LISTEN

TOP > ストーリー代表・CEO > GEEKな仲間が集結。 「人となり」で勝負する ソフトウェア会社として 100年企業を目指す
ストーリー代表・CEO

GEEKな仲間が集結。 「人となり」で勝負する ソフトウェア会社として 100年企業を目指す

代表_GEEX

エンジニア一人ひとりが
自分の市場価値を理解し、
高めていける環境

月1の帰社日、委員会、イベントで
社員同士のコミュニケーションも活発

株式会社GEEX
代表取締役
吉岡 哲哉/Tetsuya Yoshioka

挑み続けたITへの道

航空会社の予約システム、PCサイトのスマホ最適化、住宅設備のWebシステム、3Dプリンタのソフト開発、市場型金融システム――最近では仮想通貨関連の案件にも参画し、時代の流れやニーズを読み取りながら、幅広いジャンルのソフトウェア開発を手がけている株式会社GEEX。自らの会社の強みを、代表取締役の吉岡哲哉はこう話す。

「社員の人間力が高い会社だと思っています。取引先からも『GEEXさんは皆さん技術者としてだけではなく、人間性も素晴らしい』と言ってもらえることが多いです。一人ひとり責任感を持って仕事に臨んでいるから、同じ取引先で長く重宝されているエンジニアもいますし、個人名で指名をもらうエンジニアもいて、信頼していただけていると自負しています」

GEEXではエンジニア一人ひとりが社員ではなく“社長”である。個人の技術力(市場価値)を高め、その技術を求めるクライアントからオーダーが集まる。プロジェクトを成功させるたびに経験値が増え、新たな技術を獲得し、市場価値が高まる。ひとりでも十分に活躍できるプロのエンジニアが集まることで、技術の相乗効果を生み出し、自己研鑽に努めている。

北海道の釧路で生まれ育った吉岡は建設業を営んでいた父親の跡を継ぐべく、高校・大学では建築を学び、卒業後は設計事務所に就職。アジア各国をまわり、建物の設計図面を作成する仕事に面白さを感じていた。しかし帰国すると、日本ではパソコンが登場しており、図面を引くのも人の手からCADやCAMに代わり、オートマチック化が進みつつあった。それを目の当たりにした吉岡は「これからはコンピュータができなければ生きていけない時代になる」と直感し、設計事務所を退職。父親にもその意思を伝え、28歳でソフトウェア会社のエンジニアへと転身した。

IT業界に飛び込んで数年、挫けそうになりながら悪戦苦闘する中で、目指すべき道が見えてくる。周りを見渡すと、自分より能力が高いエンジニアが山ほどいる。個人プレイになりがちなレベルの高い技術者達の力を一つの方向に向け、最大限の力を発揮させること、それこそがIT業界の発展のために必要なことであり、自分のやるべきことだと確信して、目標を「人を動かすポジション」に切り換えた。IT業界で、いずれは起業しようと考えたのだ。

「人をまとめたり指揮をとったりすることは得意だったし、子どもの頃から父親の会社を継ぐつもりでいたから、経営者としての自分はずっと思い描いていました。この業界で、自分の会社をつくりたい。そんな想いを実現するため、ノートに書き記して10年プランを立てたんです」

「10年後に社長になる」。その目標に向けて、3年単位で細かい目標を設定した。「○歳までにこの言語を習得したい」「○歳までにこんなところに住めるようになりたい」。ビジネスもプライベートもひとくくりにして、「なりたい自分の姿」をノートに綴った。

一つの場所で経験を積んだら、自ら進んで環境を変え、新たな領域にチャレンジしていった。さまざまな場所を渡り歩くうちに人間関係が広がっていき、多くの人との出会いの中で、良い影響や刺激を受けた。一方で、経営者として総合力を培うために、経済学を勉強。10年という長期スパンの目標を必達すべく、サクセス本や哲学本を読み漁り、モチベーションを維持し続けていたという。

その途中でも挫折を味わい、幾度もあきらめようと思った。しかし、思い描いた自分の姿、そしてITの未来を考えると足を止めることは出来なかった。

こうして金融系から物流、通信キャリアなど、幅広い業界に関わりエンジニアとしての力を蓄えていった。

 

もてなしの心は父親ゆずり。社員旅行では社長自ら運転手に

吉岡がGEEXを立ち上げてからも変わらず、さまざまな人たちから慕われる理由がある。それはエンジニアとしての経験の豊富さだけでなく、吉岡の「人柄」にあるようだ。「面倒見がいい」と言われることが多いという吉岡は、その言葉通り、周囲の人間に対するフォローやケアを欠かさない。

そして誰と接するときも、自分のすべてをさらけ出すのが吉岡流の打ち解け方。失敗談や恥ずかしいエピソードを話すこともいとわない。自分をオープンにすることで、相手が話しやすい雰囲気をつくる。そんなコミュニケーションスタイルで、上司・部下・同僚・顧客とさまざまな人たちとの距離を縮め、多くの人に慕われた。

今も面倒見の良さは変わっていない。いつもと様子が違う社員や思い悩んでいる社員がいたら、吉岡から声をかけ、仕事のこと、人間関係のことから、将来設計についてまでとことん話を聴き、一人ひとりと向き合う。設立当初から、多種多様な業種・業態に入り込んでいくIT企業では、人同士のつながりを大切にすべきという想いを抱いてきた。「こうして一人ひとりに親身になって接することによって、社員たちに人の大切さを示すことができればいい」と話す吉岡。社員にとっては仕事のことからプライベートのことまであらゆる悩みを打ち明けられる、お父さん的存在だ。

さらにはイベントがある際は、吉岡自らもてなし役を買って出るという。社員旅行では運転手を務め、バーベキューパーティでは準備から調理、後片付けまで引き受ける。社員を自宅に招待し、奥さんが手料理を振る舞うことも。社長宅でありながら、すっかりくつろぎ、酔ってソファで寝てしまう社員もいるが、吉岡は微笑んでその姿を見ている。

「仲間が笑顔でお酒を飲み、よろこんでいる姿を見ているだけで、心が満たされるんです。そもそも、僕の父は建設会社の社長だったから、大工さんを家に呼んでお酒を振る舞うのが日常でした。子どもの頃からその姿を見て育っているので、仲間に対してはもてなすものだという慣わしが体に染みついているんでしょうね。何より、社員は私にとって家族同然です。家族がよろこんでくれるなら、疲れていてもまったく苦にならないし、見返りを求める気もない。というか、自分がやりたくて仕方ないから(笑)。単純に、皆と楽しく過ごすのが好きなんですよ」

何百年も続く企業へ。そのためには「人」ありき

一般的に、クライアント先に常駐勤務するエンジニアは孤立感を抱きがちだ。しかし、GEEXは社員たちを決して孤独にさせない。

それぞれ異なる現場で働く社員たちが集まる「帰社日」を月に一度設定。現場での悩みやスキルアップについてメンバー同士が相談し合えるようにしている。課題を皆で共有することで、自分では思いつかない解決策やアイデアが出てくる。それが楽しみで、メンバーたちは日常の中でアンテナを張り、課題を探しているという。

また、外部からエンジニアのエキスパートを講師に招いて最新技術の講義をしてもらったり、さまざまなテーマを掲げてディスカッションをしたりと、知識を深めるための取り組みも活発。テーマについては「自分の市場価値を上げる」など、技術以外についてもメンバー同士で議論を繰り広げて、社員たちがしっかり自分の意見を言えるような関係を築いている。

「エンジニアってなかなか人前で話すことがないから、なるべくアウトプットできる機会を与えられるようにしています。常駐先に一人でいると、どうしても抱え込んでしまうこともあるでしょう。だから、会社では自分を解放し、肩の力を抜いてほしい。ミーティング後に飲みに行くと、皆さらにリラックスした表情になっています。家に帰ってきたかのようにホッとできる。帰社日はそんな日でありたいですね」

社員が自主的に立ち上げる委員会活動も活発だ。帰社日の勉強会を企画する「帰社日委員会」、バーベキューや花見をセッティングする「イベント委員会」のほか、「アイデアコンテスト委員会」「人材採用委員会」などさまざま。こうした委員会があることにより、社員一人ひとりが役割を担うことで、会社に関わり、貢献していくきっかけにもなっている。

吉岡が見据える目標はGEEXを100年企業にすること。ソフトウェア会社の使命でもある「時代にマッチしたものをつくること」を継続していけるように、現在は土台づくりの期間。礎を築き、次世代にバトンタッチをすることが自分の役目だという。そしてそこに必ず必要なのは「人財」だ。

「日本語でオタクという意味のギークからつけたGEEXという社名。エンジニアのプロフェッショナル集団をつくり上げたい気持ちはもちろんあります。だけど正直、技術力だけを追い求めるのではなく、社員の『人となり』にこだわる会社でありたいと思っています。人の話をしっかりと聞ける、相手を思いやれる、心配りができる。そんなエンジニアが生き残る時代に突入してきているんだと思います。人材は人財とも書く。文字通り、世の中にとって財産となるような人たちを集めたいし、財産となれる人を生み出せる会社を目指していきたいです」



 

リスナーの目線

常ににこやかに、そしてフランクに取材にお答えくださった吉岡社長。懐の深さを感じさせる笑顔を見ると、ささいな悩みでも相談したくなってしまうのも納得でした。写真撮影の最中には、見守る社員の方たちが社長を笑わせたり、軽くツッコミを入れたりと、終始和やかムード。「社員は家族」と吉岡社長がおっしゃる通り、皆さん「第二の家」のようにのびのびと過ごされていたのが印象的でした。

インタビュー・編集/青木典子、堤真友子 撮影/田中振一

Profile

北海道釧路市生まれ。大学で建築学を専攻し、卒業後、設計事務所に入社。建築士として、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどで3年働く。1985年、コンピュータに将来性を感じ、ソフトウェア会社に転職。プログラマ、SEなどとして約14年経験を積み、システムインテグレーターへ。分社化されたグループ会社の社長を務めた後、2014年、GEEXを設立。

関連キーワード

代表_GEEX

「いいね!」
最新情報をお届け

関連ストーリー

タグ

人 (403) 最新ストーリー (32) 社員_アセットガーディアン (20) 社員_ダーウィンホールディングス (7) 価値観1 (6) 社員_シーアールエス (6) 社員_ワークスイッチコンサルティング (6) 社員_メディカルネット (5) 社員_メディケアー (5) 社員_プリマベーラ (5) 社員_D&I (5) 社員_識学 (5) 社員_プルデンシャル生命保険 (5) 社員_ブルーコンシャス (5) 社員_ハコブホールディングス (5) 01 レビュー (4) 代表_ダーウィンホールディングス (4) 社員_スターティアグループ (4) 社員_ネットビジョンシステムズ (4) 社員_ジブラルタ生命保険 (4) 社員_SB C&S株式会社 (4) 01 社員ストーリー (3) 特集一覧 ピックアップ (3) 社員_フラー (3) 代表_メディカルネット (3) 代表_株式会社サーキュレーション (3) 代表_オフィスナビ (3) 代表_ブラス (3) 代表_インジェスター (3) 社員_Surpass (3) 代表_Surpass (3) 社員_ゆうしん (3) 代表_w2ソリューション (3) 社員_いろはにぽぺと (3) 社員_コールフォース (3) 社員_コムセンス (3) 社員_シーエスコミュニケーション (3) 社員_ココザス (3) 社員_マケレボ (3) 代表_スターティアグループ (2) 代表_INSIGHT LAB (2) 代表_フラー (2) 代表_SHGホールディングス (2) 社員_デパート (2) 代表_プリマベーラ (2) 代表_エボラブルアジア (2) 代表_メディケアー (2) 代表_フリープラス (2) 代表_Fusic (2) 代表_武蔵 (2)

カテゴリ

ピックアップストーリー