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ストーリー代表・CEO

ストリートカルチャーを軸としたモノ・コトを育て、世界中へ発信する

代表_ビーズインターナショナル

『X-LARGE®』『X-girl』ほか
ライフスタイル、映画配給まで
幅広く文化を発信

ロサンゼルス・上海を拠点に
グローバル展開を強化へ

株式会社ビーズインターナショナル
代表取締役社長
西方 雄作 / Yusaku Nishikata

欧米生まれ・日本育ちのブランドを幅広く展開

『XLARGE®(エクストララージ)』『X-girl(エックスガール)』――10代~20代の支持を集める、ストリート系ファッションブランドの代表格だ。

これらを運営しているのが株式会社ビーズインターナショナル。同社はアメリカやイギリス発のブランドと販売代理店契約、あるいは商標権・営業権を買収して、日本マーケットに合わせたテイストを加えて発信している。『XLARGE®』『X-girl』も「アメリカ生まれ、日本育ち」のブランドだ。

同社ではほかにも幅広いジャンルのブランドを展開している。スニーカーを中心としたスポーツファッションセレクトショップ『Styles(スタイルス)』、カリフォルニア風のライフスタイルを提案する『COMMUNITY MILL(コミュニティミル)』、1940年~1970年代頃のデザインのヴィンテージ家具で国内トップクラスの在庫数を誇る『Mid-Century MODERN(ミッド・センチュリー モダン)』、Apple社製品の収納・持ち運びに特化したバッグ&ケースブランド『Incase(インケース)』、環境に優しいバイオテクノロジーを使ったシューケアブランド『SNEAKER LAB(スニ―カーラボ)』など。

代表取締役社長の西方雄作は、「ストリートカルチャーを軸として、そこから生まれるものは『モノ』にとどまらず『コト』の発信にも取り組んでいく」と意欲を見せる。

2010年には映画配給・宣伝事業を開始。ファッション分野の域を超えたカルチャー全般を盛り上げている。また、外部とのコラボレーションにも積極的だ。2017年2月には、日本を代表する前衛芸術家・草間彌生の展覧会『草間彌生 わが永遠の魂』と『X-LARGE®』『X-girl』のコラボが実現した。草間彌生のアイコンであるドット柄があしらわれた服や小物は、普段ストリート系になじみがない層にも広く認知され、先行予約段階から大きな反響を呼んだ。

同社は、時代に合わせたマーケティング手法の開拓にも力を注ぐ。最近では、多くの人への影響力を持つ「インフルエンサー」を活用して商品やサービスをPRする「インフルエンサーマーケティング」の強化を図っている。2018年春、新事業部・ビーズエンターテイメント部(B’s ENTERTAINMENT)を設立し、自社所属のインフルエンサーを活用するほか、社外のアーティストとも契約。「ストリートカルチャー」を体現するインフルエンサーのマネジメントや研修を手がけている。当面は自社ブランドのマーケティングに活用するが、知見が蓄積されれば、外部へのコンサルティングも視野に入れているという。

さらには海外へも展開。既存のロサンゼルス拠点に加え、2018年6月には中国・上海にも子会社を設立。アメリカおよび中国を中心とするアジアで販売を強化していく。

「グローバル展開の加速をはじめとし、時代の変化に応じて組織や取り組みを柔軟に進化させていきます」

 

「魂を込めた商品は売れる」。商社で学んだ勝利の方程式

西方は、現日本サッカー協会会長である叔父の影響を受け、3歳からサッカーを始めた。同時に音楽へも高い関心を示し、声楽やピアノを習っていたという。

ファッションに興味が湧いたのは中学時代。『メンズノンノ』を購読し、アメカジに夢中になった。限りあるお小遣いをどこに使うかを真剣に悩み、原宿から代官山までを練り歩いては、新作をくまなくチェックするのが習慣となっていた。

大学は早稲田の商学部に進むが、この選択には西方が生まれ育った環境が影響している。祖父は酒屋、父はステンドグラス事業を営むという自営業一家で、西方が受けた教育は少し変わっていた。

「小学生の頃から株価を見る習慣がありました。両親が株をやっていたので、保有している銘柄をチェックして、毎日報告するのが僕の日課でした。ビジネスやお金の動きを体感する機会が多かったので、将来は自分でビジネスをしようと思っていました。そのために会計学や簿記、マーケティングを学ぼうと思ったんです」

大学在学中は、「社会のいろいろな業種を垣間見たい」と、ガソリンスタンド、家庭教師、引っ越し、飲食店など多くのアルバイトを経験した。そば屋でのアルバイトで、カウンター越しにお客さんと議論をするのが一番楽しかったという。

大学3年時、起業志向が強かった西方は一般企業に就職するつもりはなかったが、両親から「就職しなくても、就職活動はしたほうがいい。いろいろな会社を訪問できる貴重な機会だから」と言われ、「なるほど」と納得して企業回りを始めた。

商社を志望し、業界の中でも「繊維」に強い伊藤忠商事に興味を抱き、入社を決意。ファッションやブランドビジネス分野を得意とする同社で、「大学で学んできたことを実践してみたい」という想いが芽生えたのだ。

入社後はファッション事業部に15年間在籍し、いくつもの成功体験を積んだ。例えば、テキサス生まれのワークウェアブランドをファッション市場で拡大させたり、ロサンゼルス発のセレクトショップの日本進出をゼロから支援したり。そのセレクトショップは、今や年間100億円の売上規模へ成長を遂げている。

「勝利の方程式」を手に入れたことが自分の財産になっている、と西方は言う。

「ブランドビジネスが成功するか否かの鍵は、結局のところ『情熱』なんです。本当に魂が込められた商品なら、理屈じゃなく売れる。あとは、会社都合の戦略ではなくて、いかに消費者目線を持ち、シナリオの精度を磨き上げられるか。消費者の立場で考えたとき、予算を超えてでも投資が必要と判断すればためらわない。お客様に喜んでもらえれば、売上が伸びて業績にもブランド確立にもつながるのですから」



成功体験を得て、成長する。そんな働き方を促進したい

いくつものブランドや店舗の支援を手がけるうち、西方は消費者と直接関わる仕事をしたいと考えるようになる。それに、大企業では何かを新たに始めるためには、書類を持って関係各所を回り、ハンコを集めなければならない。それがもどかしく、「もっとスピード感を持って事業を推進したい」という想いが強くなった。

そんな相談に乗ってくれたのが、西方のクライアントの一つであるビーズインターナショナルの皆川社長(現会長)だった。皆川は「これからの会社は若手がつくるべき」という考えから意見が合致、またビーズインターナショナルの社員の3分の1とは取引を通じて面識がある。働く環境は明確にイメージできた。

「大企業にいるときは、あまり『人の情』というものを感じませんでした。個人の力で生き抜く、という空気でしたから。僕は個人プレーも得意ではありましたが、一方で、経営者の友人がいろいろなジャンルの人たちとコミュニティを作り、お互いに助け合っているのを見て『いいな』と思っていたんです。大きな組織でなくてもいい。気心知れた仲間に囲まれ、社員とその家族が幸せになれるような働き方を考えていきたい、と」

2016年、西方は取締役としてビーズインターナショナルの経営戦略室に入社した。

課題は山積みだった。従業員満足度は低く、業績も伸び悩んでいる。そこで同世代の主要メンバーを集めて意見を出し合い、制度改革などを進め、一つひとつ解決していった。それらの施策は着実に成果を挙げ、入社1年半後、西方は社長のバトンを譲り受けた。

従業員満足度は2年で34%から84%にまで上昇。入社当初70億円だった売上高も140億円規模へ拡大。近いうちに300億円を目指している。

「商社での経験はとても役立っていますね。例えばインフラの整備。物流や仕入れといった事業面の仕組みから、福利厚生も含めた人事制度のあり方まで、大手の優れた部分を導入しています。一方で、大企業には真似できない柔軟性で、スピーディに新たなチャレンジができる。大手と中小それぞれの強みを融合しています」

西方は全社員に対し「成功体験」を得てほしいと考えている。

「大小関わらず、成功体験は本当に自信につながるし、クリエイティビティを引き出すきっかけになります。いろいろな挑戦を通じて『勝ちグセ』をつけてほしい。勝つ喜びやトライすることの素晴らしさを味わってもらいたいんです。会社としてはそれを全力でサポートする。新たな挑戦をした人に給与で還元する評価制度も整備しているところです」

ビーズインターナショナルは今後、よりグローバル展開に注力する。従来通り海外でブランドを発掘し、日本で発信するビジネスを続けつつ、日本で育てたものを海外へ発信するビジネスも拡大していく方針だ。

「技術が進化し、世界中とつながれる時代。それを楽しまなきゃもったいないじゃないですか。世界中へ発信するビジネスにやりがいを感じられる仲間と一緒に働きたいですね」

 

リスナーの目線

商社時代に仕掛けたプロジェクトでの「オフレコ」のエピソードも語ってくださった西方社長。記事で披露できないのが残念ですが、その経験談から感じられたのは、「大胆な決断力」と「推進力」、「人を巻き込む力」でした。同時に伝わってきたのは、全社員を「成長させたい」という想い。目標を達成できなかったとしても、プロセスの中で「できたこと」に目を向け、学びと自信を得てもらいたい、という言葉に愛情を感じました。

インタビュー・編集/青木典子・ニシブマリエ 撮影/平山諭

Profile

1978年、東京都生まれ。2000年、早稲田大学商学部を卒業し、伊藤忠商事株式会社に入社。ファッション事業部において数々の事業立ち上げに携わる。2015年、伊藤忠商事を退社し、2016年、株式会社ビーズインターナショナルに取締役として入社。2017年、代表取締役社長に就任。

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