建築×Webで
「空間づくり」に
新たな価値を生み出す

株式会社TRUST

山口 一Hajime Yamaguchi

代表取締役

TRUST(信頼)を大事にしてきたからこそ、今がある

「人が笑っているのが好き」という山口は、子どもの頃から友達を笑わせていたという。一つのことをやり始めると夢中になる「職人気質」でもあった。保育園に通っていた頃は『泥ダンゴ』作りに熱中し、誰よりもきれいで固い泥ダンゴを作り上げて友だちから注目された。高校時代は音楽にハマり、プロのDJを目指した。機材やレコードを買うためにバイト三昧の日々を送り、とうとう高校を辞めてしまうほど本気でのめり込んだ。

そんなある日、友人に「人手が足りないので手伝ってほしい」と頼まれたのが建築測量の仕事だった。建物の柱の中心線や床・壁などの内装仕上げの位置を建築図面通りに現場に記す仕事である。

当時19歳。仕事を始めるとすぐにチーフとして仕事をまかされるようになり、24歳のときには、社長から『山口はもう自分で仕事ができるから独立したほうがいい』と勧められた。背中を押されて独立を決めたが、それが自分の本業だとは思っていなかった。あくまでプロのDJになることが目標であり、融通が利く働き方ができればいい、という考えだった。

というのもその時期、山口は夢を実現するチャンスをつかみかけていた。ある大手イベント会社のプロデューサーから、「次のイベントでうちの役員を呼ぶ。そこでOKが出ればプロとして契約しよう」という話を持ちかけられていたのだ。

ところが、その「次のイベント」の日が、独立して初めて受注した現場の施工日と重なってしまった。測量の仕事をとるか、チャンスの舞台をとるか。厳しい選択を強いられた。

しかし山口は、それほど迷うこともなく、現場に行くことを選択したという。

「前の会社から僕を慕ってついてきてくれた2人の後輩がいたんです。そのうち1人は結婚して家庭を持っていました。そんな彼らを裏切るわけにはいかない、と。DJの道は、プロの一歩手前まで行けたのだから、いつでも戻ることができるという気持ちもありました。とはいえ、家庭持ちのスタッフの家に初めての子どもが産まれるという話を聞いたとき、そんな気持ちもフッ飛びましたけどね」

DJへの未練はなくなった。音楽との二足のわらじでやっていけるほど、ビジネスの世界は生やさしいものではない。山口は、経営者として本気で打ち込んでいくことを決意する。

株式会社TRUST 代表取締役 山口 一

Profile

1980年、千葉県生まれ。プロのDJを目指して高校を中退。複数のアルバイトを掛け持ちしながら、夜はDJ活動を続ける。建築測量会社に入社し、2004年、独立。DJとしての人生よりも、経営者として仲間の人生に責任を持ち、仲間と共にビジネスを創ることに面白みとやりがいを感じ、2010年、株式会社TRUSTを設立した。

Contact

株式会社TRUST

東京都多摩市 山王下1-12-12 福満ビル2F

http://trust-line.co.jp/