
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
荒木 侑志 / Yushi Araki
株式会社シーエスコミュニケーション
システム事業部 カスタマーソリューション東京Gr
カスタマーソリューション東京グループにて、主に営業活動と現場作業を担当しています。お客様は民間企業から官公庁までと幅広いですね。従業員向けのスマートフォンやパソコンを導入する際に、それをすぐに使える状態にするための導入・入れ替え・データ移行などをお手伝いしています。この仕事で一番大事にしているのは、お客様の利便性を高めること。そのためにできる限りのご提案をしたいと常に思っています
何事もお客様の立場に立って考えることです。私たちはモノを販売する会社ではなく「技術屋」です。さまざまなセクションが社内に存在しますが、共通しているのはサービスの品質へのこだわり。納期や要件など、求められるクオリティーに100%で応えるのはもちろんのこと、お客様に向き合う個々の社員がプラス20%の価値を上乗せして提供するよう心がけています。
とはいえ、入社当時は私自身も苦心しました。忘れもしない出来事があります。ある日の夜に、パートナー企業の社長から私宛てに一通のメールが届きました。そこには「もうあなたとは仕事をしたくない」と書かれていて、文面を見た瞬間さーっと血の気が引いたのを覚えています。
当時は営業目標の達成ばかりに意識が向いており、今思えば自分本位に仕事をしていました。相手の目線で考えておらず、気付かないところでご迷惑をおかけしていたのです。今では、その社長とは一緒にお食事に行かせていただくような関係ですが、あの時のお叱りのおかげで仕事への向き合い方は大きく変わりました。
もともと出身地の熊本から上京したのは音楽を学ぶためでした。音楽大学を卒業後、フリーランスとして半年間ほどボーカル関係の活動をしましたが、自分にとって歌は「誰かに認められるため」の武器の一つでしかないと気付いてからは、趣味に落ち着きました。
その後は、中古車販売店での営業職の経験を経て、システム開発企業の営業に従事するなど、軸足を営業に置いて仕事をしてきました。2019年6月に常駐社員としてシーエスコミュニケーションに派遣されたことが、そもそもの入社のきっかけです。役職に関わらず、社員の皆さんが明るく前向きに仕事をする雰囲気、そして目標に向かって意見をぶつけ合う環境に引かれていきました。ここで働くことでもっと成長できると肌で感じ、入社を決めました。
会社の歯車の一人として仕事をするのではなく、主体的に動きながら経営側と現場側をつなぐ結節点になりたいと思っています。部長に昇進し、東京グループを成果面とメンバーのスキル面の双方において、社内トップのチームにしていくことが直近の目標です。
キャリアを振り返れば、働きながらモヤモヤしていた時期は幾度もありました。その頃の私には「すべての問題の原因は自分にもある」と声をかけたいと今は思っています。仕事をしていれば、時には厳しい指摘を受けることもありますが、常に相手側の言葉の奥にある意図や想いを想像し、自分自身を省みることでさらに成長していけると考えています。
いつも立ち返るのは「相手の立場に立つ」こと。そのうえで「120%の顧客満足」を生み出したいと思っています。興味を持って入社くださった方とは、シーエスコミュニケーションで共に切磋琢磨していきたいですね。
公開日:2022年11月24日
インタビュー・執筆:中田達大/編集:山田富美
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
一人ではできないことを、チームで実現させるスイミー経営
入社1年目にして大阪本社の新規プロジェクトに抜擢。2年目には東京拠点の立ち上げを担う
写真家と事業家、二つの顔で自然や動物に寄り添う
タグ