逆張り起業家、そしてバイアウトモデル。GAFAをベンチマークしたBtoBプラットフォームの構築を目指す

CXOバンク株式会社

中村 一之kazuyuki nakamura

代表取締役社長CEO

逆張り起業家の誕生。株主集めはFacebookで

商社、コンサル、リーガル、そして次はファイナンスを学びにThe CFO Consulting株式会社にてCOOとして参画し約3年。このようにあらゆる業界でBtoBで成功体験を積み重ね、2018年8月、36歳のときにCXOバンク株式会社を立ち上げた。

起業した理由は、「周りの経営者を見ていて感じたことに、先輩から可愛がられ、後輩からも好かれるのは40歳までだ。そろそろ起業しないと手遅れになる。自分の賞味期限はあと3年しかない。多くの人に喜んでもらえる、自身が死んでも後世に残る、革新的な社会に貢献できるプロダクトを作ろう」と思ったことだった。突然の起業だったため、周囲からは大変驚かれたという。

そして中村は、次なる行動に移った。Facebook経由で先輩や友人の名だたる経営者中心に「ついに起業します。バイアウトモデル。発起人株主として10万円の種類株で出資をいただければ幸いです」というメッセージを送り、出資を募ったのだ。それは、「100万円以上の出資だと検討されるが、10万円であれば即決してくれるはず」と考えたからである。その結果、事業内容を直接伝えていないにもかかわらず、皆から「もちろん応援するよ」「バイアウトモデルで潔いね」「10万円だけでなくもっと出すよ」と反応があり、わずか一週間で発起人株主を集めた。本来は20名の予定が、結果急きょ参画したいと言ってくれる人もおり、最終的に25人となった。中村自身、これほど多くの経営者からの出資を募れるとは思っておらず、驚きとともに起業家として自信が更に付いた瞬間でもあったという。

こうして築いてきた強固な経営者との信頼により、『逆張り起業家』が誕生したのだ。

そして現在、自身の強みを活かした自社のプロダクトを開発をしている。それが経営者のためのBtoBプラットフォーム『CXOバンク』である。2019年4月1日にα版をローンチ。完全無料で利用できるとのことでα版にも関わらず、Facebookと口コミだけで全国の経営者に広がり、1か月間で1000名の登録者が殺到。プラットフォームの質を確保するために、これまでに培った多項目にわたる与信判断ノウハウをAI(人口知能)にも取り入れながら完全審査制にもしているという。

審査内容で興味深いのが、金融機関やFacebookのように審査チームを別途設けているということ。トップである中村は審査にはかかわらず、個人の意向を反映せず厳密で平等な審査体制を敷いている。24時間365日利用でき、平日だけでなく土日も毎日多くの経営者がこのプラットフォームを使い、事業提携・売上拡大・幹部採用につながっている。

Profile

CXOバンク株式会社 代表取締役社長CEO。経営者のためのプラットフォーム『CXOバンク』を開発運営。これまでにThe CFO Consulting株式会社 取締役COOなどベンチャー企業4社で役員を務め、社員50名で売上15億円、経常利益7億円のベンチャーを役員として作り上げた実績を持つ。