
真面目におもしろいことをしよう!企業のビジネスが輝くような“世界観(ストーリー)”を世に展開し、顧客とのコミュニケーションを力強く後押しする
リスナーズ株式会社
技術開発室
伊藤 辰也 / Tatsuya Ito
マーケティング、ブランディング、プロジェクト、どんな仕事でも「聴くことがすべてのファーストステップになる」――そんな想いを抱いていた伊藤辰也。リスナーズのビジョンである「世界中の人々の声に耳を傾け、ストーリーでつながる未来を創造する」に共感し、現在、技術開発室のリーダーとして同社に参画する。
「リスナーズはシステム開発などを手がけるIT企業ではありません。しかし、ITの力でできることはたくさんあると考えています。例えば、LISTENをはじめとする個別プロダクトのアップデートや社内ワークフローの効率化。クライアントから依頼されたプロジェクトをIT領域の知見を活かすことで軌道に乗せるなど、さまざまな活用の仕方があります。これまでの私の経験を活かし、IT全般で貢献することでリスナーズの企業価値を高めることができればと思っています」と伊藤は話す。
リスナーズのビジョンを実現するうえでも、ITの力は欠かせない。リスナーズのコンセプトである“聴く×伝える×つながる”というアクションの中で、“聴く×伝える”は優秀なリスナーを増やすことで実現できる。しかし、それを“つなげる”という最終的なアクションに結び付けるには、ITやテクノロジーの力が必須となる。
「人と人がつながるためには少なくとも二者以上がいて、さらに片方が、こういう人とつながりたいという具体的なイメージを持ち、自ら情報を取りにいく必要があります。この能動的な行為をリスナーズが代行したい。リスナーズが介在することで、より多くの人と出会えるようにしたいのです」
IT活用のメリットは、“時間”と“場所”の制約をなくせること。その強みを活かして、人と人とをよりつながりやすくすることが、自らの使命であると伊藤は感じている。
伊藤は三重県四日市生まれ。高校3年生でヒトゲノム解析に興味を持ったことや琵琶湖でのバス釣りが趣味であったことから、滋賀県にある大学を選択。生命情報科学を学んだ。
伊藤に人生のターニングポイントが訪れたのは、就職活動のためのOB訪問だった。
「生命科学を専攻する学生の就職先として多いのは、製薬会社の研究室なのですが、実際に働いている方から『日本では臨床を含む薬品の開発期間が長く、研究人生において一つの薬を世に出せたら御の字だ』と聞き、衝撃を受けました。そんなに長いスパンで、私に人生設計ができるだろうかと思ったんですね。一方で、大学ではYoutubeやニコニコ動画などのインターネットサービスが流行っていました。サービスをすぐに世の中に出せ、リアクションを早く知れるというスピード感に引かれましたね。いつしか、ITの分野で自分の力を試してみたいという想いが芽生えました」
そこで伊藤は専門学校でITやWEB領域を学び直し、AR技術を開発する外資のベンチャー企業にWEBエンジニアとして就職した。その会社ではマーケティングやデザイン、広報など多くの仕事に携わった。
「ARコンテンツを埋め込んだ、紙媒体の効果測定ツールなどの開発を手がけていました。マーケティング関連のツール開発に一番長く携わっていましたね」
その後「サードスコープ」というクリエイティブファームを起業。社名には、より大きな視点で俯瞰的に物事をとらえ、未来を創生するという想いを込めた。
「過去、現在、未来のタイムラインを大事にしつつ情報を整理し、クライアントの未来に向けたより良いサービスを提供することがモットーです。デザイン×テクノロジー×マーケティングを武器に、まだ少ないクリエイティブテック系企業として成長していきたいと思っています」
伊藤の仕事における流儀は、プロセス重視。結果的にプロジェクトがうまくいったのではなく、うまくいかせるためにはどうすればいいかにフォーカスする。そして、さらにより良いものをと、ブラッシュアップを繰り返す。
「それでもプロジェクトのすべてが100%うまくいくことはありません。ただ、困難な状況にこそ、志や心意気があらわれると思っています。泥臭くなろうとも、なんとか成功まで持っていく行動が大切です。そして次から、その失敗をナレッジとしてプロセスに落とし込み、精神論や属人性の割合を減らしていくイメージで仕事をしています」
伊藤にはクリエイティブ分野において、テクノロジーの力でイノベーションを起こすという夢がある。人と人のコミュニケーションをより最適化し、生産性を世界トップレベルへと向上させたいと力強く語る。
「私自身が目指す、人と人が簡単につながれる世界にしたいという想いは、リスナーズと重なります。世界中の人が出会いたい人とスムーズにつながれる環境を創り出したいですね」
公開日:2022年5月12日
インタビュー・執筆:大曽根桃子/編集:猪俣奈央子
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