リスン通信

会社案内の必要性|ホームページがあるのになぜ必要なの?

更新日:2019年03月13日

 
かつて筆者は次のように疑問を持ったことがあります。
 
「今時、どの会社もホームページを持ってるのに、会社案内パンフレットを作る必要性はあるの?」
 
スマホの登場によってガラケーが絶滅危惧機種になったように。
 
Facebookの普及によってmixiが使われなくなったように。
 
ホームページの登場によって会社案内パンフレットは、その『必要性』を失いつつあります。
 
しかし、必要性を感じている人が完全にいなくなった訳ではありません。
 
実際にこちらのGoogleの検索数のデータをご覧ください。


 
これは「会社案内 パンフレット」のキーワードで月に検索された数を表したものです。このキーワードだけで月間で『1000~10000回』の検索数があります。

つまり、会社案内パンフレットについて調べている、あるいは制作を検討している人たちが多いことがわかります。
 
よって、今回の記事では、次の4つのポイントに絞り改めて会社案内の必要性について考えを書いてみました。
 

・会社案内とホームページを比較する
・比較表をもとに会社案内の必要性を考察する
・会社案内が必要な場面とは
・会社案内の必要性は社内で利用する各チームに確認すべき

 
「会社案内って作る必要あるの?」と考えている方は、一意見としてぜひともご参考ください。
 

会社案内とホームページを比較する

 
会社案内の必要性を可視化すべく、会社案内とホームページのそれぞれが持つ『特性』を表にしてみました。
 

項目 会社案内 ホームページ
表現方法 文字/画像 文字/画像/動画/音声
閲覧方法 現物のみ ITデバイス
閲覧妨害 通知なし 通知あり
配信方法 プッシュ型 プル型

 
上記の表をもとに、次の章では、会社案内の必要性を考察してみます。
 

会社案内の必要性を考察する

 
純粋に会社のことを知ってもらう、見てもらうという点においては、圧倒的にホームページの方が優れています。
 
表現手法も「動画」や「音声」を伝えられるホームページの方が自由に表現できます。また、閲覧方法も言わずもがなですが、ホームページの方が圧倒的に有利ですよね。
 
デバイスさえあれば好きな時にどこでも読めるホームページとは対照的に、会社案内は現物がなければ読めません。
 
しかしながら、会社案内にも有利な面があります。
 
たとえばスマホでホームページをみているとアプリ通知などによって閲覧妨害を頻繁にされることはありますが、会社案内にはそれがありません。
 
また、配信方法が「プッシュ型」の会社案内は、こちらから届けたいタイミングに、届けたい人にだけ届けられる利点もあります。
 

会社案内が必要な場面とは

 
さきほどの比較表を見てもなお、
 
「やっぱり会社案内って必要ないんじゃないの?」
 
と思う人もいるかもしれません。
 
たしかに、必要性がない企業もあります。
 
たとえば、もうすでに多くの人たちが知っている有名な企業にとっては、会社案内はただの飾りに過ぎず、必要性はほとんどないでしょう。
 
なぜなら、ホームページを見てくれているのは、「すでに自社のことを認知していて興味がある人」だからです。
 
つまり、有名な企業であればあるほど、ホームページの重要性が増し、会社案内の重要性は減っていきます。
 
しかし、認知度が低く、興味すら持ってもらえていない『無名な会社』はどうでしょうか。
 
日本企業のほとんどが『無名な企業』に属しますが、ホームページだけで勝負しても、どれだけの人が見に来てくれるのでしょうか?
 
ほとんどが見に来てくれないですよね。
 
つまり、「認知度が低い会社」や「興味を持ってもらいにくい会社」にとって、ホームページだけで勝負するのは得策だとは言えません。
 
そこで『プッシュ型』の会社案内が有効になります。
 
たとえば、認知を広げてもらったり、興味を持ってもらうための場面として、営業であれば『展示会』や『合同セミナー』がありますし、採用であれば『合同説明会』や『採用イベント』などがあります。
 
積極的にそのような場に参加している企業にとっては、まずは自社を認知してもらったり、興味を持ってもらうためにも、『プッシュ型』の会社案内の必要性が増していくと考えられます。
 
つまり、まだまだ無名な企業こそ『会社案内』の必要性は高いと言えます。
 

会社案内の必要性は社内で利用する各チームに確認すべき

 
会社案内の制作を発注する「発注担当者」と、実際に会社案内を配る「利用チーム」が分離されているケースは少なくありません。
 
このようなケースのときによく起こりがちなトラブルを、各担当者の心の声にしてみると次のようになります。
 
発注担当「営業チームや採用チームが全然配らないから在庫が余ってしょうがない…」
営業担当「代表者メッセージとか経営理念ではなくて、最新の製品ページがほしい…」
採用担当「専門用語やビジネス用語が多すぎて、学生に伝わる気がまったくしない…」
 
こうなると終わりです。
 
誰も必要性を感じていないのに、なんとなく作り、とりあえず使う人だけ使う、という最悪のパターンに陥ります。
 
これを防ぐための方法はたった一つです。
 
社内で利用する各チームに『必要性』を確認することです。
 
発注担当者は、各チームに対して、
 
「そもそも必要だと思う?」
「使うとしたら何の目的で使うの?」
「どんなときに使いたい?」
「会社案内を見た人がどういう状態になればいいの?」
 
と本質的なヒアリングをすべきです。
 
必要性が明確になっていない会社案内は、ハッキリ言って、資源の無駄遣いです。即刻作るのをやめるべきだと断言しましょう。
 
必要性の確認については、詳しくは別記事「会社案内パンフレットの作り方|マーケティングのプロが徹底解説」に書いておりますので、ぜひ参考にしてください。
 

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