をはじめ、活躍中の経営者や個人事業主に「ヴィクトリースーツ」を着用してTV出演してもらえるよう交渉するなど、マーケティング戦略の構築と実践に力を入れている。

「海外からも愛されるブランドになって、Re.museのスーツを買いに来てもらえるようにすることが私の使命。国内外問わず、人脈を広げ、交渉で実現させていきます」

もともとファッションに興味がなかったという山本。大学卒業後、大手システムインテグレーターで営業や商品企画として勤務した。常に効率化を考え、自分なりに改善や工夫をして取り組んでいたが、上司からはマニュアル通りに進めることを求められた。

入社3年目、「このままでは『言われたことしかできない』作業者になってしまう」と危機感を覚えた山本は、さまざまな部署の人を集め、社内勉強会を始めた。上司からは冷ややかな目で見られていたが、続けるうちに、勉強会は社内のビジネスコンテストに発展。やがて会社から運営費用が支給されるまでになった。

山本は会社員として働く一方、海外に会社を設立し、経営者・投資家としても活動していた。あるNPO団体の「発展途上国に井戸をつくる」というプロジェクトに参加したことをきっかけに、発展途上国に日本の農業技術を伝え、人々の自立をサポートしたいと現地に会社を立ち上げた。

その後、経営者・投資家として独立起業。経営者向けに正しい金融知識を伝える投資セミナーを主催したり、投資詐欺被害を防止するためのセミナーを無償で行ったりしていた。

ある日、「面白い社長がいるから会ってみないか」と勝を紹介された。店の近くの喫茶店で、勝は6時間かけて、山本に事業への想いを熱く語ったという。

「この人と出会えた自分はラッキーだと思いました。尊敬する日本の名経営者、本田宗一郎や松下幸之助、出光佐三らと同じように、勝は100年先の夢を描き、新しい文化をつくりたいと本気で言っている。勝は、彼らに並ぶ“偉人になる人”だと感じたんです」

これまで投資家として数百人の経営者と面会してきた山本だが、「投資したい」と思える人物はいなかった。しかし、勝との出会いは、大きなチャンスだと直感した。

マーケティングや営業という自分の得意分野を活かせば、想像しているよりも早いスピードでRe.museを、日本を代表する一流ブランドにできるかもしれない—-。

当初、何らかの形で関わりたいと考えていた山本だが、「自分の会社をやりながら手伝うとか、そんな中途半端な考え方なら参加してほしくない。やるなら人生をかけてやってほしい」という勝の言葉を受け、覚悟を決めた。

会社を人に譲り、すべての仕事を手放した山本は2016年、museのCMOに就任。勝らとともに、100年続くブランドを築くための1歩を踏み出した。

「1人でできることは限られている。でも、一人ひとりが持っている力はすごい。同じ夢を持って戦ってくれる人が揃えば、夢の実現への力が倍以上になる。エルメスやシャネルのような一流ブランドになるには100年以上かかると言われていますが、もしかしたら生きているうちに近い景色を見ることが出来るかもしれない。今、その希望は現実へと近づいているので、ワクワクしています。その景色を一緒に見たいという人と挑戦し続けていきたいですね」


インタビュー・編集/青木典子、高橋奈巳 撮影/平山諭

Contact

株式会社muse

Re.muse
六本木店:港区六本木5-2-1 望月ビルB1~3F
TEL:03-6434-5712
大阪店:大阪市中央区平野町2-6-4 三休橋平野町ビル3F
TEL:06-7162-4623

Email:contact@re-muse.jp

Re.muse公式HP