クライアント企業の
人、組織、プロダクト、
サービスの可能性を
最大化する

ENERGIZE  GROUP 代表取締役/CEO 生嶋 健太

ENERGIZE GROUP

生嶋 健太Kenta Ikushima

代表取締役/CEO

2017.03.31

「コーチング」「コスト改善」を軸に
企業の変革を「実行支援」
「挑戦して失敗」を承認する風土、
社員1人につき年間500万円の教育費で
人材を育成

「実行支援」にこだわり、クライアントの経営にインパクトを生み出す

「コンサルティングファーム」ならぬ「カンパニーデザインファーム」として、クライアント企業の人・組織・プロダクト・サービスを「Re-Design」し、変革に導く企業がある。

代表取締役CEOの生嶋健太が率いるENERGIZE-GROUP(エナジャイズグループ)だ。

同社の事業の柱は「マネジメント層向けコーチング」と「コスト改善プロジェクト」。

コーチング事業では、米国発祥のマネジメントコーチング手法『すごい会議』の認定コーチとして、会議を通じた経営手法を提供。コスト改善プロジェクトは、主に店舗を展開している企業を対象に、購買コスト削減を支援するものだ。

コスト改善策によって経費を削減し、コーチングによって売上アップへ導くのに加え、新サービスの開発、企業ブランディング、優秀な人材の採用・育成、課題解決に役立つシステムの開発まで、複数のサポートサービスをワンストップで提供できるのが同社の強み。最近では、新たにAI(人工知能)を活用したビジネスモデルの開発にも乗り出している。

多くのコンサルティング会社では「戦略立案」だけを行うケースが多いのに対し、ENERGIZEがこだわるのは「実行支援」だ。どのような手順で、いつまでに行うかという行動プランにまで落とし込み、成果が出るまで実行をサポートする。

「私たちの仕事は、クライアントが自身では気付けない課題を見つけること。同じことを続けてきたつもりでも、いつの間にかズレてきていることもあるものです。野球でいえば、バッターの打率が下がったとき、『いつもより左ひじが下がっているから、もう5センチ上に』という具体的なアドバイスで復調に導くコーチのような役割を果たしています」

450社に達するクライアントは、成長過程にあるベンチャー企業が中心。売上昨年対比120~140%で推移してきた会社が、ENERGIZEのサポートを受けたことで200%以上、月によっては500%近い昨年対比売上を叩き出すという成果を挙げたケースもあるという。

生嶋が「経営」に興味を抱いたきっかけは、学生時代のアルバイト経験だった。5つのアルバイトを掛け持ちしたが、特に飲食店の運営では、スタッフのシフト調整ひとつでコストが変動し、収益を左右することを実感。価格設定や顧客満足度を高めるサービスなど、打った手がダイレクトに数字に表れる「リアルな数字ゲーム」におもしろさを感じた。

大学を卒業する頃、特にやりたい仕事は見つかっていなかったが、「40歳までに起業したい」という想いがあった。「いろいろな業種の経営者に会いたい」と考え、就職先として選んだのは、中堅中小企業向けにフランチャイズビジネスを提案するコンサルティング会社。営業として朝から晩までがむしゃらに働き、全国2位の業績を挙げた。この時期に得たものは「タフネス」と「『なせば成る』の精神」だという。

とはいえ、最初からトップセールスだったわけではない。当初は「上司に怒られない程度に売上を挙げていた」というが、仕事への取り組み方が変わったのは、担当していた顧客がお店を閉めてしまうという出来事がきっかけだった。

「新人時代は、お決まりのセールストークでフランチャイズビジネスを勧め、成約したら『あとは自分でやってください』という感じでした。それがうまくいかず閉店という結果になり、申し訳ない気持ちになったんです。『俺、イケてないな』と。そういえば、これまでお客様に『ありがとう』と言われたことがないことに気付いた。以来、お客様に真剣に向き合うようになったんです。以前は自分の売上数字が上がれば楽しかったけれど、お客様がもうかるとうれしい、と思うようになった。すると営業成績がぐっと伸びたんです」

当時、営業成績トップを争ったのが、現在は共同で代表を務める秦卓民だ。生嶋と秦は、新会社の役員に抜擢されたが、事業が軌道に乗らず、リストラの話が持ち上がった。若手が会社に残れるようにと、生嶋と秦は自ら身を引く形で退職。起業へと舵を切った。

ENERGIZE GROUP 代表取締役/CEO 生嶋 健太

6つの行動指針を定め、独自の企業文化を築く

十分な準備期間もなく、事業内容が定まらないままの船出だったが、理念はあった。社名のENERGIZEには「人を元気にする」「活力を与える」という意味を込め、事業化の基準は『思わず人に伝えたくなるか』とした。

とりあえずは持ち込まれる依頼をこなしながら、新規事業を模索し、「コスト削減事業」に目をつけた。当時はリーマンショックの影響が色濃く残っており、企業ではコスト削減ニーズが高まっていた。「お客様に喜ばれる事業」と確信した生嶋と秦は、前職の飲食店経営支援の経験を活かし、材料などの購買コストの削減を支援するコンサルティング事業を開始。「人とのつながり」を大切にする日本の慣習を重んじ、既存の取引先との関係を維持する仕組みを開発したことで、事業は軌道に乗った。

社員4人で年間1億2000万を売り上げるようになると、ほっとしたせいか停滞感が漂い始めた。しかし「もっと顧客に喜んでもらえるように事業を拡大する」と気を引き締め直し、コンサルティングの導入を検討。そこで『すごい会議』に出会う。トライアルで導入したところ、売上は約4倍の4億円に拡大した。優れたプロセスと成果を実感し、「このメソッドを広めたい」という想いに駆られて事業化を決めた。

事業の拡大に伴って中途採用を行い、組織は15名ほどの規模に拡大した。ところが次々と辞めていき、創業メンバー+1人しか残らない事態に陥る。彼らは、「何を期待されているのかわからない」と言って去っていった。生嶋は、理念や行動指針を言語化する必要性を強く感じた。

そこで定めたのが、6つの行動指針だ。「FAIL FAST(素早く失敗しているか)」「INTEGRITY(一貫性があるか)」「HUMAN CENTERED(人間中心に考えているか)」「UNREASONABLE(常識を凌駕しているか)」「ACKNOWLEDGE(すべてを承認しているか)」「BE SEXY(思わず誰かに伝えたくなるか)」――端的な言葉だが、そこに込めた想いを発信すると、理念に共鳴する人たちが集まってきた。採用や育成方針にブレがなくなり、定着率が向上。ENERGIZEならではの文化が築かれていった。

生嶋が、理念の浸透、文化の構築、人材育成などを主に担う一方、秦は営業戦略を立てて数字を追う活動を得意としている。タイプの異なる2人がそれぞれの強みを活かすことで、バランスのよい経営が実現しているようだ。


Profile

2002年東証一部上場コンサルティング企業に入社。25歳でマネージャーに昇格し、その後も年間MVPを数多く受賞。クライアント企業の役員を歴任し、29歳で独立。ENERGIZE-GROUPを創業し、「人、組織、プロダクト、サービスの可能性最大化」に注力。

Contact

ENERGIZE GROUP

東京都渋谷区神宮前 2-13-18 木村ビル 2F

http://energize-group.co.jp/

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