2年間で4つの新規事業を担当。
「ゼロから創る」へのチャレンジを続ける

ブルーコンシャス株式会社

黒瀬 浩之 Hiroyuki Kurose

16年間続けた水泳。常に「目標」を追いかけてきた

「これまでになかったものを、ゼロから創り上げていくのは楽しい」

総合エネルギー事業を展開するブルーコンシャスに、黒瀬浩之が中途入社したのは2017年2月のこと。以来、約2年の間に4つの新規事業立ち上げに携わってきた。

黒瀬が新卒で入社したのはオール電化システムを販売する企業だった。半年間営業を務めた後に人事部に異動したが、「もう一度営業がしたい」と考え、営業の中でも厳しいと言われる生命保険業界に転身する。当初は大手生命保険会社に所属していたが、それではその会社の保険商品しか販売できない。「一人ひとりの顧客に最適な保険を提案したい」という想いから、さまざまな会社の保険商品を扱う保険代理店に転職した。

しかし、会社が新しく打ち出した方向性に疑問を抱き始めた頃、代表の髙松との縁があり、ブルーコンシャスに入社。「未来がありそう。チャレンジできる環境がありそう」と感じての決断だった。

入社してすぐに任されたのは、黒瀬の前職経験を活かした保険事業の立ち上げ。その10ヵ月後にはEC事業の立ち上げを担った。

「社長に、『ネットショップを運営したらどうですか』と提案したんです。『僕は前職でネット集客の経験もあるんです』と。するとすぐに『じゃあ、任せるからやってみよう』と。そうしてECサイトをオープンするとともに、水素発生器の販売事業の立ち上げも手伝い、今年に入ってからは法人向けの新規事業に取り組んでいます」

現在、4つの事業を並行して進める黒瀬。当然楽ではないが、目標に向けてチャレンジを続ける姿勢は、子どもの頃から身に付いたもののようだ。

黒瀬は小さな頃から大学4年まで「水泳ばかりやっていた」という。本格的に始めたのは中学からだが、最終的には目標としていた世界大会の選考会も兼ねた全日本選手権に出場。

「根底にあったのは『モテたい』という下心(笑)」と冗談めかすが、常に上の目標を追いかけ、地道な鍛錬を重ねてきたのだ。社会に出てから営業職に魅力を感じたのも、成果が明確な数字で表れるという点で、性に合っていたのかもしれない。そして今も、「新規事業を成功させる」という目標に向けて走り続けている。

これまで立ち上げた事業には、まだ軌道に乗せられていないものもある。しかし、社長から追い立てられることはなく、「長い目で見てもらっている」のだという。

今、もっとも注力しているのは法人向け事業の拡大だ。ブルーコンシャスはこれまでエコ関連商品を一般家庭や個人顧客向けに販売してきたが、中小企業の顧客も開拓していく。

コスト削減策としてLEDや新電力などの活用法を紹介する一方、売上アップにつながる商品も提案する。例えば、水素発生器をエステサロンや整体院などに導入してもらうことで他店と差別化する、あるいは大型LEDテレビを商業施設内に設置することでスポーツイベント時などに集客アップを図る——といったようにだ。

「全国には380万社ほどの中小企業があり、その多くが10年以内に倒産するというデータがあります。そんな中小企業の収益力を高めることで、『地方創生』にもつなげていきたい。当面は仲間たちと共に、その実現を目指します。そして軌道に乗ればメンバーに任せ、僕は次のチャレンジに向かいたい。この会社ではこれからも新しい事業アイディアがどんどん出てきて、突然『やってみるか』と振られることもあるでしょう(笑)。大変だとわかってはいても、僕の答えは常に『YES』であり続けると思います」


インタビュー・編集/青木典子

撮影/篠原沙織