
一人ではできないことを、チームで実現させるスイミー経営
株式会社識学
営業1部/M&A課 部長 識学講師(2021年)
→ 開発本部 本部長 M&A課課長 上席コンサルタント(2022年)
和田垣 幸生 / Takao Wadagaki
初めて識学に触れたときのことを、このように話すのは和田垣幸生だ。現在、主に経営者や企業の幹部層を対象におこなう、組織マネジメント理論の「識学トレーニング」と2019年に立ち上がった「M&Aトレーニング」事業の責任者を務めている。部下のマネジメントや採用活動、当該事業のマーケティング活動にも従事。組織の中核を支える存在だ。
入社したのは、株式会社識学が設立して間もない2015年9月。人材募集に応募するまで識学の存在を知らなかった和田垣は、選考面接で識学理論について説かれると、大きな感銘を受けた。
「『目標設定の重要性』に関する話を聞いて、過去の自分は何もできていなかったことに気づかされました。一方で、これまでに出会った優秀な管理職の方の行動を思い返してみると、マネジメントのメカニズムを理解しているように思えたのです。講師として識学を広めることで、人によって大きな差があるマネジメントスキルを埋められるのでは、と感じました」
入社以降、研修やテキストを通じて膨大な量の識学理論を習得し、講師の活動に打ち込んだ。組織の拡大を見据えた講師職の増員に伴い、新たに育成の体制づくりにも着手。講師になる明確な基準やチェックリストなど、何もないところからのスタートだった。そこから認定試験の策定をはじめ、講師の水準を向上させる仕組みを構築。和田垣が整えた教育環境が基盤となり、講師陣のレベルの高さが維持され、それが識学の強みにもなった。
中途入社の社員が多数在籍し、おのおのが前職で培った知見を有していることも、識学の特徴だ。組織運営に課題を持つ、あらゆる企業が導入対象となるため、講師にもさまざまな業界知識が求められる。自身が担当する企業の業界について分からないことがある場合は、詳しい社員に聞く風土が自然とできているという。
講師の育成に取り組み、現在は採用活動にも携わる和田垣。識学で長く活躍する人材の特徴について次のように語る。
「入社前の段階から識学理論に強い関心を抱き、識学の講師として働く意義を感じている人は、入社後も伸びしろが大きいです。識学はマネジメントだけでなく、一個人の働き方にも置き換えられる理論。自身の仕事にも識学を徹底できている社員は、講師としての成長も早いといえます」
この姿勢は、経営者に対するトレーニングの場でも不可欠だ。ただトークスクリプトや表面的な知識をインプットしただけでは、説得力のあるトレーニングはできない。識学への理解が深いほど、顧客の課題解決に対して正確かつスピーディーに尽力できるという。
「識学理論を根幹から体得していれば、お客様からどんな質問をいただいても確実に答えられますし、困っていらっしゃる原因の改善策を見いだせるはず。その結果、組織にいい影響を与えられることがこの仕事の醍醐味でもありますね」
講師として多くの組織の発展に貢献してきた和田垣は、自身が携わる事業の認知拡大に注力しながら、さらなる目標についてもこのように話す。
「マネジメントコンサルティング事業もM&A事業も、売上や導入数といった数字面に貪欲になりながら、スケールアップを図っていきたいです。そしてまた、新たな事業を担当していく。そんなサイクルで取り組んでいきます。それが識学を世の中により早く浸透させていくことにつながっていくはずですから」
公開日:2021年10月7日
インタビュー・執筆:堤真友子/編集:猪俣奈央子
撮影:田中振一
一人ではできないことを、チームで実現させるスイミー経営
入社1年目にして大阪本社の新規プロジェクトに抜擢。2年目には東京拠点の立ち上げを担う
写真家と事業家、二つの顔で自然や動物に寄り添う
ディールには自分次第で成長できる、やりがいに満ちた環境がある
タグ