「オフィス移転」を
「会社の成長の好機」
として活かす

株式会社ヒトカラメディア 代表取締役 / 取締役 高井 淳一郎 / 田久保 博樹

株式会社ヒトカラメディア

高井 淳一郎 / 田久保 博樹Junichiro Takai / Hiroki Takubo

代表取締役 / 取締役

2017.11.28

会社が目指す姿を実現できる
オフィスづくりを支援
都市と地方を結び、
「『働く』と『暮らす』をもっとオモシロくする」
サービスも提供

オフィス空間の提供を通じ、ベンチャー企業の成長に伴走する

成長中のベンチャー企業では、数年の間に数十人単位、企業によっては100人単位で従業員数が増えることもある。組織が拡大してオフィスが手狭になると、より広いオフィスへ移転する必要がある。成長スピードが速い企業の場合、新オフィスに入居後、わずか数ヵ月で次のオフィスを検討し始めるケースもあるという。

主にベンチャー企業を顧客とし、オフィスの選定・仲介、空間プランニングを手がけているのが株式会社ヒトカラメディアだ。

代表取締役の高井淳一郎は、「ただオフィス物件を紹介するだけではない。経営の視点や採用戦略をふまえ、『さらなる成長につながるオフィス移転』にこだわっている」と語る。

同社のオフィス移転サポートは、立地や広さなど希望条件に合う物件を紹介するだけでなく、契約~入居後にかかる内装コストなども考慮し、経営観点から合理的な方法を提案する。前の入居者の内装・設備をそのまま利用し、退去時に原状回復費用がかからない「居抜き物件」もその一つ。同社では業界でも先進的な取り組みとなる、居抜きオフィスの移転をマッチング&コーディネートする『スイッチオフィス』サービスも手がけている。

また、企業の成長のためには、社員がいきいきと働き、力を発揮できるような働く環境づくりが重要ととらえ、「空間プランニング」にも力を入れる。

「お客様の戦略を中長期にわたって支援するパートナーでありたい。経営や組織に対するコンサルタントとして、理想の組織づくりをお手伝いし、成長に伴走していきたいですね」

もちろん、顧客のニーズに応えることが大前提であるため、例えば『2ヵ月後に移転したい』といった急ぎの相談に対しては柔軟かつスピーディに対応する。しかし、基本姿勢としては、中長期視点でのパートナーという意識のもと、計画の初期段階で「どんな組織をつくっていきたいか」「企業として今後どうありたいか」というビジョンをたずねる。

例えば、「社内コミュニケーションを活性化したい」という企業には、あえて会議室の壁を可動のオープンラックに置き換え、オープンスペースを増やす提案をすることもある。目に入るところで議論や会話がなされ、それが盛り上がったり笑い声が響いたりすることで、対話がさらに活性化するような「空気」をつくれるのだ。またラックを動かしてスペースを開放し、イベントを開きやすいよう設計。そこでは活性化施策や採用イベントも実施しやすくなる。会議室用の壁をつくるコストを削減しつつ、ラックをロッカー代わりに使うことでスペースを効率よく使えるメリットもあり、導入する企業は多い。あるいは、自分の席に戻るルートを、あえて遠回りさせて人と顔を合わせるようにデスクをレイアウトすることで、さまざまなメンバーとからみやすくする方法もある。

目的達成のためには、什器や設備、その活用法を提案することも。例えば、デスクは幅が広すぎないものを選ぶことで、メンバー同士の物理的距離が縮まり、会話が自然発生しやすくなる。休憩スペースを畳敷きにして「ちゃぶ台」を置いたところ、あぐらをかいてのリラックスしたコミュニケーションが実現した企業もあった。また、ある企業からは「フリースペースにゲームを置き、メンバー同士が対戦することで交流を促したい」というアイデアが出された。そこで、高井は、実際に活用されるように「まず役員の皆さんが率先して遊んでください」と運用面におけるアドバイスをしたという。

ユニークな事例としては、「チームワークを強化したい」という企業の依頼に応え、郊外の一軒家をオフィス仕様に改装して提供したこともある。キッチン&ダイニングを利用して社員が一緒に昼食をつくり、一つのテーブルを囲むことで人間関係を密にする効果を狙った。「ホームパーティ」を開き、取引先を招いて交流を深めるという活用もされている。

株式会社ヒトカラメディア 代表取締役 高井 淳一郎 取締役 田久保 博樹

代表取締役・高井淳一郎

オフィス移転は社員皆が「自分たちのあり方」に向き合える好機 

ヒトカラメディアが現在のスタイルを築き上げたのは、創業直後に参画した田久保博樹(現・取締役)の影響も大きい。田久保はもともとWebメディアの編集者。そこで得た編集スキルを「空間づくり」というフィールドに応用している。

「一歩先にある『ビジョン』をいかにお客様と一緒に創るか。そのビジョンを、いかに落とし込んで表現するか。それを強く意識している」と田久保は言う。

高井と田久保は、クライアント企業の理想を実現するオフィスづくりに際し、その「プロセス」も重視する。社長やオフィス移転プロジェクトの責任者と自分たちだけで協議して進めるのではなく、時にはクライアントの社員たちも巻き込むことを推奨しているのだ。

「例えば、全社員でワークショップを実施し、『自分たちはどんな働き方がしたいんだっけ。するべきなんだっけ』をテーマに話し合ってもらいます。僕たちはワークショップの設計やファシリテーションを担いますが、主役は社員さんたち。一口に『気持ちよく働きたい』と言っても、つまりそれはどういう環境を指すのか、一人ひとりイメージは異なるはずです。個々がアウトプットし、お互いの考えを共有しながら、『会社のミッションを体現するための働き方とは』の答えを自分たちで考えてもらう。つまり、空間の要件定義を皆でやるということです。そうして大切なコンセプトが導き出されたら、次は再び僕たちの仕事。さまざまな方法を駆使して形にします」(田久保)

「オフィスの仕様やデザインは、多くの場合、経営陣の考えや好みで決められます。そこをあえてボトムアップ型にして、社員が一丸となってオフィス計画に取り組むのは貴重な体験となるでしょう。隣の席で毎日顔を突き合わせていても、概念的な話をする機会なんてめったにないですよね。だからこそ、オフィス移転というイベントを、お互いの価値観や考え方を理解し、チームや会社として目指すことを共有するチャンスとして活かしていただきたいんです。それに、自分たちの考えがオフィスに投影されれば、より主体的にオフィスを活用したり、仕事に取り組んでくれたりすることが期待できます」(高井)

株式会社ヒトカラメディア 代表取締役 高井 淳一郎 取締役 田久保 博樹

取締役・田久保 博樹


Profile

高井 淳一郎(写真左)

岐阜県出身。名古屋工業大学建築・デザイン工学科卒業。株式会社リンクプレイスで、オフィス仲介・構築、ビルオーナー向け新規事業開発に携わった後、ベンチャー保証会社の立ち上げメンバーとして参画。「働く」と「暮らす」の選択肢を増やすことが豊かさにつながるという信条のもと、2013年5月株式会社ヒトカラメディアを設立。代表取締役に就任して現在に至る。蓼科エリアとリトルワールドマニア。

 

田久保 博樹(写真右)

佐賀県出身。九州大学芸術工学部音響設計学科卒業。株式会社オールアバウトでメディアの編集や企画、広告制作、新規事業の立ち上げなどに従事。2014年、ヒトカラメディアに参画。企画・マーケティング、採用、組織戦略などを担当。趣味は旅と歴史とお酒とアウトドアと祭り。郡上八幡の徹夜おどりは4度の参戦経験あり。

Contact

株式会社ヒトカラメディア

東京都渋谷区桜丘町2-9 第1カスヤビル 5F

http://hitokara.co.jp/

週間アクセスランキング