蓄電池を中心とするエネルギー事業を軸に、「社員の成長」につながる新規事業を拡大

ブルーコンシャス株式会社

髙松 豪Go Takamatsu

CEO 代表取締役

稼ぐことより、仲間と喜び合えることのほうがうれしい

高い営業実績が評価され、入社1年半で本部長に就任。初めてメンバーのマネジメントを経験する。当初は18名のチームだったが、会社の拡大と自身の昇進に伴って部下が増え、最終的には営業150名のメンバーを統括した。

その過程で髙松は、自分が稼ぐこと以上に、「メンバーの育成」にやりがいを見出すようになったという。自分が成功してきたやり方をメンバーに教え、メンバーが実行する。そうして初契約を獲得して喜んでいる顔を見ると、胸が熱くなった。

「メンバーが成長し、目標を達成して喜び合えることが、自分にとって一番うれしいことだと実感したんです。それは起業後も、そして現在も変わりません」

社内で高いポジションに就きながらも、より自由に事業に取り組みたいと考え、2011年1月に起業。前職と同様、「オール電化」を商材として1人で営業を始めた。

その2ヵ月後、東日本大震災が発生。福島の原発事故を受けて「自然エネルギー」への注目が集まったことから、太陽光発電を主力商品にすえた。軌道に乗り始めたところで、「髙松さんと一緒に働きたい」という、メンバー8人を迎え入れた。

「前の会社より、いい会社にする」。社員への責任を担い、髙松は働きやすい制度・風土づくりを意識した。前の会社では、プライベートより仕事を優先させることが求められる雰囲気があり、休暇も取りづらかった。「家族の応援があってこそ、仕事も頑張れる」と考えていた髙松は、ブルーコンシャスを設立後、家族を大切にできるような制度を整えた。子ども手当を支給するほか、子どもの運動会や授業参観では有給休暇とは別に特別休暇を付与するなど、社員の家庭生活も支援している。

そして、髙松が前職時代から一番大きく変えたのが「マネジメントスタイル」だ。

前の会社にいた頃は、『オレについて来い』というタイプのマネジャーだった。自分が成功を収めた手法や経験を教え、「この通りにやってみろ」と一方的にアドバイスを与えた。

そうしたやり方で成果は挙がったし、メンバーの営業スキルも伸びた。

しかし、あるとき、「本人の持ち味を活かす」「自分で主体的に考えて行動する」ことのほうが、成長スピードを加速させることに気付く。以来、自分からは指示を出さず、メンバーたちに任せるようになった。今では各部門の運営方針も戦略も、それぞれのマネジャーに権限委譲している。

「財を残すは下、業を残すは中、人を残すは上」という言葉がある。明治期に官僚・政治家として活動した後藤新平が死に際に語ったと伝えられ、今も経営者の指針として挙げられる言葉だ。髙松もまた、自分が財産を築くより、会社を後世まで存続させるより、「人を残したい」という想いが強いという。だからこそ、人材採用も積極的に行い、教育にも力を入れる。

「1000万円稼ごうが、1億円稼ごうが、僕は一切満たされない。それよりも『人』なんです。もちろん会社として利益を挙げ続けるのは必須課題ですが、お金のことは先々どうなるかなんて見えない。けれど、人の成長は5年後、10年後に明確に見えます。僕はそこに投資をしたい」

人の成長のために、仲間・チームの存在が重要だと、髙松は考える。一人ひとりは弱い存在でも、仲間がいて、チームで力を合わせることで本気度も高まり、達成感も大きくなる。それが人の成長を加速させるのだ、と。

Profile

福岡県出身。オール電化システムを扱うエネルギー会社にて15年間、トップセールス、営業本部長として勤務した後、独立起業。2011年ブルーコンシャス株式会社を設立する。東日本大震災を機に、自然エネルギーの重要性に着目し、太陽光発電の事業を開始する。

現在は総合エネルギー会社として、太陽光発電システム(住宅用)、風力発電システム、住宅のスマートハウス・リフォーム、オール電化システム・蓄電システム、LED・省エネ商品など幅広く手がけ、全国に支店を展開。

Contact

ブルーコンシャス株式会社

大阪府大阪市北区中之島2丁目3番33号 大阪三井物産ビル13F

http://blue-c.jp/