新しい価値基準を創造し、
すべての人の適材適所を
実現させる

ディグ株式会社

守岡 一平 Ippei Morioka

代表取締役

逆境に立ち向かえる人とともに働きたい

その後、「自分の実力が社会でどれだけ通用するのか試したい」という気持ちから転職を決意。人にかかわる仕事に就くために、選択したのは株式会社マイナビだった。営業マンとしてテレアポを1日300件かけるなど、他の社員よりも圧倒的な仕事量をこなしていたが、​マネージャー時代に鍛えられた守岡にとってはまったく苦ではなかったという。その結果、2年目で主任、3年目で課長、5年目で部長に就き、30人のチームをゼロから築きあげ、売上10億円にまで成長させた。
マイナビで5年目を迎えたとき、同い年の経営者と出会い、「​このまま20、30年​営業部長を続けるのもいいが、どうせなら​経営者として​挑戦し​大成したい」という想いが芽生え、起業することを決意。2016年にディグを創設した。

守岡はディグのことを、「課題解決のため、社会に対して発言するメッセージ発信基地」だととらえている。メッセージ発信基地とは、『個人』ではなく『組織』として情報発信をしていくということ。そうすることで、さまざまなジャンルや人に影響を及ぼすことができるのではないか、と守岡は考えている。また、物事を興すときには自ら声を出し発信していた守岡。自身のそんな経験から、メッセージ発信基地としてディグが機能するために、今後は社員の増員を図っていく。

「現在18名の社員がいますが、それぞれ僕にない能力を持つ人ばかり。その一方で、それぞれ共通してどこかしらに明確なコンプレックスがあります。例えば、プロ野球選手になりたかったけどなれなかった人や、引きこもりだったけど社会に対してアクションを起こしたい人のこと。そんなコンプレックス​を​抱く人​が持てる強み、​『​逆境に立ち向かう力​』を​ディグで発揮してもらいたいです​」

コンプレックスを抱く人ほど、理想と現実のギャップに苦しみながらも他の能力やスキルを得るため努力してきた経験がある。​そんな人ほど課題に対する解決策を考える能力が高く、新たなアイ​デア​が生まれやすいと守岡は考えている。それは、守岡自身がエリート街道を思い描きながらも大学受験で失敗したり、自分の実力を過信しすぎていたりと、コンプレックスを抱き続けて生きているから。ただ、それがあったからこそ改善方法を考え、前に進むことができたのだという。
そうした『逆境に立ち向かう力』を最大限に発揮できる環境の一つに、ディグに根付く「直言文化」がある。直言文化とは、「自身の意見をその場で発言できる環境をつくる」ということだ。たとえ、入社間もない社員であっても遠慮なく発言でき、ともにサービスの質を高めていける環境がディグにはある。

また、社内で重視する価値観として、「意味報酬」を掲げている。給料が高いか低いかという「金銭報酬」ではなく、社会に対して「意味」のある仕事ができているかどうか。このような価値基準で仕事をとらえてほしいという想いを持ち、会社の成長、そして社員の成長への願いを実現しようとしている。

「​マネージャー時代に本質を察知し深堀りする能力が身に付きました。たしかに苦悩の連続でしたが、おかげで人はもちろん物事も深く考えるようになったんですね。だからこそ、人の優れている部分​や可能性​を​​発掘する、マーケットを深堀りするという意味を込めて英語で『掘る』という意味を持つ『ディグ』という社名にしたんです。そしてこれからは、ディグに共感し、逆境に立ち向かえる新たな人材とともに会社を大きく成長させていきたいです」

インタビュアーの目線

取材前に抱いていた若手経営者のイメージとは大きく異なり、実際にお会いしてみるととてもおおらかで、余裕を感じさせる方でした。取材中、同席した社員の方に話しかける言葉にも心配りを感じ、社内の雰囲気はとても温和であると想像できます。また、苦悩の中でも、そこから得られる教訓を見つけだし、改善していこうとする守岡社長の学ぶ姿勢を感じました。

インタビュー・編集/垣畑光哉、西野愛菜
撮影/渡辺健太郎

Profile

明治大学商学部商学科 卒業 新卒にて株式会社ホリプロ入社。タレントマネジメントに従事。株式会社マイナビに中途入社し、新卒採用のコンサルティングに従事。500社以上の新規開拓を行い、当時最年少営業部長に抜擢される。7期連続で個人だけでなく部署でも表彰される成績を残す。2016年ディグ株式会社設立。代表取締役就任。

Contact

ディグ株式会社

東京都渋谷区宇田川町10番2 いちご渋谷宇田川町ビル 9階
https://diginc.jp/