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ストーリー代表・CEO

東京と沖縄を拠点にスポーツ界を盛り上げる。選手や子どもたちが夢を描けるように

代表_SHGホールディングス

2018年開幕の卓球プロリーグ「Tリーグ」に挑戦する 『琉球アスティーダ』

ビジネス経験を活かして
スポーツ事業を面白くする企画を仕掛ける

SHGホールディングス株式会社/琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社
代表取締役/代表取締役
早川 周作 / Shusaku Hayakawa

卓球プロリーグが開幕。沖縄の子どもたちが夢を追える環境を

卓球界において、初の国内プロリーグ「Tリーグ」が2018年秋に開幕。Tリーグに沖縄から挑戦するのが『琉球アスティーダ』だ。この琉球アスティーダの運営会社として、2018年3月、「琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社」が設立された。その代表に就任したのが早川周作だ。

「私のビジネス経験を活かせば、日本のスポーツ界をもっと活性化できる。アスリートの収入アップにもつなげられる。子どもたちに夢やチャンスを与えることもできる。だから、取り組む価値があると思ったんです」

琉球アスティーダは、リオ五輪・卓球男子団体の銀メダリストであり、世界ランキング日本人最高位7位(2018年3月現在)の丹羽孝希選手、チャイニーズタイペイ代表で世界ランキング過去最高位3位の荘智淵選手、福原愛選手の夫として知られる台湾の江宏傑選手らを獲得。JリーグクラブFC琉球とも包括協定を結び、チーム強化はもちろん、卓球界全体の盛り上げに向けて動き出している。

早川はもともとSHGホールディングス株式会社の代表として、飲食店運営、リラクゼーションサロン・ネイルサロン運営、出前&ケータリングサービス、ECなど幅広い事業を展開してきた。事業家としての成功経験を活かし、現在は経営コンサルタントとして約90社のベンチャー企業の顧問・アドバイザーを務めている。

スポーツビジネスというと、それまではゴルフ事業しか経験がなかった早川。代表就任の要請を受け入れたのは、チェアマンであり、オリンピックに4回出場の経験をもつ松下浩二氏の想いに共鳴したからだ。

「『5歳から始めて、15歳で世界大会でメダルを獲れる可能性がある。貧富の差が拡大している沖縄で、子どもたちが資金の負担なくチャンスを与えられるスポーツって、卓球以外ありますか』と。松下さんが真っすぐな目で訴えかけてきたんです。私自身、7年前から沖縄に居を構えて、年の半分は沖縄で過ごしていますが、基地問題など政治的に難しい立場にあり、経済にも閉塞感が漂っているのを痛感していました。だから、彼の言葉がストレートに響いたんです」

恵まれた環境にいる人だけが強くなって勝ち抜いていける社会ではなく、弱い立場にある人も光を当てられ、チャンスを与えられる社会をつくっていきたい――それは、これまで早川が取り組んできたことと共通する理念だった。何しろ早川自身が、かつては「社会的弱者」だったのだ。

 

逆境を乗り越えて起業。ベンチャー経営者の支援に注力

秋田県秋田市で生まれ育った早川が、大きな試練に遭遇したのは高校生の頃だ。家業が倒産し、実父が蒸発。家財をすべて失い、母子は心中寸前にまで追い込まれた。役所に助けを求めたが、対応は冷ややか。そんな中で母方の親戚と1人の法律家が救いの手を差し伸べてくれ、どん底を脱することができた。

新聞配達で学費を貯めると、上京して大学に進学。自分たちを救ってくれた法律家のようになりたいと、法学部で学ぶと同時に法律事務所でのアルバイトに勤しんだ。すると、学生ながら必死に働く姿がある投資家の目に留まり、数千万円の出資の申し出を受ける。このチャンスを得て、学生起業家として頭角を現した早川は、不動産会社の経営を軌道に乗せた。

「いざというときに頼れるのは、人の優しさ、人とのつながりだけ。学生時代に、そんな実感が胸に刻まれました。自分のためだけに仕事をするのではなく、人のために働くことで、人との良いつながりが築かれ、回りまわって自分に良いことが返ってくる。だから私も、私と出会って良かったと言ってもらえるような働き方、生き方をしようと思うようになったんです」

事業を運営する中で、社会問題への意識が強くなり、会社を手放して政界へ。羽田孜・元首相の秘書を約2年半務め、28歳で衆議院選挙に出馬した。しかし、惜しくも次点にとどまり、事業運営に復帰。政策によって社会を変えることは叶わなかったが、国を担っていく若者が夢を持てるような事業の展開、そして社会を変えていこうとする気概を持つベンチャー起業家の支援に力を入れるようになった。

経営コンサルティングの依頼は、すべて受けるわけではない。どんなに有望なビジネスモデルであっても、経営者が「儲かりさえすればいい」「自分さえよければいい」といった考えの持ち主だと察すると依頼を断る。高い志や想いを持つ人だけを支援したいからだ。

志や想いがある人であれば、経営者に限ることもない。最近では、由緒ある流派の狂言師に寄り添い、狂言界の変革や、日本文化を世界に発信していく取り組みを支援している。

テーマが「スポーツ」であっても、志を持つ人と手を結んで力を尽くすのは、早川にとってごく自然な選択だったのだ。

「アジア地域を俯瞰して見ると、沖縄は中心地に位置する。アジアのトップ選手を呼び寄せるには、東京や大阪以上に地の利があるんです。沖縄の子どもたちが、世界のトップクラスの選手らと触れ合うことで気付きや学びを得て、世界で活躍できる選手としてはばたいていく。そんな将来ビジョンを描いています」

ビジネス経験を活かした仕掛けで、スポーツの収益性を高める

琉球アスティーダスポーツクラブの運営には、早川がこれまでのビジネスで身に付けた成功ノウハウを取り入れていく。スポーツ界に古くから存在する慣習や常識、利権などに縛られるつもりはない。「卓球がより注目を集め、ファンが増え、盛り上がり、チームや選手の収入が向上する」というゴールに近づくためなら、あらゆる手段を活用する。

一例が、社会に影響力を持つインフルエンサーとの連携だ。YouTube日本スポーツ部門でチャンネル登録者数1位、総再生回数1億回を誇る卓球Youtuber『ぐっちぃ』こと山口隆一選手が入団。YouTube上で卓球のテクニックを伝授するほか、有名選手との対戦など、ユニークな企画や演出でPVを獲得し、注目度アップを目指す。アイドルを招いての卓球対決など、芸能人の集客力を活かしたイベントも開催していく。

ほか、東大発ベンチャーと提携したトレーディングカードの運用や、AI(人工知能)を使った仕掛けも検討中。AIによる仕掛けは「試合の入場シーンで、観客が選手の心拍数の変化を見られる」といったものだ。

また、情報発信拠点かつ、気軽に卓球を楽しめる場として、卓球ができる肉バル「バルコラボ Takkyuバル 奥武山公園店」をオープンした。子ども向けの卓球教室も、今後10教室まで増やしていく。

常識にとらわれない発想で活動の幅を広げ、琉球アスティーダをアジア、さらには世界中で誰もが知るプロスポーツチームとして育て上げる。

「ビジネスを創ってきた私だからこそ、できることがある。『面白い』『必ず喜ばれる』と確信したら、周囲の声は気にせず突っ走っていくつもりです(笑)。世界の卓球人口は3億人を超え、サポーターも8億5000万人以上というデータがあります。2020年の東京オリンピックに向けて、日本の卓球界の盛り上げにベストを尽くします」

琉球アスティーダスポーツクラブでは、卓球だけにとどまらず、幅広いスポーツの振興やアスリートの支援に取り組む。例えば、マイナースポーツの選手とスポンサー企業のマッチング事業。世界で戦える実力や成長可能性を持ちながら、単独でスポンサーを獲得することが難しい選手を、10人など数をまとめてスポンサー対象とする。スポンサー側も単独ではなく複数社の共同。スポンサー料を低く抑えつつ、選手のうち誰か1人でも成果を挙げれば広告効果が期待できる仕組みだ。同社が間に入って交渉することで、選手が競技だけに集中できるようにしたいのだという。

一般向けには、トライアスロンチームも設立し、企業経営者に参加を呼びかける。早川自身、つい最近、トライアスロンのレースに初挑戦し、その「効能」を実感した。

「経営者は常に考え続けている。余計なことにまで思考を巡らせている。でも、泳いで、自転車を漕いで、走って…という過酷な状況に身を置くことで、頭が真っ白になるんですよ。その瞬間こそ、自分の本心と対峙することができ、課題の本質をつかめると思います。そしてそんなシーンを共有する仲間とは、より深く結びつくことができます。銀座や西麻布のクラブでダラダラ会話しているよりよっぽどいい。飲み会で浪費している額の3分の1でも投じれば、『健康』『自分と対峙する時間』『深く付き合える仲間』が得られるのだと、啓蒙していきたいですね」

アスリート、ベンチャー起業家、伝統芸能の継承者……対象はさまざまだが、早川が「自分に課せられた使命」と考えることは一つ。「夢が持てない」「夢はあるけど叶うわけがない」「どうやって夢を実現すればいいかわからない」という人々のために、夢の実現のチャンスを提供することだ。

「私自身、多くの人に助けられてきました。企業や個人の夢の実現のお手伝いをすることは、これまでお世話になった人への恩返しでもあります。どんな状況下でも夢は実現できるのだと伝え続けるし、その実現に伴走していきます」

リスナーの目線

初対面の相手を「僕はプータローです」と煙に巻きながら、笑顔の奥に“凄み”のような存在感を漂わせる早川さん。実際には分刻みの打合せをこなしつつ、自社店舗を足繁く回っては、スタッフへの目配りを欠かさないなど、密度の濃い仕事ぶりをうかがわせます。常人にはつかみどころがない個性を、先入観なく、素直に受け入れた人だけが「勝利のセオリー」を享受できるのですね

インタビュー・編集/垣畑光哉、青木典子 撮影/田中振一

Profile

秋田県秋田市出身。大学受験を目前に家業が倒産し、父が蒸発。アルバイトで学費を貯めて明治大学法学部へ進学し、学生起業家として数多くの会社の経営に参画。その後、元首相の秘書として2年間勉強し、28歳で国政選挙に出馬。次点となって経営者に戻ってからは、日本最大級の経営者交流会を全国で開催するほか、弁護士、行政書士、公認会計士、税理士、社労士、その他の専門家と連携して 約 90 社のベンチャーで法務・財務・営業支援などを指揮。「日本のベンチャーを育てる」を原点に活動する。

現在は飲食事業などを運営する SHG ホールディングス株式会社代表取締役、南青山リーダーズ株式会社取締役、株式会社スキャる執行役員などを兼務。また2018年2月には、国内初の卓球プロリーグ・Tリーグに参戦する「琉球アスティーダ」を運営する琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社代表取締役に就任。月の半分を過ごす沖縄の地域貢献や琉球大学でも教鞭をとるなど、誰もが等しく夢を持てる社会の実現を目指す。

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