「スポーツの秋」と呼ばれる理由は、はっきりと分かっていないそうですが、抜けるような秋晴れの空と涼しげな風吹くこの季節にスポーツがぴったりなのは、多くの方が同意するところでしょう。実際、1964年の東京オリンピック開会式が10月10日に制定されたのは、その日が晴れる可能性が高かったからだそうです。
ビジネスシーンでは、ときに野球やマラソンなどを例にとったスポーツのメタファーに出会います。きっとそれだけスポーツとビジネスには共通点があるのでしょう。チームプレー、忍耐力、戦略や駆け引き。多くの経営者やビジネスマンがスポーツに熱中するのも不思議ではありません。
今回は、「スポーツの秋」にちなんでビジネス最前線で戦う方々が日頃親しんでいるスポーツをご紹介します。
「もともとはテニスなんてするもんかと思っていましたけどね」と笑うHENGGE株式会社の汾陽(かわみなみ)さん。大学のサークルがきっかけで偶然始めたテニスを、いまも続けています。
夏や秋のシーズンには学生時代の仲間とテニス旅行へ出かけて汗を流しているそう。「先日、シンガポールに引っ越したのですが、どのマンションにもコートが併設されているので仲間から早速誘われています」と、新天地でテニスを楽しむ汾陽さんが想像できます。
いまはゴルフにも興味があるそうですが、あえて手をつけていないと語ります。「絶対におもしろいはずです。でも一度始めるとコストと時間を注いじゃうんですよね、きっと」とテニスに魅せられた学生時代を思い返すようにお話してくださいました。
社会人のバドミントンサークルを2013年頃から主催する工藤社長。登録者は90名を超え、平日の夜や休日に集まって活動しています。バドミントンは腕力だけでは勝てない駆け引きのスポーツ。ベンチャー経営との共通点は「落ち着いた者勝ち」なところだそうです。
メンバーには経営者仲間もおり、大事な意思決定で迷うときは相談することも。「よく顔を合わせているので、悩んでいると表情でばれちゃうんですよね」と工藤社長。一方で、バドミントンは仕事から離れて「社長と呼ばれない時間」としても必要だと言います。
工藤社長は定期的に大会に出場するほど熱心に取り組んでいます。「スポーツをするとお酒に手が伸びる前にばたっと寝ちゃうので、健康にもいいんですよね。だから無理にでも時間をとって、汗を流しています」と笑います。
「始めてから17~18年経つでしょうか」。轟社長は継続してキックボクシングに打ち込んでいます。もともとはサッカーを楽しんでいたものの、社会人になるとチームスポーツは人数集めも大変。最初は、一人でもできるからとキックボクシングを始めました。
年明けには40歳以上が参加する試合にも出場予定とのこと。「いまは試合に向けて体力づくりをするために毎日ランニングをしています」と語る轟社長は大きな情熱をキックボクシングに注いでいるように見えました。
「経営者には忍耐力が必要です。格闘技はまさに己を鍛えるスポーツ。経営に必要なものもたくさん詰まっていると思います」。轟社長にとって、経営とキックボクシングに求められるものにはたくさんの共通点があるようでした。
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