「法律」の枠に とらわれない弁護士。 目標はクライアントの 「利益の最大化」

北・長谷見法律事務所

北 周士Kanehito Kita

弁護士

もっと多くの人を救うために、「士業」全体を盛り上げていきたい

北が数年前から力を入れているのが「士業」の支援だ。専門性が高く、ある種「職人」のような職業である士業は、内向きになってしまう傾向がある。依頼を待つという受け身の姿勢で、自分から「紹介してください」と声をかけたり、顧客獲得のための営業をしたりすることができない人も多い。それにより、仕事を得る機会を逸し、事務所経営に行き詰まる人々を見て腰を上げたのだ。

「弁護士だけでなく、士業業界全体に対して『もっと外を見よう』『もっと全体でレベルアップしていこうよ』と言いたい。業界のすごい人を称えるだけでなく、そういう人のノウハウを共有していくことが大事なんじゃないか、と。そうすることで業界全体のレベルが上がりますし、『士業ってもっといろいろできるんだ』ってことが認知されると思うんですよ。だから、士業の人々の助けになりたい。私が士業50人を救い、その一人ひとりが50社を救い、その50社が多くの人を雇用して…という先々を考えれば、『より多くの人を救いたい』という私の目標もさらに高いところに置けますから」

北は株式会社士業クラスタを設立し、弁護士に限らず複数の士業向けに開業・経営セミナーを開催。業界内だけではなく業界外から知見を得る機会も提供している。

例えば、「営業」のセミナーでは、保険や不動産のトップセールスを招き、顧客へのアプローチや信頼関係構築のワザを語ってもらう。一流ホテルの社員にはサービスのあり方を、複数事業を手がける実業家にはビジネスについて講演してもらうこともある。

「士業は基本的には職人であっていい。けれど、職人が職人のまま輝けるためには、職人以外の最低限の知識――営業やホスピタリティなども知っておくべき」というのが、北の考えだ。

「将来的には、士業のコミュニティのプラットフォームを作りたいですね。情報交換を活発化し、知識を高め合い、ビジネスに主体的に向かっていく。そんな士業の未来を拓きたいと思っています」

北・長谷見法律事務所 弁護士 北 周士

インタビュアーの目線

「よくしゃべるので弁護士っぽくないと言われる」とのご本人の談はまさにそのとおり。

快活でテンポのいいお話しぶりに、すっかり引き込まれました。弁護士になって最初の4年間、個人のクライアントに向き合い、悩みやつらい気持ちに寄り添って支え続けてこられたことで、相手を元気にさせるようなコミュニケーションスタイルを自ずと身に付けられたのではないでしょうか。法律家という以上に、人間的な頼もしさを感じられました。

インタビュー・編集/青木典子、宮本理司 撮影/出島悠宇

Profile

2000年、中央大学法学部法律学科入学。2005年、司法試験合格。2006年、中央大学法学部法律学科卒業。青山総合法律事務所、安藤武久法律事務所を経て、2011年 4月、きた法律事務所開設。2015年 9月、事務所名を北・長谷見法律事務所に変更。

著書に『弁護士 転ばぬ先の経営失敗談』『弁護士 独立のすすめ』『弁護士 独立・経営の不安解消Q&A』(共著)など。

趣味は飲食と和洋問わずファッション、読書。

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