不動産ビジネスの
プラットフォームとして
社会に影響力を持つ
大企業になる

リビン・テクノロジーズ株式会社

川合 大無Daimu Kawai

代表取締役社長

「1000人企業」に育てるプロセスを、仲間たちとともに

ネット広告代理店事業からスタートしたが、数年後、岐路に立たされた。他の創業メンバー2人と方向性が分かれたのだ。

「新しいものを生み出そうとすれば、当然意見がぶつかり合うこともあるし、ハードワークをこなさなければならない時期もある。そんなとき、他のメンバーからは『余計な負担を負う必要はない、和気あいあいと働ければいいんじゃないか』という声も挙がりましたが、僕自身の考えはそうじゃなかった。何としても会社を大きくしたい。そのためにも新たなチャレンジをしなければならない、と」

しかし、中核メンバーを失うと、拡大どころか社員数も売上も激減。業績が低迷するベンチャー企業の社長は立つ瀬がない。信頼を失った川合と残った社員の間に大きな壁ができていった。経営者としての未熟さを痛感した川合は、ビジネス書を読み漁り、いくつもの経営者向け研修に参加し、幅広い知見を取り入れた。その中で最も心を打たれたのが「社長1人の力で儲かる会社を作り上げらなければ社員はついてこない」という言葉だ。

「自分が誰よりも行動する」。それを肝に銘じた川合は、それを実践してビジネスモデルを洗練させていった。その後いくつかのプロダクト開発に取り組む中、成長の兆しが見えた不動産売却査定サイトに社内リソースを集中特化し、軌道に乗せるに至ったのだ。

そして、2019年6月28日、東証マザーズへの上場を果たした。これで『1000人の会社にする』目標達成の確度は一気に高まった。

「ここまで成長させたプラットフォームを活用して、さらに進化を遂げていくフェーズに入りました。これまでは社長である僕が主導してきましたが、メンバーたちもどんどん自走して新しいものを創っていってほしい。『こうしたい』という理想を持っていて、それを実現する意欲を持っている人に仲間に加わってほしいと思います。とはいえ、僕はサボる気はまったくないし、一生引退するつもりもない。新しいアイデアを生み出し、『どうすればそれを実現できるか』を考えるのはワクワクするから、挑戦をやめたくありません(笑)」

これからも「メガベンチャー企業へ育て上げる」という目標をブレさせることなく、1000人規模への成長を目指す。

「上場は単なる通過点に過ぎません。目標達成の確度を上げることを目的に実施しました。世の中にインパクトのあるプロダクトを自分たちで創り上げ、そのプロセス自体にやりがいと誇りを感じる仲間が増え、さらに目標達成に近づいていく。一緒に会社創りを楽しめるメンバーたちに集まってほしいと思います」

インタビュアーの目線

「会社を大きくしたい」「社会にインパクトを与えたい」。口だけなら誰にでも言える目標ですが、それが「漠然とした願望・理想」ではなく、「揺るぎない意志」であることが、言葉の端々や表情から感じられました。そして、目標達成に向けて学びと戦略を着実に前進させる姿勢。そんな現在の姿に、辛かった剣道の稽古から逃げることなく努力を続け、基本に忠実であることを学び、花開かせた少年時代の姿が重なりました。

インタビュー・編集/青木典子

撮影/新見和美

Profile

東京農業大学卒業。ニチモウ株式会社、バリューコマース株式会社、株式会社サイバーエージェントを経て、2004年1月、株式会社シースタイルを設立し、代表取締役に就任。2006年よりバーティカルメディア事業をスタートし、大阪・福岡へも拠点を拡大。2018年6月、リビン・テクノロジーズに社名変更。

Contact

リビン・テクノロジーズ株式会社

東京都中央区日本橋堀留町1-8-12 さくら堀留ビル8F

https://www.lvn.co.jp/