人と人をつなぐ力、
事業デザイン力を駆使して、
マーケットの創造へ

株式会社エイトランド 代表取締役 中川 勝弘

中川 勝弘Katsuhiro Nakagawa

株式会社エイトランド

代表取締役

経営コンサルタント


「誰と誰が出会えば幸せになれるか」を常に考える

「どうしたらこんなに広い人脈が作れるの?」「なぜこんなスゴイ人とつながってるの?」

中川勝弘は、そんなふうに驚かれることが多い。

中川は大学時代から父が経営するナイトクラブの経営を手伝い、店舗拡大を果たした。その後、ITベンチャー企業を創業。現在は経営コンサルタントとして、コスト削減、ビジネスマッチング、営業支援、ファイナンス支援、組織活性化など、幅広く経営支援を手がけている。

その中でも、長年得意としてきたのが「人と人、ビジネスとビジネスのマッチング」だ。飲食店やIT企業の経営者時代に手にした豊富な人脈を活かし、手を結んだらお互いに利益を生むだろうと踏んだ人と人、会社と会社を引き合わせる。

そんな「縁結び」役を務めてきたのは子どもの頃までさかのぼる。好きな女の子に気持ちを打ち明けられない友達がいれば「告白しちゃえよ!」と背中を押した。

「思ったことは素直に言うべきだと、その頃から思っていたんですね。今も私は好きな人には好きだと、尊敬する人には尊敬していると、言葉に出してきちんと伝えています」

学生時代にはあらゆるジャンルの本を読んだ。

中でも中川が「自分のバイブル」と評するのが、本宮ひろ志の漫画『俺の空』。大財閥の総帥の息子である安田一平が人生の伴侶を探す旅に出て、多くの人と出会いながら大人物へと成長していく物語だ。女性を次々と引き寄せてものにする魅力にも憧れたが、「人とつながっていくことによって会社が、そして自分自身が大きくなっていく」という世界観が中川の中に根付いた。

また、三国志や司馬遼太郎などの歴史小説にも熱中し、歴史上の人物の行動を真似た。

義を重んじ、自分の筋を通す前田慶次に強い憧れを抱いた。

「小説やドラマの主人公に影響を受けやすいんです。薩長同盟の話を読んで坂本龍馬の立ち位置に憧れた時期もありました。大学時代は家業のナイトクラブ経営を手伝っていたんですが、年に1~2回、自分が気に入っている男性たちだけを集めて、引き合わせる会を主催したんです。皆さんにすごく喜んでもらって、何だかすごいことをしている感覚を味わった。すごく楽しかった。その体験が後々の仕事のスタンスにつながっていったんです」

ベンチャー起業後は、成功して大金持ちになってこの世の「主役」になってやる、という野望を抱いた時期もある。しかし、そういう思いで仕事しても、うまくはいかなかった。自分が主役になろうとしてもどんなにもがいても、空回りに終わったり、落とし穴にはまったりすることもあった。「俺は主役になっちゃいけないということか」と悟り、この先、どうやっていこうかと悩んだ。

それでも、成功している人たちと一緒にいることが好きだった中川は、そういう人が集まる場所に頻繁に出かけた。そこにいるのは「主役」ばかり。「俺はこうだ」「俺なんかこうだ」という自慢大会が展開された。ふと気付くと「すごいですね!」と素直にほめたたえる「脇役」が自分しかいないことに気付いたという。

「そのとき思ったんです。『これってすごくいいポジションじゃん!』と。そこで、目指す立ち位置を、主役から脇役へ舵を切りました。『主役』たちを見ていると、彼らには『業界を変えてやろう』といった気概があり、アウトプットする力がある。その能力は自分にはない。でも、人の良いところや才能を見出す能力は誰よりも長けている。これを活かしていこうと考えたんです」

「つなぐ」から「不足を補って成果を出す」へ

中川は生来備えている「人の懐に飛び込む術」を活かして多くの人とつながり、その人たち同士をマッチングする活動に力を注いだ。人と人がお互いのエネルギーをぶつけ合うことで新しい価値が生まれる。その仲介役を務められることに喜びを感じていた。

しかし、2012年頃から違う想いが芽生えてきたという。

「人を紹介するだけでなく、確実に成果を出すところまでコミットしたいと考えたんです。そこからは相手が困っているところ、足りないところ、苦手なところなどネガティブな部分を汲み取って、自分がどのようにしてカバーしてポジティブに変えられるかを考えるようになりました」

中川がこれまで関わってきた会社は数千社に上る。その業種も規模もさまざまだ。それだけ多くの会社や経営者を見てきたからこそ、相手の状況を客観的視点で分析し、その強みと弱みを見極めることができる。

社長以外の人材が育っていないと見れば、「ナンバー2・3」になり得る候補者を見つけて教育し、長期成長の土台を作る。

社員が社長に遠慮して本音を言えていないと見れば、会議に同席し、社長の言葉を遮ってでも社員が思う存分に発言できる状況を作る。

社員のモチベーションが下がっていると感じたら、彼らが目指すべき「ゴール」のイメージを明確にし、お金だけでなく「心の報酬」となるものを考えて提示する。

商品が売れなくなった会社があれば、営業手法の刷新や他社との提携を推進する。

「この会社と組めば、事業を伸ばせるのではないか」とあたりをつけたら、その会社の社長に自らアポイントを取って会いに行く。

新規立ち上げ段階での会社では、若手営業担当者に顧客開拓の仕方を伝授するため、自ら電話アポ取りをして見せて手本を示す。

その会社がよくなるために必要なことなら、あらゆる役割を引き受けてきた。

株式会社エイトランド 代表取締役 中川 勝弘

Profile

1966年神奈川県横浜市生まれ。大学在学中、実父が横浜にて経営していたナイトクラブが焼失。留学を諦め、父の事業をサポートする傍ら、2000年にIT系ベンチャー企業を創業。データマイニングや通信等に関わるサービス提供を行う。3年後、代表を退任。以降、現在の会社であるエイトランドを設立し、飲食業界向けの経営コンサルティング・出店プロデュースを展開。現在は、介護事業、IT関連企業、医療関係にまで幅広く携わり、事業戦略立案、コスト削減やビジネスマッチング、営業支援やファイナンス支援など、経営に関わるコンサルティングを広く行っている。著書に『図々しいから愛される人脈術』(マガジンハウス)

Contact

株式会社エイトランド

横浜市中区海岸通4-17 東信ビル 8F-B
http://www.8land.jp/

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