
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
株式会社秋葉牧場
企画広報室 課長
落合 沙也佳 / Sayaka Ochiai
広報・イベント企画・デザイン・営業の業務を統括した企画広報室で、2021年秋から課長として働いています。
広報としては、メディアへの掲載確認・原稿校正や、成田ゆめ牧場の季刊誌「ゆめ牧場通信」を年に4回制作・発行しています。また、外部との窓口応対も行い、取材の際は現場に立ち会うこともあります。
成田ゆめ牧場でシーズンごとに開催する定例イベントの内容を検討したり、社員同士でアイデアを出し合い、新しいイベントを企画・実行するのも主な仕事の一つです。月に一度、主要部署が集まって企画会議を実施します。参加者全員でブレストを行い、年次や部署に関係なく、良いアイデアがあれば企画に採用されることもあります。
そのほか、牧場の売店やインターネットで販売する商品パッケージなどを制作したり、取引先へ商談に出かけたりと、企画広報室での業務は本当に多岐にわたります。
当たり前かもしれませんが、やるべき仕事はしっかりやり切るということです。高校時代の恩師に、「“頑張る”ことは“我を張る”こと」だと教えていただき、以来、座右の銘にしています。一生懸命働いている自分の姿に酔うのではなく、結果を出すために頑張り続けることが大切。だからこそ、基本的な業務を蔑ろにせず、日々コツコツとやるべきことに向き合いながら成果を出していきたい。
秋葉牧場には挑戦できる土壌があり、イベントを自由に任せてもらえることが、仕事のやりがいになっています。終わった後は必ず検証を行い、結果を次回に活かしていく。企画をブラッシュアップしながら取り組むことができる環境に、感謝と面白さを感じています。
子どもの時から動物が大好きだったことから、大学では生物資源科学部に進み、家畜や身近な野生動物について学びました。
大学時代の学びを活かしたいと、就職活動では動物に関わる仕事を探していた際、秋葉牧場と出合いました。成田ゆめ牧場の魅力は、ほかの観光牧場とは違い、体験を通して学びを提供できること。お客様を楽しませることに加えて「気付き」も提供する姿勢に共感し、将来性を感じて新卒で入社しました。気軽に上司に相談・雑談ができる風通しの良い雰囲気があり、居心地良く働ける環境に感謝しています。
未熟ながら企画広報室の管理職を任されているので、チームをまとめる存在へと成長していくことが目標です。
近い夢としては、お客様が体験を通して何かを持ち返っていただけるようなイベントを企画すること。毎年夏に、成田ゆめ牧場ではお子さまだけを集めたキャンプをしていましたが、コロナ禍になり実施できなくなりました。そこで、自然体験での学びの要素が入った、日帰りのイベントを思案中です。例えば、じかに家畜と触れ合ったり、飼育員から話を聞く場を設けるなど、成田ゆめ牧場でしか体験できない価値を提供したいと願っています。
コロナ禍で制約が多く難しいこともありますが、安全面に配慮し十分に対策を練りながら、諦めずに挑戦し続けたい。唯一無二のイベントを企画して、一人でも多くのお客様に学びの場を提供することができたら、これ以上の喜びはありません。
公開日:2022年3月30日
インタビュー・執筆:大曽根桃子/編集:山田富美
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