医療を軸に、
笑顔で出産や育児ができる
社会の実現を目指す

有明こどもクリニック

小暮裕之Hiroyuki Kogure

理事長 有明院院長

小児科医の道を選択。「予防医療」への意識が高まり開業へ

最終的に小児科を選ぶ決め手になったのは、大学時代に聞いた「小児医療の現場に人が足りない」という話だった。日本の未来を担う子どもたちの健康を守る医師が足りないという深刻な問題の裏側には、仕事自体がきつい上、要求水準が高い親が増えてきて対応が難しく、薬や検査が少ないから給料も安いという事情がある。それを聞いたとき、「それなら自分がやろう」と思った。なり手が少なければ、それだけ希少価値も高いと考えた。
また、病院見学実習で見た小児科の光景も脳裏にあった。集中治療室にいる赤ちゃんのベッドの枕もとに、ご両親の写真やお守りが置かれていたのだ。「家族に愛され、慈しまれている子どもたちを救う」――そんな小児科医の仕事をとても尊いものだと感じていた。

その後、日本の成育医療・研究の中枢を担うナショナルセンターであり、現代医療における最先端の情報が集まる成育医療研究センターに出向し、一般の医療機関では得られないさまざまな知識を得る。
特に衝撃を受けたのが、当時WHOの統計で、日本の乳幼児の死亡率が先進国でワースト2位であるという事実だった。「日本の小児医療は世界でもトップレベル」と思っていた小暮は、驚きとともに、何とか小児の死亡例を減らしたいという一心で救急救命や集中治療を重点的に学ぶ。中でも小児の二次救命処置に関しては、米国心臓協会(American Heart Association)が米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)などと協力して提唱している小児二次救命処置法「Pediatric Advanced Life Support(PALS)」の研修を受け、インストラクターとして教えられるまでになった。

旭中央病院に戻った後、重篤な病気に罹患している子どもたちの治療を担当。その中で小暮は、手を尽くしても救えない子どもが多数いる現実を目の当たりにする。
「子どもたちが苦しむ前の段階でなんとか救ってあげたい」。そんな想いから「予防医療」への意識が高まり、一次医療に携わることができる開業医を志すようになった。
町のクリニックでは、軽い怪我や風邪などで受診した子どもたちを診療しながら、子どもたちの家族に対してより重い怪我や疾患の予防を啓発することができる。保育園や保健所での活動を通して、近隣の開業医を含めた地域全体の予防意識を高めることもできる。そう考え、医師になって8年目、開業の意思を固めて病院を退職した。

開業にあたり、「どんな人たちの助けとなりたいか」を考えたとき、「子どもの健康を願う、働くパパとママ」と定めた。そこで、開業エリアとして、共働きの若いファミリーが多い「有明」を選んだ。開業後は、夏祭りなど地域のイベントにも積極的に参加。ブースを設けて育児の悩み相談に乗り、地域の人々が抱える育児の課題を吸い上げた。
こうして他の病院やクリニックが行っていない「日曜日も診療」や「朝9時から21時まで診療」、スケジュールの見通しがつきやすい「時間予約システム」など、働くパパとママが利用しやすい仕組みを整えていった。

小暮 裕之さんの著書

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Profile

2003年、獨協医科大学卒業後、総合病院国保旭中央病院に臨床研修医として勤務。2005年より国立成育医療研究センター総合診療部レジデント。2008年、総合病院国保旭中央病院に戻り、小児科医を務める。2009年、同院の主任医員、国立成育医療研究センター 放射線診療部放射線診断科の臨床研究員を併任。2010年、有明こどもクリニック有明院を開業し、2016年に豊洲院、2018年には勝どき院を開業。「笑顔で安心して出産や子育てができる社会を創る」を理念として、多院展開を図っている。

Contact

有明こどもクリニック

https://child-clinic.or.jp/
<有明院>東京都江東区1-4-11 ブリリアマーレ有明クリニックステーション1F

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