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ストーリー代表・CEO

日本の食文化を 世界に誇れるものにする

最新ストーリー代表_株式会社land link

ただの“野菜洗いの水”ではない
ベジセーフに込められた
本当の想い

株式会社land link
代表取締役
蓮見知章 / Tomoaki Hasumi

生産者も消費者も幸せに。ALL HAPPY な食文化を広めたい

綺麗で清潔な国。多くの日本人は、自分たちの国をそのように評しているのではないだろうか。しかし、日本は世界で最高レベルに化学物質の規制が緩く、WHOから危険勧告を受けるほど食の安全が乱れている国なのである。また、日本の農薬使用量は、世界第2位。ヨーロッパと比べると約400倍の農薬基準である。またアメリカやEU諸国で2013年から使用禁止となった種類の農薬が、今も多く使われ、日本の野菜・果物は海外から輸入を拒まれている物も少なくないのが現状だ。そんな国内の食事情に一石を投じるのは、株式会社land linkが開発・製造する野菜洗いのお水 『ベジセーフ』だ。ベジセーフの最大の特徴は、農薬を“洗い流し、鮮度を保持できる”こと。その理由を、同社代表取締役の蓮見知章は次のように語る。

「農薬が気になるなら有機野菜を選ぶという方法もありますが、土地面積の限られている日本で、すべての野菜を有機栽培するのは本当に大変なこと。さらに、有機野菜を育てるために必要な土壌づくりには3年~5年近い歳月を要します。つまり、農薬を使っているからこそ、安定的に野菜を収穫できているのが現状です。だから私たちは、農薬を使わないのではなく、口に入れる前に農薬を除去する事が大切だと考え、ベジセーフの開発に至りました。『農薬さん、ありがとう。ここからはまかせてね。』という言葉のもと、生産力を維持しながら安全な野菜を安価に食べていただけるようになる製品だと思っています」

ベジセーフは、99.9%の純水に少量の炭酸カリウムを混ぜたものを電気分解して作られる。他社の類似品に使われるような塩素や界面活性剤、防腐剤は全く使用しておらず、マイナスイオンの性質を持つベジセーフが、野菜表面に残るプラスイオンである汚れに吸着することで瞬時に農薬や汚れを落とすことができる。また、つけ置きせずに洗い流せるので、野菜の栄養素が流れ出てしまう心配もない。そのため、ベジセーフを使うと、農薬のとれた生野菜は本来のシャキシャキとした食感に戻り、栄養価の高い皮部分もまるごと美味しく食すことができる。子どもがなめても安心で、おもちゃや家具の除菌にも使え重宝されているというほど。安全・安心だけでなく美味しさまで追求する究極の“洗い水“なのだ。
野菜を作る生産者にとっても消費者にとっても、幸せで明るい食文化を広めたい――。蓮見の熱い想いが今、日本の食を変えようとしている。

「日本人の多くは見た目の美しさや食中毒など目先の健康を心配しがちですが、多くの先進国の人たちは10年後20年後の未来を見て今の食事を選択しています。それを裏付けるように日本人の2人に1人は、がんになると言われている時代に、アメリカ・EU諸国のがん発生率は下がっているのです。実は私の父も70歳のときに食道がんで亡くなり、そこで『化学物質と自分の身体には密接な関係がある』とわかりました。日本人一人ひとりが自分で考え、化学物質や添加物の知識を持ち、自分の身体を守ってほしい――。その気付きのきっかけとなれるよう、ベジセーフを世に普及させていきたいんです」




父親の死と震災を経て 染み抜きから生まれたベジセーフ

蓮見は、東京都足立区に代々続くクリーニング店を営む家庭に生まれた。高校時代は、学校に行かず夜中まで遊ぶことも多かった。そんな蓮見を両親は何も言わず信用してくれた。ただ一言、父親から言われたのは『人様には迷惑をかけるな』ということ。その言葉が今でも『物事を決めるときの軸』となっているという。
高校卒業後、18歳から5年間は会社に勤め、23歳の時に起業。飲食業や広告業等を営み、生活に困らない程度の収入を得て日々を過ごしていた。

転機が訪れたのは、蓮見が29歳のとき。父が亡くなったことだった。幼い頃から後ろ姿を見てきた父親に正直これと言って尊敬の念を抱いたことはなかったと語るが、この日を境に父親の印象が一変し、かつ蓮見自身も生き方を深く考えるようになったという。

「生前の父親は夕方になれば毎日のように近所の仲間と飲みに出かけ、家のことはすべて母親任せで、正直しょうもないオヤジだと思っていました。そんな父親の葬儀に何百人もの人が参列し、父を慕う人々が、『あなたのお父さんに助けられた』『お父さんのおかげで今がある』などと何人もの方々が泣きながら話してくれたのです。その光景を見て、私は『自分が人生の幕を下ろすとき、こんな風に愛され想われることができるだろうか』と考えるようになり、私も父のように、たくさんの人の役に立ち、愛される人になっていこうと誓った出来事となりました」

32歳でクリーニング事業を始め、2019年で13年目を迎えるが、ベジセーフ誕生のきっかけも父親の死にある。クリーニング業は化学物質を日常的に吸うために寿命が短いとされ、蓮見の父親も70歳で食道がんを患った。そこで蓮見は、化学薬品を使用しない水洗いの開発方法を独学で研究。その結果たどり着いたのが、アルカリ電解水だった。この水は、たんぱく汚れや皮脂などの油分汚れを化学洗剤なしで水の力だけで落とすことができる。その後、自身に子どもが産まれたのを機に食について調べ、スーパーなどで普通に販売されている野菜は農薬使用量が高いことを知った。「こんなに農薬が付着している野菜を子どもに食べさせて、大丈夫なのか」と、疑問に感じたという。そして、できるだけ農薬を排除した野菜を提供することができないかと開発したのが、ベジセーフなのだ。

しかし、新しい概念・文化を浸透させることは、当然ながら容易ではない。蓮見が何より苦労したのは、ベジセーフの元となっている“アルカリ電解水”に対する正しい情報や一般的な概念がない中で説明すること。アルカリ電解水を使った製品を販売している他社メーカーですら、電気分解の原理原則まで理解し説明できる人がいなかった。周りに理解されず売れない時期が続き、一時はベジセーフの製造停止も考えたが、追い風が吹き始めた。日本でも予防医学の大切さが叫ばれ始めたのだ。予防医学の権威である辻クリニックの辻直樹院長や日本の食育を支える重鎮である服部栄養専門学校校長の服部幸應氏など、日本を代表する食のスペシャリストたちに後押しされ、販売を再開。蓮見自身も店頭に立ち、実演を交え販売することで、地道にベジセーフの存在が広がっていったのだ。

安全も楽しさも諦めない。日本の未来に明るい食文化を

ベジセーフの主な顧客層はママ世代と健康意識の高い人で、蓮見と同じく小さな子どもを持つ世代が多い。大きく広告宣伝を掛けないため、お客様は自らベジセーフを調べ、興味を持ってたどり着いた人たちなのだ。ヒアリングすると、食に対して神経質になっており、安心・安全を突き詰めるあまり食を楽しめていない人が多い実情を知ったのだ。
蓮見自身も、「一時期は、スーパーの野菜が全部汚く見えた」と語るほど食を楽しむことを忘れてしまい、外食も心から楽しめない状況が続いた。しかし、食は本来楽しいもの。そのため、land linkが広めていくのは、農薬や化学物質のおそろしさではなく、安全で楽しい食文化だ。食について正しく理解し、生産者も消費者も苦しめることなく楽しめる状態を作っていきたいと考えている。

実際、ベジセーフを使うことで子どもがミニトマトを食べるようになったという実例もたくさんある。子どもの舌は敏感なため、野菜に付着している農薬を感知し野菜を食べなかった子が、「ベジセーフにより農薬を洗い流すことで、たくさん野菜を食べるようになった」との声がたくさん届いている。

「次の目標として考えているのは、すぐに食べられる本当に安全なカット野菜をland linkからお客様にご提供すること。例えば、災害時などにも洗わず安心してそのまま口に入れられるようなイメージです。それが軌道に乗ったら、ゆくゆくはベジセーフで洗った証となる“ベジセーフマーク”を野菜などにつけて世の中に浸透させたいと考えております。『この野菜は大丈夫かな?』とも思わなくても済むように、ベジセーフマークがあれば安心という風になってほしい。そうやって、家庭で野菜を洗わなくても安全な野菜が食べられる、そんな文化を作るのが夢ですね」

 現在、ベジセーフは野菜以外にも利用され始めている。例えばお茶。鹿児島県志布志市にあるJAあおぞらさんに協力のもとテストを繰り返している。茶葉は農薬の散布量が多いため、輸出時に日本より基準の厳しい海外の農薬検査で引っかかってしまう。そこで、茶葉をベジセーフで洗浄して農薬除去したり、土にベジセーフを散布
し、微生物を活性化させ土壌を豊かにしたりしている。消費者だけでなく、その生産者にも喜ばれる存在なのだ。

 このように、land linkでは世界基準で安全な食文化をつくることを目指しており、世の中にベジセーフが当たり前に普及した未来を描いている。

蓮見は、「関わる人皆で幸せになりたい」という想いを強く抱く。多くの人に愛されていた父の姿を見て、今度は蓮見自身がその中心的な存在になる番だ。安全で美味しい食文化を浸透させることに夢中になっている姿は、きっと多くの人を魅了していくのだろう。

「文化を変えることや、今の世の中にない概念を生み出すということはそう簡単ではありません。しかし子どもたちが大きくなったときに、『今当たり前に使っているこの便利なものは、父ちゃんが作ったんだよ』って話せる日が来たら、この上ない幸せです。生産者、消費者、そして家族と社員。皆の笑顔が見続けられるように、まだ走り出したばかりです」




リスナーの目線

発展途上国の野菜には何がついているかわからない。そう考え、私も海外でベジセーフを愛用していた一人です。しかしこの取材で感じたのは、むしろ日本の食への危機感。安全だと思っていた日本の野菜が、その農薬量ゆえに他国への輸出が制限されているとは、あまりにも驚きでした。ベジセーフという製品に秘められた蓮見社長の想いが、日本の食を安全で美味しいものに変えていくのでしょう。

インタビュー、編集/入江あゆみ 撮影/渡辺健太郎

Profile

東京都足立区出身。高校卒業後、5年間会社で勤め、23歳で起業。その後2007年、land link創業。クリーニングコンシェルジュCHAMPIONをスタートに、文化財保管事業のMUSEO(ミュゼオ)、そして野菜あらいのお水ベジセーフを開発し、日本の安全な食文化の醸成に尽力する。

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