自らの挫折や経験から
企業の組織作りを支える
「人の相談窓口」

社会保険労務士事務所プロセスコア

山下 謙治Kenji Yamashita

所長

自らの経験も失敗も、ソリューションとして提供する

独立を視野に入れ始めたのは、勤務5年目のこと。コストを抑え、売上アップを重視する経営陣の考えと、顧客へのサービスを維持するために人材にはコストをかけるべきだという自身の考えが相容れず、軋轢を生んだ。

当時のことを振り返ると、「経営側の内情や状況を理解せず、狭い視野や情報に限られた選択肢の中での行動であった」と山下は反省する。このときの経験は、経営者としての今に生きており、スタッフには、単に売上を上げようというような声かけに終始せず、企業を取り巻く内的・外的状況や、どんなミッションに基づいて業務を行っていくのか、事務所をどうしていきたいのか、といった話を積極的にするようにしている。

独立からしばらくは、後ろ盾がないことを心もとなく感じ、組織で仕事をしているからこその強みが身に染みたという山下。それでも、5年の実務経験から「仕事を任せてもらえさえすれば、必ず成果を出せる」と考え、異業種交流会などに積極的に顔を出して地道に案件を獲得していった。業績が安定し、多くの顧客の信頼を集める今も社員の悩みは尽きず、顧客から医者の不養生だとからかわれることもあるという。だが、顧客と共に悩み、その過程で生まれたソリューションを仕事に生かしていくのも山下流だ。

「労働人口が減って少ない人数で成果を出すことが求められるようになると、社員が同じベクトルを持って、一致団結できる組織であることがなにより重要です。どんなに売上が上がっていても、経営者が知らないところで不満が溜まって人心が荒廃していれば、社員を定着させるのは難しいでしょう。従業員にとってもお客さんにとっても満足度が高い、バランスの良い組織づくり、教育の仕組みづくりというところを、これまでの経験と失敗をもとに付加価値として提供していきたいですね」

インタビュアーの目線

第一印象はもちろん、お話ししても人当たりはソフトで穏やかそのもの。それが取材を進めるにつれ、言葉の端々に沸々とした熱量を感じるのは、若い頃に辛酸をなめた経験がバネとなり、人生観や仕事観に投影されているからなのですね。ITツールを自ら積極導入し、士業というよりベンチャー経営者を思わせる柔軟さや先見性は、地場の企業にとって大きな支えとなっていくことでしょう。

インタビュー・編集/垣畑光哉藤巻史

撮影/木下将

Profile

1976年、熊本県生まれ。大学生の頃、社会保険労務士事務所と行政書士事務所を営む叔父の紹介で、中小企業の経営者を支える社会保険労務士の仕事を知る。人を笑顔にする仕事で、企業を通じて多くの方に貢献できると思い、社会保険労務士になる決意をする。従来の社会保険労務士の業務(労働社会保険手続代行業務や給与計算、助成金申請)だけではなく、コーチング技術を取り入れた人材教育を行い、企業組織の活性化や成長を支援。得意とする業務は創業支援や起業から5年目以降の発展期における組織強化・拡大時の仕組みづくり(求人募集から採用選考・就業規則等の社内ルール作成、職務権限規程、職務分掌規程、人事制度導入支援)。日本に古来伝わったインド・ギリシャ哲学や氣學といった東洋思想を取り入れた日本が誇る実践経営哲学を経営者や管理職とったリーダー層に伝える真學経営塾を主催している。

所有資格:社会保険労務士/行政書士/社会保険労務士・行政書士・マイケルボルダック認定コーチ・DiSC認定コンサルタント/日産鮎川義塾 師範代

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