「IT」だけではできない、
真の意味での
「働き方改革」を実現させる

リスナーズ株式会社

松嶋 活智Katsutomo Matsushima

経営企画室

変革のカギは「自分を見つめ直す」&「人とつながる」

「以前は『働き方改革』の手段としてITツールの導入コンサルティングを行っていました。その中で気付いたんです。ITの効力には限界がある。働き方改革の本質というのは、いかに人が『その気』になれるかというところにあるのだと」

経営者や働く人々の「ストーリー」を発信するメディア『LISTEN』を運営するリスナーズ株式会社において、経営企画を務める松嶋活智。もともとは化学系の研究職だったが、「IT」と「コミュニケーション」への興味を強め、IT業界に転身。大手外資系IT企業で幅広い業務を経験した後、企業の「働き方改革」の支援に携わった。
企業と対話していると、その9割以上で共通の課題が浮かび上がったという。業務オペレーションや組織運営の課題を解決するツールをプレゼンすると、その効能に対しては納得を得られるが、最後に必ずと言っていいほどこんな質問をされた。「やる気がない人は、どうしたらいいんですかね。どうすればやる気になってくれるんでしょう」。
この部分が解決できなければ、本当の意味での働き方改革は成し得ない――そう実感した松嶋はこの答えを求め、セミナーや勉強会を渡り歩いた。その中で大きく2つのキーワードに気付く。一つは「リフレクション(内省)」、もう一つは「つながる」だ。

「本当は自分はどんな人間なのか。何がやりたいのか。何に情熱を抱けるのか。自分と向き合い、気付くことが大切なんです。この気付きは、実は自分を肯定する力を持っているような気がしています。そして、自分のことを誰かに正しく知ってもらうことで、自分に共感してくれる誰か、一緒に働きたいと思える誰かとつながる。その2つが揃えば、仕事をつまらないなんて思わないはずですし、成長に対して前向きになれると思うんです」

しかし、最新のIT技術をもってしても、そこに関与するのは難しい。ソーシャルメディアを通じて人同士が表面的につながるのは容易になったが、肩書や役職だけではその人の内面までは知り得ない。もどかしさを感じていたとき、リスナーズに出会った。
「インタビューを受ける」ことは自分自身の想いに気付く機会になるし、メディアで「自分はどんな人間か」を発信することで共感してくれる人を引き寄せ、つながるチャンスが広がる。2つを同時に達成できる手段だと感じ、参画した。

特に経営者に対しては「ビジョン、ミッションをもう一度見つめ直してほしい」と、松嶋は言う。IT企業勤務時代にも多くの経営者と対話した。「なぜITを使うのか」という理由・目的を深掘りしていったとき、根源に明確な「ビジョン」「ミッション」を持っている社長もいれば、それがない社長もいた。ホームページなどでは「理念」をうたっていても、適当に体裁を整えただけで「実」がないケースが少なくない。
ビジョン、ミッションがあやふやなまま小手先で働き方改革を進めても、定着や成功には至らない。何より社員を納得させることができない。松嶋は、社長と一緒にビジョン、ミッションを定義する作業も行ってきた。

「会社を創業したときには、皆さん持っていたと思うんです。けれど時代の変化に流されるうちに、見失われている。それを思い出してほしいんです。その機会として、リスナーズの『インタビュー』を活用していただきたい。ビジョンやミッションを表現することで、同じ志を持つ仲間が集まる会社になれば、さらに成長につながると思いますから」

松嶋が常に意識しているのは、自分が関わる人や会社の「価値を最大化する」こと。その会社、人の潜在的な価値を引き出し、その価値がより多くの人に伝わるようにする。それを自身のミッションとして、IT・マーケティングの知見を駆使した戦略を推進していく。


インタビュー・編集/青木典子  撮影/田中 振一

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