お客様のビジネスに
新たな付加価値をつけ
パートナーとして歩む

三井情報株式会社

小日山 功Isao Kohiyama

代表取締役社長

与えられたミッションをとことんやりきることが成長の秘訣

子どもの頃から「やりたいと思ったことはなんと言われようとやる」という性分だったと言う小日山。「親からもやるなと反対されたことはない。よい環境で育ったと思います」と語る。情報工学を専攻し、大学院にまで進みながら、文系企業とされる商社への就職を選んだのも「やりたいこと」を優先した結果だ。当時は理系の学生が文系の企業に就職するのが流行っていた時期。銀行などがシステムの構築のために多くの理系学生を採用していたという風潮も手伝った。

「このまま何も考えずに就職をすると、単なるシステム要員になってしまうだろうと思いました。私は実家が商売をしており、ビジネスに興味があったのです。加えて映画好きで海外に憧れもありました。商社であれば海外に赴任できるのではないかと思ったのも、選択した理由ですね(笑)」

三井物産株式会社に入社し、エレクトロニクスの分野で経験を積んでいくことになる。海外赴任という希望もアメリカに6年、インドに3年間駐在することで叶えられた。特に、アメリカ駐在は自ら手を挙げて実現させたのだ。当時のお客様とジョイントベンチャー企業をつくることになり、米国での事業展開の構想が出た。「それならばアメリカで会社を興しましょう」と提案。自ら稟議書を書いて経営上層部に話を通し、渡米を果たした。

アメリカでは、文字どおりゼロからのスタート。土地勘もない場所で小日山自ら事務所を探して契約し、携帯電話やPCも一つひとつ揃えていった。立ち上げ当初は、ガランとした事務所スペースに自分で机を買ってきて仕事を始め、孤軍奮闘していた。そこから内装を整え、従業員を徐々に採用していくことで、会社は徐々に拡大。「小さな会社ではありましたが、30代で副社長というポジションも経験させてもらいました。そのときの学びが現在にも大いに活きています」と当時を振り返る。

その後インドへ異動の辞令が出た。「なぜインドなのか?」と驚いたが、「どこへ行っても自分のミッションを一生懸命やるだけ」という想いで赴任。インドの新しいエレクトロニクス企業に投資をするという事業に携わった。赴任中に目の当たりにしたのは、急発展している国の活力、エネルギーだ。道端に寝ているような貧困層が存在する一方で、ハイテクノロジーでアメリカの先進企業と互角に渡り合っている会社があるという現実。他ではなかなか得難い、貴重な経験が数多くできたと振り返る。

「常に『与えられたミッションをしっかりとやりきる』と自分に言い聞かせてこれまでやってきました。会社員人生では自ら手を挙げた仕事もあれば、インド赴任のように予想外の異動もありました。けれど、ミッションをやりきれなかったり、自分の思い通りにいかないとすねてしまったりすれば、そこでその人のキャリア、成長は止まってしまうように思います。多種多様な経験を積めたことが、現在の基盤にもなっているのです」

インドの駐在を経て、三井物産の子会社であるMKIの金融営業本部長に就任。アメリカ赴任中に副社長のポジションに就いてから、マネジメント職を歴任してきた。現在は、2000名近い従業員を率いているが、組織の規模に関わらず常に考えてきたのは「どうやったら一人ひとりの力を最大化できるのか」ということだ。

「力を最大化するには、まずは『やってみること』だと私は思います。私は『やりたい』と考えた瞬間に行動しています。できない理由を一生懸命考えている人もいますが、それよりどうやったらできるのかを考えればいいのです。そのために、様々な刺激を社員に与え続けるように意識してきました」

Profile

1989年東京工業大学大学院 総合理工学研究科修了。同年4月に三井物産(株)に入社後、SHIBAURA TECHNOLOGY INTERNATIONAL CORPORATION副社長、芝浦メカトロニクス(株)営業部長、三井物産(株)エレクトロニクス事業部装置事業室長、事業管理部金属事業管理室次長、インド三井物産(株)情報産業部長などを歴任。2013年6月に三井情報(株)金融営業本部長に就任し、執行役員 CTOオフィス技術統括、取締役副社長 執行役員 技術管掌を経て2017年4月に同社の代表取締役社長に就任。

Contact

三井情報株式会社

東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー

https://www.mki.co.jp/