ワクワクすることに 思い切り取り組む

株式会社アイアンドシー・クルーズ 代表取締役社長 上村 一行

上村 一行Kazuyuki Uemura

株式会社アイアンドシー・クルーズ

代表取締役社長

2015.03.24

20歳で起業したのは「ごっこ」だった

当社は2008年の6月、31歳の時に立ち上げた会社です。最初に起業したのは20歳の時、大学の仲間6、7人で、自分たちで部品から組み立てたオリジナルパソコンを販売する会社でした。ホームページを作りたい企業も増えていたので、その制作もやりました。

この小さな会社をもっと大きくするためにはどうしたらいいのか、今ならインターネットで調べられますが、当時はまったく分からず、ひたすらビジネス書を読むようになりました。そして衝撃を受けたのが、大前研一氏の著書『企業参謀』(講談社文庫)です。この本には、経営に対する考え方や戦略の立て方が書かれていて、それを読んだ私は「自分は会社経営のことを何も知らない」と思い知ったのです。今思えばあれは「起業ごっこ」だったのです。

そこで、会社を続けることは断念しました。大学卒業後は就職し、一から学ぼうと決めてデロイト・トーマツ・コンサルティング(現アビームコンサルティング)に入社しました。当時、経営に関するビジネス書はコンサルティングファームが出版していることが多く、自分に必要な知識や経験を確実に得るにはその業界が一番いいに違いないと踏んだのです。

働いて学んだ3つの会社

新人のうちから、他の人より少しでも早くいろいろなことを吸収しよう、誰よりも早く上に行こうとがむしゃらに働きました。担当したプロジェクトは、どれも大手総合商社の経営改革に関連するもので、多くの事業を見ることができ、物流や決済の業務を一本化する業務設計等を手がけました。約3年間で、たくさんの経験を積み、面白い仲間とも出会えました。このまま海外へロールアウトするか、別のプロジェクトに移るかの選択をする時期が来た時に、自分の中で「やりきった感」があり、会社を辞めることにしました。
このタイミングで起業しなかったのは、ご縁をいただいてジェイブレインに転職したからです。起業家支援を行う、創業間もないベンチャー企業です。
当時はベンチャーというものがよく分かっていませんでしたが、社員が10人にも満たない時に参画し、会社がどんどん成長する過程を体験することができたのは幸運でした。仕事の内容も、常に新しいことへのチャレンジのため刺激的で、知識や経験を得ようと貪どん欲よくに働きました。この会社で役員として働いた経験は、後の独立に大きく役立ったと思います。
3年ほどここで働いてから、家庭の都合で退職し、これをきっかけに、現在の会社を立ち上げることになりました。


Profile

1977年福岡県生まれ。
大学時代にオリジナルパソコンの製造販売で起業。2002年4月、デロイト・トーマツ・コンサルティング株式会社(現アビームコンサルティング株式会社)に新卒入社。大手総合商社の全社経営改革プロジェクトにて、営業・会計・財務領域におけるコンサルティング業務、経営改革に伴う戦略的子会社設立コンサルティング等に従事。2005年2月、人材面・資金面にてベンチャー経営者支援を行う株式会社ジェイブレインに参画。同年6月、執行役員に就任。2008年6月、株式会社アイアンドシー・クルーズ設立、代表取締役に就任。

Contact

株式会社アイアンドシー・クルーズ

〒105-0004
東京都港区新橋1-18-16 日本生命新橋ビル5F
TEL:03-5510-8015(代表)
URL:http://www.iacc.co.jp/

関連書籍のご案内

書籍
「メンター的起業家に訊く 20代に何をする?」

20代だから人生は変えられる。今しかできないことがある。
成長企業のトップ26人に聞く、「いま20代の若者たちは、何をすればいいのか」をまとめたインタビュー集。

ご購入はこちら

週間アクセスランキング