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ストーリー代表・CEO

明確な目標を持って挑めば、辛い仕事も辛くない。辛いと思わないからすべてがうまくいく!

代表_ゼニアス

 

株式会社ゼニアス
代表取締役
坂口 勇介 / Yusuke Sakaguchi

「コンパクトラグジュアリー」な中古マンションで差別化

中古マンションを買い取り、リノベーションして販売するのが当社の主な事業内容です。また、マンションやアパート、ビルなど、投資用物件をご購入いただいたお客様向けには、賃借人の募集、家賃の受け取り、近隣とのクレーム処理などの一貫したプロパティマネジメント(PM)事業も行っています。

中古マンションは、比較的コンパクトな物件に特化し、リノベーションする際のデザインをラグジュアリーに演出する「コンパクトラグジュアリー」をコンセプトにすることで、他社との差別化を図っています。都心部を中心に展開している理由のひとつは、東京23区の平均世帯人数が1・88人(平成27年)と2人を割り込んでおり、しかも年々さらに減る傾向にあることです。つまり、単身者やDINKSがこれからも増えていくので、ワンルームや1LDKなど、コンパクトな物件へのニーズが一層高まるものと見込んでいます。

私たちのビジネスにおいて肝となる物件情報については、地元の不動産業者から取り込むほか、時には売れ残っている物件なども含めて、こちらからアプローチすることも少なくありません。売れない物件と言っても、ほとんどの場合、“室内が汚い”“設備が古い”というのがその理由です。エアコン等の電化製品やキッチン、バスルームなどの設備は築10年、20年と経つと、ものすごく古く感じるものです。こうした物件を私たちが買い取って、照明器具の交換やシステムキッチン導入、バスルームに追い焚きや乾燥機、ミストサウナなどの機能がついた湯沸かし器を設置したうえで、部屋を現代風に格好良くリノベーションすることで、物件の価値は飛躍的に上がります。特に都心の人気のエリアであれば、築年数とはあまり関係なく、高く評価されるケースが多いですね。

40㎡に満たなくて、銀行の住宅ローンが通らない物件は買い手が見つかりにくいのですが、当社はそうしたニッチなところもあえて買いに行きます。中古マンション販売だけでなくPM事業も手掛けており、投資用物件の出口戦略を持っていることが、逆張りのビジネスも可能にしています。

2020年の東京オリンピックに向けて、都心の物件は値上がり基調にあり、全体の売り物件数は少なくなっている中、当社が前期比1・5倍の契約数を達成できているのは、コンパクト物件にもアプローチできるスキームを多く持っているからなのです。

 

父と大ゲンカの果てに、過酷な職場に出会う

起業を意識したきっかけは大学時代です。父が建築関係の会社を経営していて、長男である私は、いずれ父の会社を継ぐものだと思っていました。しかし大学1年の夏休み、父の会社でアルバイトした時に、社長の息子ということだけで「勇介ちゃん」呼ばわりされては、何かとチヤホヤされました。「ここにいたらおかしくなるな」学生ながらにそんな危機感を強く意識したのは、よく覚えています。

そんなことがあった後、些細な事で父とケンカになり「大学に行く金は払わない!」「上等だ!」売り言葉に買い言葉で、家を出てしまいました。大学も辞め、知人の部屋に居候したりしながら、アルバイトで生活していたのですが、「このままじゃいけない、就職しよう!」と職探しを始めました。

ケンカ別れはしたものの、父と同じ建築か不動産関係の仕事がしたい。父の会社を継げないなら、将来は自分の力で社長になろう。おぼろげにそんなことを考えながら、自分が成長できる会社を探していた時に見つけたのが、「年齢不問、未経験OK、基本給30万円」という求人広告。「給料が高い!」と迷わず決めました。

仕事は投資用不動産販売の電話営業です。朝の9時に「おはようございます」と挨拶すると同時に電話を持たされて、しまいにはワイシャツの肘の部分が薄くなって破けるくらい、夜の11時くらいまでひたすら電話を掛け続ける日々。後から入ってきた人たちも、あまりの厳しさにどんどん辞めていきます。朝に仕事の説明を受けて、昼食に出たまま、戻って来ない人も、4人に1人くらいいました。

定時は20時なのですが、帰ろうとしようものなら「契約も取れなくて帰れると思うのか!」と詰められる。信じられないのですが「契約する時以外は外出してはいけない」みたいなルールがあって、交渉は終始電話。しかも上司が常に横で聞いている監視状態、というのが日常でした。

誰もが「そんなに辛い仕事を」と同情してくれましたが、私が9年間続けられた理由は、実は辛いと思ってなかったからなんです。というのも、アポイントも契約もすぐに取れてしまうのです。その結果、24歳の会社史上最年少で営業の責任者に抜擢され、多い年はひとりで数億円の利益を叩き出していました。

契約が取れた理由を当時、後輩には「営業はセンスだ」と言っていましたが、今考えてみると、仕事が好きで、苦だと思わなかったことがすべてだったように思います。「苦しい」と思ってやっていると、それが言葉や態度に出てしまいます。そんな状況でも自分の成長など、すべてを楽しんでいたことが、営業成績につながったのでしょう。

当時の過酷な経験が、今の私を作ってくれたとすら思っています。前向きすぎるかもしれませんが、それが私の取り柄です。「会社を辞める時は独立する時」と決めていた私は、9年間、その会社を勤めあげた末に退職、現在のゼニアスを起業しました。


「時間・経済・心」3つの豊かさを自分の会社で実現したい

創業時に目指したのは社員がイキイキしている会社です。前の職場を反面教師に、今度はキラキラした目の社員を育てたいと思い、「時間・経済・心」という3つの豊かさを軸に据えました。

「時間の豊かさ」について言えば、不動産会社は休みが少なく、夜は早くても21時というように、残業時間も長いというのが常識です。当社ではノー残業デーを多めに設け、9時半始業、昼休みは11時45分から13時、定時の19時になったらすぐに帰るように徹底しています。どうしても残業や休日出勤をしなくてはならない時は、半休や代休を取るように、私からも伝えます。そうすることで体調の管理にもつながるし、時間を効率的に使うことも意識できると思うのです。

「経済的豊かさ」のためには、成果を上げればその分給料も上がる、わかりやすい歩合のシステムを設けています。社内にはさまざまな表彰制度があり、表彰式も大々的に盛り上げることで、競争意識を生み出しています。一方で、「ベストチーム賞」など、チームがうまく機能するような仕掛けを作ったり、昇進後は部下の数字からのフィードバックを厚くしたりするなど、“自分さえ良ければ”という社員を作らない、人間力が試されるようなやり方を取り入れています。

「心の豊かさ」とは、「正しいことができる人間になる」ということです。そうなれば、「この人と一生付き合いたい」と誰からも思われるようになり、結果的に自分にも多くの還元があると思うからです。

朝礼にも力を入れていて、最後には必ず全員で声出しをします。営業でしたら「契約出します!」、事務系でしたら「元気よく行きます!」など自分の好きな言葉を、自分の出せる一番大きな声で叫びます。大きな声を出すことで、脳もからだも目覚める効果があると考えているので、大事にしているルーティンです。水曜、隔週休みの土曜の出勤日には朝礼は休みにして、2人1組でエントランス回り、壁拭き、花の水やりなど、役割分担を決めて、30分かけて全員で掃除をします。身の回りをキレイにすることで心もきれいになるし、他部署の人との交流の場にもなっていると思います。

社員の交流の場としては、社員全員参加で毎月のお誕生会、忘年会の旅行、決算月の6月の海外旅行を催行しています。海外はマカオ、ラスベガス、ハワイ、2015年はセブに行きました。

2016年から新卒採用を始めて、12名が入社してきました。これまで採用してきた中途も、あえて不動産業界未経験者だけを採用してきたので、それならば新卒のほうがよかろうと舵を切りました。未経験にこだわるのは、不動産業界を一度経験すると、前の会社の色がなかなか抜けないからです。業界未経験であれば、迷いや先入観もなく、ゼニアスカラーに染まってもらえますからね。

社名には、不動産業界の頂点(ゼニス)を目指し、お客様の近く(ニア)にいて、努力を怠らず才能(ジーニアス)を開花させよう…という意味が込められています。実はお金の「銭」にもちょっとかけています。

今の会社の目標はIPO。そうすることによって知名度を上げ、より良い人材を採り、より意欲的な成長を続けることを目指しています。

当社が求める人材は、真っすぐで素直な人。スポーツマン気質で、とにかく前向きであること。そういう人と一緒に交わっていきたいです。何か失敗をした時に言い訳を探してしまう人と、真っすぐで前向きに「次は頑張ろう」と思う人とでは成長のスピードが違うと思うからです。

「日々発展向上、さらなる成長をしよう」という企業理念の通り、常に成長できるイメージを持ち、キャプテンやリーダーになれる人と一緒に会社を発展させていきたい。今年のスローガンはまさに「リーダー育成」。前向きで真っすぐな人を待っています。



リスナーの目線

お会いした瞬間から取材の最中まで、いつでも人懐っこい笑顔で、取材現場を和やかな雰囲気にしてしまう坂口さん。誰もが逃げ出す過酷な職場で9年間経験を積んだからこそ、しっかり結果を出しながらも人に優しくできる度量が身に備わっているのでしょう。社内イベントで盛り上がる若手社員の様子を、本当に嬉しそうに語る姿は、弟や妹を愛する “お兄ちゃん” のようでした。

Profile

1978年、埼玉県生まれ。1998年、大学中退後、渋谷区の老舗不動産会社へ就職。持ち前の営業力と行動力により最年少記録を次々と塗り替える。2002年、24歳にて売買営業の管理職へと抜擢され、仕入れ物件の決裁権を与えられる。約9年間の在籍期間中に販売したマンションは1000件を超える。2007年2月、株式会社ゼニアス設立、代表取締役に就任。「従業員とその家族が誇れる会社を作る」を目標に掲げ、経営理念である「真の豊かさの追求」と「人間性の向上」を追求して、現在に至る。

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