リスン通信

会社案内ブランディング|簡単に実践できるブランディングとは

更新日:2019年02月20日

 
会社案内パンフレットを作る際に、制作担当者や発注担当者が必ず頭を悩ませるテーマがあります。
 
そのテーマとは、各企業によって必ず異なる自社の「ブランディング」です。
 
「いや、このデザインだとウチのブランディングには合ってないんだよね」
「この会社案内に使う予定のロゴってウチのブランディング的にどうなの?」
 
普段、私たちが何気なく使っている「ブランディング」という言葉ですが、その意味を正しく理解している人は多くいません。
 
そこで今回は、会社案内を作る上で必要不可欠な「ブランディング」について詳しく解説していきます。
 
この記事を読めば、おそらく社内の誰よりもブランディングに関する知識が備わってしまいます。
 
ぜひ参考になさってください。

ブランディングとは

 
ブランディングを正しく理解するには、『ブランド(brand)』という言葉の語源から理解しなければなりません。
 
ブランドの語源とは、日本語で言うと「焼印(やきいん)」や「烙印(らくいん)」の意です。
 
もともとは牛などの家畜を判別するための「印」として「焼印」を使っていました。
 
つまり、ブランドとは、「他の同じグループとは何が違うのかを判別するためのもの」なのです。
 
私たちも、日々生きている中で、色々な企業や商品を判別するためにブランドに触れています。
 
たとえば、近所に2種類のスーパー(A店とB店)があるとしましょう。
 
「A店は割高だけど、品揃えもいいし、レジもスムーズだわ」
 
という『高級だけど、サービスが行き届いているイメージ』がA店のブランドで、逆に、
 
「B店は、近所でいちばん安いけど、賞味期限が近すぎたり、品質が悪いのよねえ」
 
という『安かろう悪かろうなイメージ』がB店のブランドです。
 
これらは実際にお店を利用した後に定着するイメージですが、私たちはお店に入る前にもイメージを持ちます。
 
たとえば、店構えが『綺麗なスーパー』と『雑多なスーパー』だと、どちらの方が「高級そう」だと感じますか?
 
間違いなく前者の『綺麗なスーパー』ですよね。
 
もし、私たちが「料金が高くても、品質のよいものを買いたい」と思っていたら、どちらを選びますか?
 
『綺麗なスーパー』を訪れますよね。
 
…と、このように順を追って考えていくと、なんとなく「ブランド」についてわかってきましたよね。
 
そして、ここまで理解すると、
 
「営業もマーケティングも採用も、すべてにおいてブランドって重要なんだな」
 
ということに気づくと思います。
 
『第三者から選ばれる/選ばれない』は、ブランドによって決まっているからです。

改めて、ブランディングとは

 
ここまで説明して、やっとブランドについて大枠を理解できたと思います。
 
そして次にようやく「ブランディング」についても説明できます。
 
ブランディングとは、一言で言うと、「第三者が持つイメージ(ブランド)をコントロールしようとする活動こと」を指します。
 
このように書くと身も蓋もありませんが、事実です。
 
もっと綺麗に表現すると「自社がナニモノなのかを第三者に正しく知ってもらう活動」と言い換えてもよいでしょう。
 
自社のブランディングを確立するためには、
 

 
①他社との違いを明確にする
②誰に伝えたいのかを明確にする
③伝達方法と表現方法を明確にする

 
の3ステップを踏んでいく必要があります。
 

他社との違いを明確にするときにやってはいけない2つのこと

 
「ウチの会社は他の会社と違うのはコレだ!」
 
と他社との違いを決める際に、絶対にやってはいけないことが2つあります。
 
結論から言うと、
 
・ナンバーワンになれないもの
・模倣されやすいもの

 
はブランディングに適しておりません。
 

1.ナンバーワンになれないものはブランディングには適していない

 

 
さきほどはわかりやすい例として、「高いスーパー」と「安いスーパー」を挙げました。
 
しかし、定量的な数字でブランディングをする場合、ナンバーワン以外の企業はすべてブランディングに失敗します。
 
例を挙げればキリがありませんが、最もわかりやすいのは「山」です。

日本一高い山と言えば『富士山』ですよね。おそらく日本中の誰でも答えられると思います。
 
じゃあ、日本で二番目に高い山と三番目に高い山は知っていますか?
 
おそらく「登山家」しか知らないと思います。
 
まさにこれが「定量的な数字で勝負したブランディングの例」です。
 
つまり、ナンバーワンにならなければ、すべてブランディングに失敗するのです。
 
よって、「料金の安さ」や「業界シェア」などの定量的な数字でブランディングをするなら、ナンバーワンになれる企業以外は絶対にやめておいてくださいね。
 

2.模倣されやすいものはブランディングには適していない

 
これもナンバーワンの話と同じです。
 
いわゆる「特許」や、他には真似できない「技術力」があるなら、その点を全面的に打ち出して、ブランディングしていくことは可能です。
 
が、そのような特殊な強みを持っている企業は極めてレアケースでしょう。
 
なので、模倣されやすいものはブランディングには使えないと割り切って、他のアイディアを出しましょう。
 

他社との違いを明確にする簡単な方法とは

 
「ナンバーワンじゃないとダメ。模倣されやすいものはダメ。それで他社との違いを明確にするのって……無理じゃない?」
 
と頭を悩ませてしまう人も多くいます。
 
しかし、あえて言わせてください。
 
簡単な方法があります。
 
結論から言うと、「ストーリー(物語)を作ること」です。
 

ストーリーはオンリーワンである

 
「奇跡のリンゴ」というタイトルの映画と書籍を知っていますか?
 
かつて絶対に不可能と言われていた「無農薬リンゴ」を開発した木村秋則さんの実話をもとにしたストーリー(物語)です。
 
Wikipediaのあらすじを引用します。
 

 
1970年代の青森県中津軽郡岩木町(現・弘前市)。三上秋則はリンゴ農家・木村家の一人娘・美栄子と結婚して木村家に婿養子入り、サラリーマンを辞め、美栄子と共にリンゴ栽培にいそしんでいたが、ある日、美栄子の体に異変が生じる。美栄子の体は年に十数回もリンゴの樹に散布する農薬に蝕まれていたのだ。
 
秋則は美栄子のために無農薬によるリンゴ栽培を決意するが、それは当時、絶対に不可能な栽培方法と言われていた。秋則は美栄子の父・征治の支援を受けて無農薬栽培に挑戦するが、案の定、何度も失敗を重ね、借金ばかりが膨らんでいく。次第に周囲の農家からも孤立していき、妻や娘たちにも苦労をかけてしまう。
 
10年の歳月がたっても成果が実ることはなく、窮地に追い込まれた秋則はついに自殺を決意、1人で岩木山に向かう。すると、彼はそこで自生した1本のくるみの樹を発見、樹木は枯れることなく、また害虫も発生していなかった。秋則はその樹を見て、これはりんごの木でも同じことが考えられるのではないかと思う。これが奇跡の大逆転の糸口となる。
 
引用元:奇跡のリンゴ – Wikipedia

 
いかがでしょうか? この続きが気になりませんか?
 
ちなみに、この奇跡のリンゴは、書籍や映画が大ヒットしたのち、入手困難になりました。
 
これぞブランディングの大成功例と言えます。
 

オンリーワンはブランドになる

 
しかしながら、
 
「でもさ、うちにストーリーなんかあるのかな?」
 
と思う方もいるでしょう。
 
たしかにここまでの劇的なストーリーを持っている会社は少ないと思います。
 
が、会社を創立してから現在まで、何もストーリーがない企業はありえるのでしょうか?
 
いや、ないですよね。ありえるとしたら、あなたが思い出せないか、知らないだけです。
 
ヒット商品の開発秘話、大口顧客からの取引停止による倒産の危機など、他の企業にはない、あなたの会社だけのオンリーワンなストーリーは必ずあります。
 
また、企業や商品をスポットを当てるのではなく、それぞれに関わった「人」には、絶対にストーリーがあります。
 
営業マンとして入社してから初受注したときのエピソードもストーリーでしょうし、初めて上司となりマネジメントに大失敗したこともストーリーでしょう。
 
これまでに関わってきた人たちが歩んだ軌跡は、そのすべてがストーリーであり、ひとつとして同じものはありません。
 
それらのストーリーが集まることで、ひとつのブランドになります。
 

会社案内にはストーリーブランディングを

 
ちなみに弊社リスナーズでは、「出版社」としてのブランディングを構築するために、会社案内とストーリーを組み合わせたブックレットを制作しております。
 
「どんな風なストーリーになっているんだろう?」
 
と思われた方は、ぜひとも下記のリンクから無料でサンプルをダウンロードできますので、参考にしてみてください。

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