人生はチャレンジ&

イノベーション。

どこまでできるか

限界に挑戦していきたい

司法書士法人イストワール 代表司法書士 高橋 健太郎

司法書士法人イストワール

高橋 健太郎Kentaro Takahashi

代表司法書士

2017.04.05

12拠点を展開する
トップクラスの司法書士法人
従来の司法書士業界の枠を越え、
今の時代に求められる
新たな価値を提供する

20代前半にして挫折。自己改革を図り、司法書士資格を目指す

大学卒業後に入社した不動産会社を2年で退職。その後、別の不動産会社に転職するが、わずか2週間で退職―-当時を振り返り、「自分が情けなくて落ち込んでいた」という高橋健太郎。現在は、100名以上のスタッフと12の拠点を構える司法書士法人の代表である。

20代前半の短期間で2社の退職歴ができ、「こんな経歴ではまともな会社は雇ってくれない」と悩んだ高橋は、2年間、司法書士の勉強に集中し、資格取得直後の2011年に独立。司法書士法人イストワールを立ち上げ、わずか5年で司法書士法人のトップクラスにまで成長を遂げた。

「Challenge and Innovation(チャレンジ&イノベーション)」を理念に掲げ、常に世の中に新しい価値を提供し続けることにこだわる高橋。今後も事業の拡大を図るにあたり、総合職の採用に力を入れている。業務は、広告・人事・顧客対応・行政対応・経理など幅広い。司法書士資格を持っておらず、取得を目指すつもりがない人も歓迎している。

「資格よりも重視しているのは向上心、そして『いいサービスを提供したい』という想いがあるかどうかです。僕自身、仕事を通じてその2つを持ってから、意識や行動が変わり、成長できたと実感していますから」

司法書士の主な仕事は、不動産登記や商業登記の代行、裁判書類の作成・提出など。最近は、借金や相続問題の相談・解決など、「身近な法律家」としての役割も担う。

高橋がその司法書士資格を目指したのは24歳の頃だった。以前から「30歳までに独立したい」と思っていたが、明確な目標は定まらないまま。2社目を辞めて無職になったとき、高校時代の友人が司法書士試験に合格したと聞き、自分も目指そうと考えた。

それまでは楽をして成功することを考え、うまくいかないと自分以外のせいにしていたという高橋。そんな自分を改革するためにも、チャレンジを決意したのだ。

司法書士は試験の合格率が3%台の難関資格。高橋は1日10時間、試験直前は13~14時間勉強し、1年での合格を狙った。結果は、わずか1問分の得点が足りず不合格。翌年再度受験し、合格を果たした。

司法書士法人イストワール 代表司法書士 高橋健太郎

従来型の司法書士事務所経営の常識を打ち破り、攻めのアプローチ

司法書士は、試験合格後、司法書士事務所で何年か経験を積んだ後に独立する人が多い。

しかし高橋は、受験前に友人の事務所で3ヵ月勤務し、簡易訴訟代理等認定能力考査に合格と同時に独立に踏み切った。

起業後は、「過払い金請求」「債務整理」の案件を主に手がけた。「過払い金」とは、簡単にいうと「借金の返済時に、貸金業者などに払い過ぎたお金」のこと。貸金業法の改正を機に、2006年以降、貸金業者からお金を借りていた人が払い過ぎた利息を取り戻すための「過払い金請求」が激増したのだ。高橋が司法書士に合格した2011年、司法書士会では「過払い金請求の仕事はもうない」と言われていたが、実情は異なっていた。

司法書士の多くは『相談者が来るのを待つ』というスタンス。しかし、自分から顧客開拓に動けば、眠っているニーズを発掘できることに気付いた。実際、高橋が独立前に手伝っていた友人の事務所では、チラシ広告を散布しており、相談電話が鳴りやむことはなかった。「自分が独立したら、この手法を真似していいか」と聞くと、友人は快諾し、集客ノウハウも教えてくれた。

こうして潜在的なニーズを掘り起こすべく、高橋の事務所はテレビ、ラジオ、チラシの媒体を駆使し、積極的な広告戦略で顧客へのアプローチを仕掛けた。本当に司法書士のサービスを必要としている人に、その存在を知ってもらうことが先決と考えたのだ。

相談するにあたっての不安を解消するために、チラシの文言1つにも工夫も凝らす。ラジオCMでは、司法書士自らが名乗って語りかける。業界の過去のやり方や慣習にはとらわれず、独自の戦略で「司法書士の存在価値」をアピールした。

「司法書士に対して持たれる『信頼できる』というイメージ。これは先輩方が過去から築き上げてきたものであり、この資格の強みです。それを守り、活かしつつ、今の時代に必要とされるサービスを形作ることが大切だと考えています」

より多くの人にサービスを届けたいと考え、店舗数も拡大し続けた。司法書士事務所がないエリアに狙いを定めて拠点展開し、地域密着のサービス体制を築いた。新潟の事務所で請けた過払い金請求の案件は1000件以上に上る。過払い金請求には期限が設けられているため、「自分たちがサービス提供しなかったら、相談先がなく手遅れになってしまったケースもあったと思う」と、高橋は地域に展開した手応えを感じている。

「過払い金請求」のニーズはしばらく続くと見込まれるが、いずれは縮小に向かう。

高橋が次の柱と考えているサービスは、住宅ローン返済に困っている人の支援だ。

住宅ローン返済に行き詰った人の多くは、銀行か不動産会社に相談する。しかし、銀行は自己破産を勧めることはしないし、不動産会社は家の売却を促すだろう。いずれも「相談者目線で、相談者の利益を最優先する」ことはまず考えられない。しかし、司法書士であれば、相談者にとって最適な対策を提供できる。イストワールでは「個人再生(借金を圧縮する方法)」を利用し、「マイホームを残す」ことを第一に考えるのだという。

家を売却しなければならないという結論に至った場合でも、イストワールはグループに不動産会社を持つため、家の売却から自己破産までをワンストップで行える。借金の相談をあちこちの窓口で何度も話したくない顧客の心理的負担も減らすことができる。この役目を担うことが「あるべき姿」と考える。

こうした顧客目線のサービスを行うがゆえに、高橋の元には日々、感謝の手紙が届く。住宅ローンが払えなくなり、不動産売却と自己破産手続きを支援した依頼者からは、後日3枚綴りの手紙が届いた。

「今まで毎日下を向いて生きていた。借金がなくなり、モノクロだった景色が色付いた。子どもと公園に遊びに行くだけの日常がとても楽しい。心から感謝している」

――そんなメッセージを受け取り、心からこの仕事をしていてよかったと感じた。

「もともとは高い志を持ってこの世界に入ったわけではありませんでした。お客様のことを考えて仕事をする意識はありましたが、若い頃は自分のことが一番。『自由にやりたい』『稼ぎたい』という願望を実現する手段ととらえていたんです。でも、お客様たちと接する経験が、自分を成長させてくれた。未熟だった自分がこうして社会の役に立てていることを、今、本当にうれしく思うんです」

司法書士法人イストワール 代表司法書士 高橋健太郎

Profile

1982年12月生まれ、千葉県出身。大学卒業後、不動産会社に2年勤務。2010年、27歳で司法書士試験合格。2011年9月、津田沼駅前に司法書士事務所イストワール開設。2012年6月、司法書士法人イストワールに組織変更。現在、関東・北陸を中心に全12店舗を開設。

Contact

司法書士法人イストワール

千葉県船橋市前原西2-14-2 津田沼駅前安田ビル7階

https://office-histoire.jp/

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