日本の商品をシンガポールで販売するには、さまざまな工夫が必要

シンガポール在住のコスメ&フード・ディストリビューター  フランシス & ジャニス

フランシス & ジャニスFrancis Chia and Janice Ong

シンガポール在住のコスメ&フード・ディストリビューター

2015.04.02

HOKKAIDO SHOWCASEのスープやゼリーに注目

現在私たちは、シンガポールでコスメやフードなどのディストリビューターをしています。以前はドイツで生活をしていたのですが、高価格低品質の商品がシンガポールに沢山入っていることに愕然とし、もっとハイクオリティのものを市場に送り出すためにシンガポールに来ました。

主にイタリアやフランスのコスメを扱っていますが、日本のプロダクツはまだ経験がなく、シンガポールで行われた「北海道フェア」を通じて興味を持つようになりました。そこで出会ったのが、HOKKAIDO SHOWCASEのスープやゼリー、お砂糖のスクラブです。シンガポールには忙しい人が多いので、すぐに作れて食べられるスープやゼリーは、とてもニーズに合っていると思いました。お砂糖のスクラブも魅力的です。塩のスクラブが多い中で、お砂糖のスクラブというのはとても珍しく、粒子が細かく肌への馴染みも良好です。シンガポール人はスキンケア商品にとても興味があるので、是非扱いたいと思いました。

ハラール加工や賞味期限の調整などが、これからの課題

シンガポールの人々にとって「日本の商品は扱いにくく、難しい」という印象があります。たとえばコスメティック関連についていえば、日本の商品は価格が高い上にネーミングも呼びにくく、英語表記されていないので使い方がよくわかりません。その点韓国のコスメは価格が安く、ネーミングや説明が英語表記でわかりやすく、有名人を広告塔に使っているのでトレンディなイメージがあります。

シンガポールで日本の商品を販売する場合は、年齢や人種・宗教などを踏まえて、どういったものが受け入れられるかを考えた方がよいでしょう。まずシンガポールにはムスリムの人たちが多く、その人たちはハラール加工された食品ではないと手に取りません。

また、日本製品は賞味期限が6か月など短いものが多いのですが、これも問題です。シンガポールの人々にとって、賞味期限が長いというのは絶対条件なのです。なぜなら、シンガポールの人々は歴史的な背景もあって、「もしかしたら他国に侵略されるかも知れない」という危機感をいつも持っています。そのため、有事の際に保存の効く食品を家に置いておきたいという気持ちが強く、2~3年くらいは賞味期限がないと受け入れられないでしょう。パッケージについても、日本の商品のパッケージは小さく、他国の商品と並べて見劣りがします。中身は別として、せめてパッケージだけでも大きくすることで、印象がかなり変わるのではないでしょうか。



「北国からの贈り物」

EC事業・食品の卸事業を通じ、北海道の魅力を国内外に発信している
株式会社北国からの贈り物の国内・海外に渡るインタビューを掲載しています。

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