誰もが活躍でき、正当に評価される会社であるように——拡大する組織の仕組みを整える

ブルーコンシャス株式会社

佐原 希美枝Kimie Sahara

MR事業部 CISO

20社以上を見てきた経験を活かし、優れた「仕組み」を導入

営業の仕事は厳しい、とよく言われる。同じ会社で同じ商材を売っていても、人によって業績に差が開き、売れていないと肩身が狭い思いをする…というのが理由の一つだ。

太陽光発電やスマートハウスなど、エネルギー関連商品を販売するブルーコンシャスにおいて「誰もが売れる仕組みづくり」に取り組み、販促ツール一端の整備を担ったのが佐原希美枝。さらには、業務オペレーションの効率化、管理会計の導入などを推進してきた。現在も組織を横断して課題を探し、改善・解決を図っている。

佐原は2016年にブルーコンシャスに中途入社するまで、約20社を経験している。勤務した会社の規模は大手から数人のベンチャー企業まで。業種は広告代理店、人材派遣、システムインテグレーター、プロバイダーなど幅広い。経験した職種も、イベント制作、営業、マーケティング、人事、総務、経理などさまざまだ。

「一般企業にあるポジションで、『社長』以外はほぼ経験していると思います(笑)。たくさんの会社を見てきたので、それぞれの会社の『いいとこ取り』をして、ブルーコンシャスに取り入れています」

幅広い業界に関わる中で、もっとも魅力を感じたのが「太陽光発電」の分野だった。広告代理店時代、モーターショーやITの商品発表会など、産業イベントの運営を手がけていた佐原。その中で自然とモチベーションが上がったのが、環境関連の展示会だった。

「商品はもちろん、取り組んでいる人たちの精神に感銘を受けたんです。自分たちの利益を追求するだけでなく、社会全体、地球全体に貢献しようとしている姿勢に。私もそんな生き方ができたら素敵だな、と思いました」

ブルーコンシャスに入社後、すぐに取り組んだのは、当時アナログだった部分のデジタル化。最優先課題と捉えた情報セキュリティ体制を整えると、入社3ヵ月目にして、「CISO(最高情報セキュリティ責任者)」の肩書を与えられた。

とはいえ、役割はセキュリティ管理にとどまらない。前述のとおり、広告代理店時代のノウハウを活かして、商品案内ツールを見映え良く、わかりやすいものに刷新。さらに、営業メンバーが目標・行動を数字で管理できるシステムも導入した。目標達成意識が高まり、パフォーマンスが上がったことで、営業の頑張りもあり、わずか2年ほどの間に売上が3倍に伸びたという。

「私は自分でも不思議なくらい、『太陽光発電』という商品が好き。東日本大震災の後、自然エネルギーの必要性をより強く感じるようになりました。今、私が取り組んでいるのはブルーコンシャスという一企業の組織作りではあるけれど、この会社を成長させることで、太陽光発電をもっと社会に広げていきたいんです」

組織が拡大する中、佐原が新たに着手しているのは「評価制度の整備」。営業職は売上に応じて報酬を得られるが、内勤スタッフは仕事の「成果」がわかりづらい。そこで、すべての職種・ポジションの社員が、自分の働きに対して「正当に評価されている」と納得できる仕組みを整えたいと考えている。また、マネジメント人材の育成も重要な課題だ。

「当社は『トップダウン』ではなく、『ボトムアップ』型の組織。提案の機会があり、それが会社にとってメリットをもたらすなら、どんどん採用してもらえます。まだまだ成長過程なのでやるべきことはたくさん。大変だけど、やればやっただけ前へ進んでいく実感がありますね。ビジネススキルを磨きたい人にとっても、やりがい十分な環境だと思います」


インタビュー・編集/青木典子

撮影/新見和美