挑戦して失敗して、取り返せるのが20代
株式会社トレジャー・ファクトリー 代表取締役社長 野坂 英吾

株式会社トレジャー・ファクトリー

野坂 英吾Eigo Nosaka

代表取締役社長

2015.03.24

父を超えるために「社長」を目指す

大学を卒業した1995年にトレジャー・ファクトリーの1号店をオープンして以来、リユースビジネスを手がけています。今ではアパレルに絞った店舗や、古着のアウトレット業態、スポーツ・アウトドアなどに専門特化した業態も展開中です。

起業のために具体的な活動を始めたのは大学生の時ですが、「将来は社長になる」と公言したのは中学2年生の時です。そのきっかけは「父を超えたい」という思いでした。

父はバイタリティの塊のような商社マンでした。父の仕事の都合で、2歳から10歳までシンガポールに住んでいたのですが、海外にいると取引先の人を家に呼びホームパーティーを開く機会も多く、父の仕事ぶりを間近で見ることが多くありました。そして、「自分が父と同じ道で経験を積み重ねても、とてもかなわない」と思うようになりました。

小学5年生で帰国してからは、多民族国家のシンガポールとはだいぶ違う環境に違和感を覚えました。いろいろな人種や文化、宗教が共存し、多様な考え方や生き方がある国で過ごしてきたので、何かにつけて常識的なラインが用意されていることに戸惑います。だからこそ、このままではいけないという気持ちが芽生えたように思います。そして、中学2年生で、「父を超えるためスタートラインを変えて、社長になろう」と決めたのです。

ギャップを埋めていくために

社長として成功すれば、少しは父に認めてもらえるかもしれないと思ったのですが、私のイメージする社長は60歳くらいで恰幅が良く、「俺についてこい」というような頼りがいのある人物像でした。対照的に、私は人前に出て話すことが苦手で、人の後についていくほうが多いくらいで、理想の社長と自分とのギャップはかなり大きくありました。それでも、「社長になる」と口に出して言うようになったことで、「人をまとめていくリーダーの経験をしなければ」と、高校では野球部のキャプテンを、大学では学園祭の実行委員長を務め、自分なりのリーダーとしてのあり方を模索していきました。

大学に入ってからは、「社長になる」は「会社を作る」という言葉に変わり、起業に興味を持つ学生たちとも知り合えるようになりました。起業の宣言をしていると、「できるわけがない」と一刀両断する人もいましたが、それでも言い続けたのは、宣言したことにより人や情報が集まってくるからです。起業を考えている人のための勉強会や講演会の情報や、「この人が応援してくれるかもしれないから会ったほうがいい」といった話まで、周りが気にかけて教えてくれるようになりました。


Profile

1972年神奈川県生まれ。
2歳から10歳までシンガポールで過ごす。バイタリティのある商社マンだった父を超えるため、中学2年生から社長を志す。学生時代の量販店でのアルバイト経験からリサイクルビジネスの可能性を確信し、大学卒業と同時にトレジャー・ファクトリーを設立。幅広い品揃えで、しっかりとクリーンアップされたリユース品に保証をつけて販売する、新しいタイプのリユースショップの草分け的存在になる。2007年12月26日東証マザーズ上場。

Contact

株式会社トレジャー・ファクトリー

〒121-0816 東京都足立区梅島3-32-6 第8矢野新ビル8F

TEL:03-3880-8822

URL: http://www.treasure-f.com/

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