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ストーリー代表・CEO

学生が自分の未来を描けるように、気付きや学びの場所を提供する

代表_ビーウェル

学生と企業が交流する
『アルプスクール』を運営

「自分を変えられる場所」の
展開を西日本で拡大へ

株式会社ビーウェル
代表取締役/専務取締役
大亀 雄平/白根 孝昭

学生たちを「社会に通用する人材」に育てる

大阪市中央区。地下鉄「本町」駅、「堺筋本町」駅近くのビルに、関西をはじめ西日本各地の大学生と企業の人事担当者が集まるフリースペースカフェがある。

『ALPSCHOOL(アルプスクール)』。大学生への就活支援、団体サークルへの活動支援、全学年を対象としたキャリア支援を目的に設けられたスペースだ。高校生から大学生、第二新卒までの若者たちが無料で使用できる。

就活支援としては、週2~3回、イベントを実施。さまざまな業界の現役人事担当者から直接「エントリーシート」「面接」「グループディスカッション」などのコツ・対策を学ぶことができる。

就活に限らず、業界研究、お金の知識を付ける「ファイナンシャルプランニング」、論理的思考が学べる「プログラミング」、セルフプロデュースに活かせる「パーソナルカラー」など、自分を磨くセミナーやワークショップも開催。企業経営者と飲みながらざっくばらんに対話して、自分のキャリアや将来を考える『社長BAR』も人気のプログラムだ。

ほか、年2回開催するイベント『学生ドラフト』では、アルプスクールのプログラムを受けた就活生がブースを構え、来場した人事担当者や経営者に自分をプレゼンテーション。学生と企業のマッチングの場として、参加者の満足度90%以上の成果を挙げている。

アルプスクールを利用している学生たちからは、「ここに来たことで『就活スイッチ』が入った」との声が多く聞こえるという。一方、人事担当者たちからは「前向きな学生が多い」「皆、将来をしっかり考えようとしている」といった評価が寄せられている

アルプスクールを運営するのは、株式会社ビーウェル。代表取締役の大亀雄平と専務取締役の白根孝昭が大学4年生のときに立ち上げた会社だ。

2人はアルプスクールについて、「『就活スペース』を運営しているつもりはない。若者が納得して進める道を選択できるように、気付きや学びを提供したい」と語る。

「ただバイトとサークル活動で3年間を過ごし、いざ就職活動に臨んで多くの選択肢を目の前にしたとき、何を選べばいいかわからない学生さんが多い。だから就活までの3年間、このスペースを利用することで視野を広げ、社会を学び、いろいろな人とのコミュニケーションを通じて『キャリア』について考えてほしい。そうすれば、進むべき道を見誤ることなく、自分らしい選択ができると思うんです」(大亀)

「自分の生き方や、人生を豊かにする方法などは、大学では教えてくれない。就活とは、自分がどうなりたいかを考えた上で、どの企業が自分にとってプラスになるかを判断していく作業です。つまり、自分の未来を描けていなければ、就活もうまくいかない。だから、自分の未来を描くために、このスペースを活用してほしいですね」(白根)

新卒採用を行う企業と就活生を結び付けるビジネスは、世の中に数多くある。数万単位の数の求人企業と学生を集め、Web上でマッチングや紹介を行うビジネスモデルであれば、高い収益が見込める。しかし、ビーウェルは、どんなに手間がかかろうと「対面で、徹底的に学生に向き合う」ことにこだわっている。キャリアや人生について教育し、社会に通じる人材を輩出する企業として、日本一になるのが目標だ。

 

「孤独な戦い」はさせない。よき相談相手・伴走者でありたい

学生にとって、「仲間や相談相手ができる」という点も、アルプスクールに参加するメリットの一つだ。大学の友人には、志望企業や選考状況などを言わない・言えないという学生は多い。しかし、ここに来れば、参加者同士、本音を言い合い、情報交換ができる。講師を務める人事担当者に相談を持ちかけることもできる。

そして大亀、白根自身も「何でも相談できる相手でありたい」と口を揃える。その想いの源泉をたどると、2人に共通する過去が見えてきた。2人とも、親の厳しい教育方針のもと、幼少期から激しい競争にさらされてきたという。

大亀は兵庫県神戸市で生まれ、小学4年生から進学塾として知られる浜学園に通った。受験直前の6年生になると、朝昼晩のお弁当を持って家を出て、朝6時から夜12時まで勉強漬け。学校の授業より塾を優先した。それ以前は活発なサッカー少年でクラスの人気者だったが、「最近、塾ばかり行ってる」「学校を捨てたヤツ」と友達は冷ややかな目。卒業アルバムに、誰もメッセージを書いてくれなかったという苦い思い出がある。

一方、香川県高松市で生まれた白根は、6歳にして初受験。国立大学の付属小学校に通った。クラスメイトは香川県各地から集まった、地元の名士の子息たち。成績順位が公表され、「序列」で管理される環境だった。純粋なエスカレーター式ではなく、中学に上がる際、成績下位の生徒が1クラス分落とされるシステム。5年生にもなると同級生同士の競争意識が強まり、ピリピリした空気の中で過ごしたという。

「孤独な戦いはつらい。気持ちをオープンにして話せる相手、安心して相談できる相手がいればどんなに心強いか。孤独や不安に陥りがちな就活生にとって、僕たちやこのスペースがそんな存在になれればいい、と思っています。将来に向けて考え、成長していくプロセスに『伴走者』として寄り添っていければ、と」(大亀、白根)

「こうあるべき」を押し付けない。多様な価値観を支援

大亀と白根の中学~高校時代を紐解くと、もう一つの共通点が見えてくる。それは、多種多様な人々との交流を経験しており、人に対する偏見がない、ということだ。

大亀は小学生の頃から進学塾に通い詰めたが、「95%合格」と言われていた第一志望校でまさかの不合格。滑り止めの私学には受かっていたが「もう勉強したくない」と公立中学に進んだ。中学入学時点で3年生までの学習を終えていたため、学年トップの成績を維持しつつ、バレー部でキャプテンや生徒会長を務め、多種多様な友達とも遊びまくった。そして高校時代は、東大や京大へ進む生徒も多いトップクラスの進学校で過ごした。

「今、中学時代の友人たちはトラックドライバーやバーテンダーやフリーターで、高校時代の友人は官公庁や大手企業勤務。友人の幅はかなり広いです(笑)。僕は『30代半ばなのに、よく学生と話が合うね』なんて言われるし、かたや50~60代の経営者とも打ち解けて話せる。人への偏見を持たない自分になれて、それが起業にもつながっているので、中学から私立のエリートコースに乗らなくてよかったかなと、今では思います」(大亀)

一方、白根は中学2年のときに海外留学を経験している。「自分を変えたい」という想いからイギリスに渡り、学生寮に入った。各国から集まった寮生たちとの共同生活。ルームメイトはロシア人で、フィンランド人の親友もできた。それぞれ文化が異なる留学生仲間たちと過ごした経験から、多様な価値観を受け入れられるようになったのだ。

そんな大亀と白根は、学生に対しても偏見がなく、分け隔てなく接する。企業ウケするような一流大学の学生を特に手厚くもてなす気はない。自分で動ける学生は、わざわざアルプスクールに来なくても自分でどんどん動けばいい、という考えだ。

「学生のコンプレックスに向き合い、克服するための支援をする。『こうあるべき』を押し付けず、その人らしさを活かす。それが僕たちの役割だと思っています」(大亀、白根)

人は変われるもの。その可能性を拡げるサポートを

大亀が起業したのは大学4年のとき。2年生の頃、ある20代経営者に出会い、好きな仲間と好きな仕事をしている姿を見て「こんな選択肢があるんだ」と衝撃を受けた。その人についてビジネスを学び、人脈を築く中で、自身も経営者になると決めた。

まずは家庭教師派遣のビジネスからスタート。白根は、自身が家庭教師を務めた教え子を京都大学に現役合格させた実績があったことから、「自分の得意分野だ」と参画した。

大手企業から内定を得ていた白根だったが、それを蹴ってでも挑戦する理由があった。

白根は小6のとき、1歳上の姉を白血病で亡くしている。姉は発症からわずか1ヵ月後、「元気になったら〇〇がしたい」という手紙を記した翌日に息を引き取った。以来、「人はいつ死ぬかわからない。後悔する生き方はしたくない」という想いが根付いていたのだ。

起業以来、学生のネットワークを活かし、企業と学生を結び付けるさまざまな事業を展開してきた。うまくいったものもあれば失敗したものもある。アップダウンを繰り返して十数年、「本当にやりたいこと」を見つめ直したとき、「教育」にたどり着いた。

『アルプスクール』というスタイルを確立した今、福岡や四国地方など、西日本中心に拠点を拡大していく方針。その先は、高校生、中学生なども対象に、早い段階から社会について学び、自分のキャリアや将来像を描く機会を提供したいと考えている。

「僕たちが自分自身の経験と、多くの学生との交流を通じて確信を得たこと。それは『人は変われる』ということです。学歴より能力より、気持ちこそが人の可能性を拡げる。1000人の学生が変われる場所を10ヵ所つくれば、1万人の学生が自信を持って世の中に出ていけるでしょう。今の若者たちは、10年後・20年後の社会をつくる存在。AIやロボットの進化にも、グローバル化の波にも負けない人材になれるよう、僕たちが可能性を拡げるサポートをしたいと思います」(大亀、白根)

 

リスナーの目線

パワフルな話しぶりで元気を与えてくれる白根さんに、常に笑みをたたえた表情で一つひとつの言葉を丁寧につむぐ大亀さん。タイプは違いますが、2人ともまさに「頼れる兄貴」という感じです。「自分たちの共通点は『人が好き』で、人とのつながりだけで生きてきたこと」「相手に損をさせるぐらいなら、自分が損をしてもいいから、それでも面白いことを仲間と一緒にやりたい」という言葉が印象的でした。

インタビュー・編集/青木典子 撮影/廣瀬 穣

Profile

大亀雄平(写真・左)

1982年、兵庫県神戸市生まれ。大阪市立大学在学時に株式会社ビーウェル創業。関西を中心に学生マーケティング・プロモーション事業などを幅広く展開し、同時に数多くの企業の役員を務める。これまで約2万人の大学生と関わり、それぞれにとって成長できる環境を用意している。株式会社パンスール 専務取締役。株式会社Qript 取締役。株式会社ミライロ 社外取締役。ZENoffice株式会社 取締役。

白根孝昭(写真・右)

1983年、香川県高松市生まれ。大阪市立大学在学時に大亀とともに株式会社ビーウェル創業。専務取締役を務める。高校、大学で年間30回以上のキャリア授業を実施。

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