リスン通信

ベンチャーから上場企業へ ~2016年新規上場を果たした社長たち

更新日:2017年05月17日

経営者にとって「株式上場」は、大きな決断と忍耐を要するもの。準備期間を経て、晴れて上場を成し遂げると、自社が新たなフェーズに入ったことを実感するとともに、社会的責任もより大きなものになります。一方で、会社の知名度や信頼性が高まり、事業拡大の可能性がさらに広がっていきます。ベンチャー企業としてスタートし、2016年上場を果たした社長たち。創業から上場に至るまでのストーリーと今後の活躍に要注目です。

2016年3月東京証券取引所マザーズ、名古屋証券取引所セントレックス新規上場

株式会社ブラス(愛知県名古屋市)

東海エリアを中心にハウスウエディング事業を展開。結婚式場、レストランなど16店舗を運営、2017年には新たに2店舗をオープン予定。シュリンクマーケットにあると言われているウエディング業界の中でも、右肩上がりの成長を続けている。
「それぞれの新郎新婦にとって、最高の結婚式を創る」という企業理念のもと、「完全貸切ゲストハウス」「ウエディングプランナー一貫性」「オープンキッチン」を特徴とし、新郎・新婦の要望に添った結婚式をプランニングできることがブラスならではの強みだ。

ブラスを率いる河合達明社長は、会社員から結婚式のプロ司会者に転向した経歴の持ち主。司会者として多くの結婚式に携わるうち、もっと「いい結婚式を創りたい!」という思いに駆られ独立。念願のウエディング専門のゲストハウスをオープンさせた。1号店の名は「ルージュ・ブラン」ここからブラスの歴史が始まった。

2016年12月、東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所市場第一部へ上場変更

株式会社ビジョン(東京都新宿区)

海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス『グローバルWiFiⓇ』事業を中核に、訪日外国人向けWi-Fiルーターレンタルサービス『NINJA WiFiⓇ』や、その他法人向け通信サービスを提供している。海外12拠点に子会社を置き(2016年12月現在)、グローバルネットワークを拡大している。
2017年には、ウェアラブル翻訳デバイス「ili」のレンタルサービスを開始する。訪日外交人旅行者、海外渡航者に向け、インターネット接続がなくても即時に自分の言語を翻訳してくれるツールで、国内外からの注目度も高い。

株式会社ビジョン 佐野健一社長は「多くの人がより手軽に、安心して国境を越えられるサービスを提供する」と語る。新しい視点による事業展開に加え、顧客の保持や社員の成長にも注力することで、実績を積み重ねてきた。会社員時代、出張中に目にした「富士山」
にインスパイアされ創業した株式会社ビジョンは、今や業界を牽引する企業に成長を遂げた。

2016年12月、親会社であるセグエグループ株式会社が東京証券取引所JASDAQに新規上場。

ジェイズ・コミニュケーションズ株式会社(大阪府大阪市、東京都中央区)

セグエグループは、ジェイズ・コミニュケーション、ジェイズ・テレコムシステム、ジェイシーテクノロジー、ジェイズ・ソリューションの連結子会社4社から構成され、ITソリューション事業を展開している。その管理や支援を行っているのがセグエグループ株式会社だ。主な事業内容はITインフラ、ネットワークセキュリティ製品の設計、構築、運用、保守サービスなど。技術革新や市場変化の大きいIT業界において、専門性を高め、スピード感のあるITソリューションの提供を目指している。

セグエグループ株式会社 愛須康之社長は経営者一家で育ち、若くして起業を意識していた。実家は製造業を営んでおり、跡継ぎとして父を手伝っていたが、成長分野で起業のチャンスを得たいと考えるようになった。コンピューターと通信業に将来性を見出し、新たにキャリアをスタートさせたという。