MA(マーケティング
オートメーション)を軸に
「新しいマーケティング」
を創造する

株式会社シャノン 代表取締役社長 中村 健一郎

株式会社シャノン

中村 健一郎Kenichiro Nakamura

代表取締役社長

2017.11.17

700のマーケティング機能を
備えたプラットフォームで
7年連続 シェアNo.1
変わり続け、挑戦し続ける人が
仕事を楽しめる会社でありたい

企業と消費者の「幸せな関係づくり」がミッション

マーケティング支援のマーケットにおいて7年連続トップシェアを誇る株式会社シャノン(※ITR Market View:マーケティング管理市場2013~2017における売上金額ベースでの2010年度から2016年度の予測値シェア)。

同社が手がけているのは、「マーケティングオートメーション(MA)」。企業のマーケティングや営業活動をITで自動化し、効率的に行うための「シャノンマーケティングプラットフォーム」をリリースし、国内での導入実績は900件以上に達する。

クライアントには、NTTグループ、電通グループ、ヤフー、ソフトバンク コマース&サービス、野村総研、日立製作所、日本生命など、業界トップクラスの大手企業が名を連ねる。業種も、金融、不動産、通信、自動車、メディア、製造、教育、コンサルティングなど非常に幅広い。

「アメリカでは、MAを導入している企業は60%をすでに超えているといわれています。それに対し日本はまだ10%台。しかしながら、企業が営業活動をしていく上でMAは必需品であるという認識がどんどん広がっているのは、国内MA市場が急速に伸びていることからも断言できるでしょう」と、代表取締役社長の中村健一郎は語る。

MAとはどのような仕組みなのか、「マンション販売」を例にとってみよう。マンション購入を検討している人々はインターネット上で物件を検索し、資料請求をするケースが多数。不動産会社としては、実際にモデルルームに足を運んでもらい商談に持ち込みたいところだが、資料請求からモデルルーム見学まで進む確率は非常に低い。そこで資料請求をした人に電話でアプローチするが、ここでMAを導入している企業としていない企業に差が表れる。導入していない企業では、資料請求者リストに片っ端から電話をかけることになるが、導入企業では買ってくれる確率が高い人だけに、ピンポイントでアプローチができるのだ。なぜなら、MAによって、資料請求者がWebサイト閲覧時にどういう動きをしているかをつかめるから。より多くのページを閲覧したり、ローンのシミュレーションサービスを使っていたりする人などは興味レベルも購入意欲も高いと判断できるため、そうした見込み客のみに効率的に営業をかけられるというわけだ。

「求めてもいないのに電話営業をかけられた側は不快な気分になる。電話をかけて冷たくあしらわれた側もつらい。誰も幸せじゃない。だから私たちは、本当に関心が高い人と企業を適切につなぐ仕組みを提供しているのです。売り手の立場では、商品やサービスを購入してくれる人を効率的に見つけられ、買い手側にとっては無駄なコミュニケーションを減らすことができます」

上記はほんの一例。同社のシステムにはマーケティングに必要な700以上もの機能が搭載されている。それが1つのプラットフォームに集約されていて効率的に活用できる点が支持され、トップシェアにつながっている。

そして、シャノンのマーケティング支援サービスの強みは、そのシステムの性能だけにとどまらない。マーケティングをどのように進めていけば効果が出るのかを、クライアントと一緒に考え、創り上げていくところにある。

大企業ではジョブローテーションがあり、マーケティング担当者に関しては技術職のように専門職として育てられるケースは少ない。その点、マーケティング経験が浅い担当者でも短期間で成果が出せるため、シャノンの伴走的なサービスが高い評価を得ている。

「当社は、MAのベンダーという見方をされがちですが、『メーカー』であるつもりはありません。私たちのミッションはお客様のマーケティング上の課題解決です。課題解決が見込めないのに、MAは流行だからといって導入だけを勧めるようなことはするなと、社員にも話しています。MAはツールに過ぎません。そのツールを最大限活用して、あらゆる課題を解決することにこだわっています」

株式会社シャノン 代表取締役社長 中村健一郎

絶望の末に夢を見つけ出したとき、人生が大きく動き出した

子どもの頃はやんちゃなガキ大将だったという中村。あちこち駆け回って遊ぶ落ち着きのない子だったが、レゴブロックや自作ラジコンといった「モノづくり」には黙々と、集中して取り組んでいたという。

中学~高校時代はスポーツ万能で勉強もできる「優等生」。しかし、心には将来への不安を抱えていた。中学に上がる頃から、周囲には受験勉強に必死で取り組む友達が現れ、「その先に何があるのか」が気になり始めた。やがて「一流校に入れなければヤバい」という恐怖心を抱くように。それだけに、第一志望の大学に落ち、滑り止めで入った大学での生活をスタートさせた頃は「ヤケクソ感満載だった」と振り返る。バイトに明け暮れ、無茶な働き方をして身体を壊し、入院したこともあった。

就職を考える頃になると、真剣に進路を考えてもやりたいことが何も思いつかず、精神的に追い詰められた。

「『このまま生きていても仕方がない』と、本気で死のうと思いました。でも、ふと両親のことが頭に浮かんで…自分がいかに大切に育てられてきたかに気付いたんです。親のありがたみを実感すると、今度は『親がいない子もいるんだよな』と思うようになって、その子たちのために何かできることはないかと考えた結果、『親のいない子100人を育てよう』という目標が沸き上がった。人生で初めて『夢』を持ったんです」

それだけ大きな夢を叶える力は、会社員では手に入れられない。「経営者」にならなければ――そう決意した中村は仲間を誘い、資本金300万円をかき集め、大学4年のときにシャノンを立ち上げた。

この時点で中村はすでに「商売」の感覚を身に付けていた。それを養ったのは、家電量販店でのアルバイトだ。販売員として店頭に立ち、当時50万円ほどのノートPCなどを販売した。全国トップクラスの売上を連続で叩き出すと本社に呼ばれ、大学生ながら、販売員の採用や教育まで任されるまでになった。

「いいものが売れるわけじゃないということを、販売現場で実感しました。お客様の『ほしい』に応えてあげることが重要なんだ、と。ビジネスとは、決して難しいことではない。お客様が困っていることを解決してあげて、ありがとうと言われることをしていれば、お金は自ずとついてくるのだということを学びましたね」

起業間もなく、展示会などのオンライン申込みシステムの開発案件を大手企業から依頼された。知識も経験もなかったが、「できます」と即答し、勉強しながらシステムを構築した。一心不乱に取り組んだ結果、システム開発は成功し、経営は軌道に乗った。

その後、「MA」と出会い、「これからの社会に不可欠なもの」と直感。国内でMAを手がける会社は皆無の中、「誰もやらないなら自分たちでやろう」と真っ先に乗り出し、シェアを獲得した。

設立から16年。2017年1月、東証マザーズに上場し、一つの通過点をクリアした。起業の原点である「親のいない子どもを100人育てる」というビジョンに向け、ようやく具体的な行動を起こすことができそうだという。

株式会社シャノン 代表取締役社長 中村健一郎

Profile

1977年、奈良県生まれ。2001年、慶應義塾大学理工学部化学科卒業。2000年、大学4年時に有限会社シャノンを設立。イベント・展示会運営会社向けの管理システムを受託開発・販売事業を展開。2001 年、ASP型の製品をリリースし、2006 年にクラウドサー ビスの『スマートセミナー』、2010 年に 『シャノンマーケティングプラットフォーム』をリリース。2013 年2 月、中国・上海に、同 8 月に宮崎に開発拠点を設立。2016年、本社を東京都港区に移し、関西オフィスを設立。2017年、東証マザーズに上場。

Contact

株式会社シャノン

東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル4F

http://www.shanon.co.jp/

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