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法的解決は手段にすぎない。 共感型の弁護士活動で、 依頼人の幸せを追求したい

代表_虎ノ門法律経済事務所

『弁護士ドットコム』での活動で
ランキング全国1位の実績

「24時間相談受付」「LINEのIDを公開」
常識破りのスタイルで
依頼人の想いに寄り添う

虎ノ門法律経済事務所
弁護士
齋藤 健博 / Takehiro SAITO

「助けたい」というより「一緒に考えたい」。“共感”が原動力

無料法律相談や弁護士・法律事務所の検索ができる『弁護士ドットコム』。その登録弁護士ランキングで全国1位を獲得した実績を持つのが齋藤健博だ。

※弁護士ランキング/登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたもの。

相談は24時間受付。自らの携帯電話番号やLINEのIDを公開し、困っている相談者からすぐ話を聞く――そうしたスタイルで活動を続けている。

日本全国駆けつけるという姿勢が評判を呼び、齋藤の手帳には空白がほとんどない。家庭内トラブルや男女問題を数多く手がけており、現在も離婚・慰謝料請求・親権など事案を常時100件ほど抱えている。そんな状況でも、齋藤は多忙を理由に新たな面談を断ることはほぼないという。

「家族や個人間の問題を弁護士に相談したいなら、緊急事態。依頼を受けるかどうかは別にして、まずはすぐにお話を聞くというスタンスです。せっかちな性格なので、問題発生をキャッチしたらすぐに状況を把握したいというのもありますが、早い段階で細かなことまで把握できれば、さまざまな打ち手を考えられますから。それに、私を選んでくれた以上、電話やメールではなく、なるべく直接対面してお話ししたいですから」

迅速な初期対応を心がける齋藤は、まるで救急病院で人命に向き合う医師のようだ。

しかし、「助けてあげたいという気持ちでは活動していない」と言う。自分は法の専門家ではあるけれど、だからといって人より偉いわけでない、一人の人間。人を導いたり、上から手を差し伸べたりする意識はない。「一緒に解決へ向けて歩んでいく」という姿勢である。

そうした姿勢が、一般的な対応策では導き出せない結果を生むこともあった。

ある女性の依頼人が、「夫が家を出てしまい、連絡もつかない」と困り果てて相談に訪れた。夫が妻と別居した原因は他の女性との不倫の末に子どもができたことであり、このようなケースは離婚を前提とした慰謝料請求など法的解決に動くことがほとんど。しかし、依頼人は金銭的な解決ではなく夫との関係の修復を望んでいた。

そこで齋藤は、依頼人の気持ちを尊重し、代理人として音信不通の夫と対話を試みた。

自分には計り知れない事情や感情もあるであろうことを踏まえ、依頼人に手紙も書いてもらい、夫への接触を開始した。ところが、電話をしてもメールを送っても、相手からの反応はない。

この状況なら、「夫はこれ以上関係がこじれることを恐れて、妻との対話を拒否しているに違いない」と判断し、復縁を断念させ、一方的に書面を送ることもできた。しかし齋藤はあきらめられずに、最後の賭けとして手紙を送ることに。すると、「家に来てくれるなら」とようやく返事が戻ってくる。このチャンスを逃すまいと自宅を訪問すると、齋藤を迎えたのは病に伏せていた男性。夫は妻の知らぬ間に病を患い、妻に悪いと思いながら連絡することもままならなかったのだ。

夫から拒絶されていたわけではないという事実を知った依頼人は、何としてでも夫を家に連れ戻したかった気持ちが変わっていく。事実に向き合ったことで、今の状況を冷静に捉えられるようになり、離婚もやむなしという結論を納得して出すことができた。もし、あのとき夫の真意を知ることなく、違うやり方をしていたら、夫婦は別の結末を迎えたかもしれない――今でも齋藤はそう思い返す。

「民法には“金銭賠償の原則”という考え方があり、不法行為に対してはお金で解決するのが前提です。でも、依頼人にとっては、お金をもらう(払う)ことや金額の大小は結果でしかなく、“迷惑行為が今すぐ止むこと”や“安心して暮らせること”、“気持ちに区切りをつけること”などが一番の願いであるはずです。まずはそうした側面での改善を図りたい。その後の難しいことは私が考えればいいことです」


劣等感から抜け出すために進んだ、法律の世界。その奥深さに触れて

齋藤は2015年の司法試験に一発で合格し、1年間の司法修習を経て2016年12月から虎ノ門法律経済事務所に所属。ハイペースで意欲的に仕事に取り組んだ。しかし法律の勉強を始めた頃は「弁護士になる気はなかった」という。

幼い頃から、人の指図にただ従うのは好きではなかった。友達と外で遊びまわるより一人で過ごしたかった。周囲に振り回されたくなかったからだ。学校の先生たちは期待されている答えを上から押し付けているように感じられた。一度「これ」と決めたらとことん熱中するけれど、意味を感じられないことには取り組まない。そんな子ども時代だったという。

進学先として選んだのは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)。自由な校風や主体的に行動する学生たちに憧れて入学したものの、待っていたのは劣等感だった。学生ながら起業する人や社会課題の解決に取り組むような人が、そこかしこにいる。そんな同級生との間に、大きな隔たりを感じてしまった。そうして気付いたのだ。自分がなんとなく人生を選択している。本当にやりたいこともないまま、他人と比較して落ち込んでいることに。

「それなら、自分は別の道を行く」。そう思ったとき、たまたま目に留まったのが、最高難度の資格である司法試験。ただがむしゃらに勉強する対象を見つけた齋藤は、SFCでの学生生活の後、同じ慶應義塾大学の法学部法律学科に入り直し、同大学の法科大学院へと進んでいった。

勉強を始めた当初は、弁護士になりたいわけでも、ましてや裁判官や検察官を目指したわけでもなかった。ただ勉強が面白く、一時は法律の研究者としての道を模索した。しかし、弁護士登録して初めて法律の奥深さに気付いたことが、齋藤の考えを変えた。

「例えば、刑法は人が人を裁くためのルールですが、根底に流れているのは“人が人を裁くとはどういうことか”という哲学的な考えです。“これを正当化するには?”という問いを与えられています。法とは、作られた当時の常識を明文化したもの。であれば、時代が変われば解釈も変わる。どんな形であれ法律の専門家は、一度知識を詰め込んで終わりではないのです。これに気付くうち、ただ研究に没頭するだけではなく、法律を“動かす”場面に没頭していました。

 

自分と出会ってくれたことへの敬意を忘れない

そんな紆余曲折を経て弁護士への道を歩み始めた齋藤だが、その経験があったから、現在の仕事のスタンスが出来上がったのだという。

子どもの頃からの「何ごとも自分が決めた道を行く」性格は、裏を返せば「人に相談をするのが苦手」だった。自分自身も悩みを一人で抱え込んでいた。だからこそ、自分を選んで悩みを告白してくれた相談者には、敬意を持って接する。

「悩みや困りごとを人に話すのは、勇気のいることだと思うんです。もし自分だったら相当高いハードル。そのハードルを乗り越えてくれたこと、しかも世の中には他にも弁護士がたくさんいるのにわざわざ自分を選んでくれたことに、感謝をしたいです。また、私たち弁護士にとっては“慰謝料”も“不貞行為”も日常的に目にしていることですが、相談者にとっては人生を左右する一大事ですよね。状況を説明するうちに号泣する人だってたくさんいます。話しながら怒ったり悲しんだりと感情を露わにする人も珍しくありません。そうした当事者の気持ちや感覚をきちんとくみ取ることを、忘れたくても忘れられません。自分は単なる相談者ではなくて、プロとして『何とかしたい』と。使命感に近い気持ちが湧きます」

齋藤の毎日は、目まぐるしく過ぎていく。弁護士として働き始めたばかりの頃は、いつも時間に追われているような感覚で、辛かったときもあるという。実績を積んで解決事案が増えた今、依頼が寄せられることの幸せを噛みしめている。

近年は、さらに活動の幅を広げた。母校である慶應義塾大学で助教を務めているのだ。「後輩たちと勉強していると、なにより元気が出るんです。唯一のホッとできる時間でもあります」と語る。

齋藤は個人間のトラブル解決だけではなく、企業法務や刑事事件も手がける。「どんな組織でも事件でも、根本の問題は同じ」と言う。どんな組織と相対するにしても、出てくる担当者が「人格」を持っていることに変わりはないからだ。もはや弁護士という役割を超えて、一人の人間として向き合っている感覚なのだろう。

ときには、依頼人にとって不本意な結果となりそうな事案もある。そこで失望されるかと思いきや、「先生と話をしていると元気になる」と笑顔を見せてくれる人もいる。「先生、いつ寝ているんですか?大丈夫ですか」と気遣ってくれる人もいる。依頼人に、逆に救われることもあるのだ。

「弁護士の役割は法律面の支援だけでは当然ない。それが最近わかってきました。相談に来てくれた方々には、今の状況の整理と、これを改善するにはどうすればいいのかについて、アドバイスを手書きしてお渡ししています。ふと気付くと、そこに難しい法律論はない。仕事になる・ならないも、まったく気に留めていない自分がいるんです。一人の人間として、依頼人の困りごとを取り除けるのであれば、法的な手段だけに縛られる必要はない。解決方法にはあらゆる可能性がある。それを一緒に模索していきます」


 

リスナーの目線

「真面目で実直」、それが齋藤先生の第一印象でした。しかしお話を伺ってみると、胸の内にあったのは、相手の気持ちに共感したいという思いやりの心。人の感情をくみ取り、それを原動力にされている方なんだという印象に変わりました。法律と聞くと、私たち一般生活者の目線ではどうしても「小難しい、堅苦しい」というイメージが先行しがち。けれど齋藤先生のような共感型の弁護士さんなら、気負わずに相談しやすいのかもしれません。

インタビュー・編集/森田大理、青木典子 撮影/後藤敦司

Profile

2010年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。2013年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2015年、慶應義塾大学法科大学院修了。2015年、司法試験に合格。1年間の司法修習を経て、現在 虎ノ門法律経済事務所(池袋支店)に所属。

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