
アジアのITマーケットを目指すインドネシアに商機あり!
2015.04.24
企業づくりは「場」づくり
さまざまな才能や個性が集まり、
化学反応を起こす「場」をつくる
高校生の頃から「起業」を意識していたという桃井。「社長」になるというより、「世の中に新しい価値を生み出したい」という想いが当時からあったという。
学生時代から起業し、さまざまなビジネスを手がけた。業績は順調で楽しく働いていたというが、インターネットが世の中に出てきたときに「これからはインターネットによって世界が変わっていく。絶対これをやりたい」と考える。そして、急成長中の通信会社に就職し、エンジニアとしての経験を積んだ後、29歳で再び会社を設立した。
「独自の価値を生み出す」ことを目指し、CRM(顧客管理・顧客との関係構築)のパッケージソフト開発をスタート。ソフトは多くの大企業で利用され、会社も50人規模の組織へと拡大させた。しかし、思うところがあり2012年に同社代表を退任。その後、新たに立ち上げたのがアジアクエストだ。
そのときの思いを、桃井はこう振り返る。
「気付いたら『普通の成長』しかできていなかった。ユニークな取り組みを行い、圧倒的な成長をしてこそベンチャーなのに、普通の成長に甘んじていた。今度こそは普通でない取り組みをすることで、圧倒的なスピードと成長を実現し、世の中にインパクトを与えたいと思いました」
その決意どおり、桃井はアジアクエストの立ち上げからわずか半年後、大胆な行動に出る。インドネシアのジャカルタに現地法人を設立し、現地のシステム開発会社に出資してグループ化したのだ。
日本のマーケットが縮小に向かう中、アジアとの関わりは今後いっそう深まっていく。継続的な成長のためにアジアへの展開は欠かせないと見越し、いち早く進出を決断した。
インドネシアを選んだ理由は、世界第4位の人口、日本の5倍の国土面積、高いGDP成長率――という市場規模の魅力。日本企業の進出も活発化している。「インドネシアでナンバーワンの日系ITサービス会社になる」という目標を掲げ、その実現に向かって邁進中だ。さらに、2015年にはマレーシアでも現地法人を設立している。
同時に、日本ではシステム開発やインフラ構築、そしてIoTサービスへと領域を広げ、現在、従業員規模は100名規模(海外も合わせると140名)に拡大した。
日本の顧客がアジアに進出する際にIT面のサポートを行う場合など、一つのプロジェクトに日本のメンバーと海外メンバーが共同で取り組むこともある。グローバルな感覚を養える環境であり、希望すれば海外事業に関わるチャンスもあるという。
1970年、東京都生まれ。大学時代に起業、後に大手通信会社でエンジニアとして経験を積み、1999年、イズ株式会社設立。2012年、アジアクエスト株式会社を設立。東京、福岡、インドネシア、マレーシアに拠点を持ち、システム開発を中心に幅広くIT事業を行う。
株式会社メディアハーツ
代表取締役
運を敬って、絶対に諦めなければ、 『必ず』成功できる!
ファーストヴィレッジ株式会社
代表取締役社長
オーナー経営者を応援する「伝説の営業マン」
ステキ・インターナショナル株式会社
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ジブラルタ生命保険株式会社
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キャリアも ワークライフバランスも 両輪での充実を手に入れる 可能性を引き出したい
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