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ストーリー代表・CEO

さらなる展開へ向けて 「アーバンライク」へ社名変更。 「理想以上の暮らし」を 提供したい。

代表_アーバンライク

株式会社アーバンライク

代表取締役
吉野 悟 / Satoru Yoshino

 

理念に立ち返って事業を拡大。「自分たちらしさ」が基準

 株式会社アーバンホーム。2008年に立ち上げた住宅会社は20〜30代の若いファミリー層を中心に高い支持を集め、瞬く間に熊本県北エリアで商圏販売棟数ナンバーワンとなった。代表取締役の吉野悟は、住宅業界の変革者として同業者からも一目置かれてきた存在だ。そんな彼のもと、満を持して新たな航海へと舵を切った。2019年3月に株式会社アーバンライクへと社名変更し、事業展開を加速させている。

「住宅の事業を10年以上続けましたが、ここで会社の理念である『理想以上の暮らしを提供する』ことに立ち返ろうとしています。旅先の快適なホテルで過ごしたり、美味しい外食を味わったり、暮らしのあらゆる分野に関わることで、この理念の実現により近づくと考えています」

 新社名の「ライク」は、「好き」ではなく「らしさ」を意味する。以前から社内で「これってアーバンっぽいよね」とのやりとりが共通言語となっていたことから、「自分たちらしくサービスや商品を提供していきたい」という願いが込められている。アーバンホームは住宅事業のブランドとして据え置き、今後は暮らし全般に関わる事業を展開する予定だ。
 営業所を持つ熊本と福岡に加え、2018年には沖縄に『琉球アーバンホーム』を設立。ここでは住宅事業のほかにホテル開発や不動産会社のブランディング事業、沖縄の海沿いやリゾート物件に特化した宅地専門のポータルサイトの立ち上げを計画・進行している。


失敗を繰り返し、住宅業界で起業。いくつもの出会いが転機に

 順風満帆なサクセスストーリーを歩んできたかに見える吉野だが、決してそうではない。

福岡県大牟田市で生まれ育ち、高校時代からライブやクラブイベントの企画をするなど商売魂を発揮。だが、卒業後に起業した古着と海産物の販売業は一年で廃業し、次に立ち上げたパソコン販売とWeb制作の会社ではスタッフに持ち逃げされた。「海外ならば」と、たこ焼き屋のハワイ出店を計画したが現地空港でテロリストの疑いをかけられ、入国拒否となり挫折するなど、数多くの困難を経験してきた。追い打ちをかけられるように、のちに妻となる彼女から「定職に就かないと別れる」と告げられ、この言葉をきっかけに一念発起。就職した住宅会社で朝から晩までがむしゃらに働き、短期間でトップセールスマンにまで上りつめたのだった。

 「お客様の想像を超える提案ができてこそ、心から満足してもらえる」。自分の営業スタイルに確信を持ったことで、吉野の中にあった起業家魂に火が付き、起業を決意。勤務先の社長は熱意みなぎる吉野を後押しし、開業時には出資までしてくれた。こうして吉野は、福岡県大牟田市でアーバンライクの前身となるアーバンホームを創業する。

 プロの視点で厳選した建材や仕様を標準化し、高品質なデザイン・性能を低コストで提供する『セミオーダー住宅』。将来のキャッシュフローをもとにした資金計画のアドバイス。これらをもとに圧倒的な提案力で顧客の満足度を高めていった結果、業界平均では10%台とされる既存顧客からの新規顧客の紹介で56%という数字を叩き出した。

 好調に伸び続ける住宅事業だけでも十分輝かしいキャリアに思えるが、ある出会いがさらなる転機をもたらした。25歳で起業し、3年ほど経った頃には「イケてる社長」として地元で注目されていた吉野。しかし、ビジネススクールで経営学を学んだり、全国のベンチャー起業家と関わることが増え、先輩経営者たちの高いマインドに触れたりしたことで、いかに視野が狭かったかを思い知らされたと言う。

「目を向けていたのは住宅についてだけで、仕事を通して社会に貢献する意識が欠けていました。このままじゃマズイ、考え方を変えないと。そんな危機感に襲われたんです。社会への恩返しを意識して成長戦略を根底から見直し、結果が表れ始めたように思います」

 そしてもう一つ、偶然の出会いから新しい扉を開けたものがある。現在進めている沖縄事業だ。以前から沖縄好きで、年数回は訪れていた吉野。たまたま沖縄の居酒屋で食事をしていたときに居合わせた大工と意気投合。アーバンライクのことを前から知っていたと話す大工に「沖縄へ出店したら一緒に仕事をしてもらえますか?」と尋ねると快諾され、「沖縄で仕事がしたい」との想いが加速。いざ沖縄を市場調査すると、木造住宅の需要が急速に高まっていることを知った。
 もともと沖縄は木造住宅が主流だったが、沖縄戦以降は鉄筋コンクリート造へと移行。ところが近年、観光客の増加に伴うホテル建設などで建築コストが高騰し、コンクリート造より低コストの木造住宅が脚光を集めていたのだ。
 外熱をため込まない木造は、沖縄のように暑い地域では格段に涼しくなる。台風やシロアリといった沖縄特有の問題もあり木造は敬遠されているかと吉野は思っていたが、調べてみると建築技術の進化により木造住宅の需要が急伸していると知った。事実、2013~2018年でシェアが約5倍に急増していたほど。住宅会社として培ったリソースを存分に発揮でき、肝心の大工もいる。「よし、やろう!」と決断した。

 沖縄人気は今や観光客数ではハワイを上回る。何かを挑戦するのに最も有望なマーケットだと見込んだ吉野は現在1カ月のうち1週間ほど沖縄へ出向き、地盤固めに奔走している。不動産バブルによる木造住宅の需要増加も追い風となり、軌道に乗りつつある。

新規事業に挑戦し続け、「なくなると困る」存在を目指す

「やりたいことがあり過ぎて、何から手をつけたらいいか迷う」と語る吉野。このチャレンジ精神こそが、アーバンライクが目指す姿なのである。その中でも、まず取り組みたいと考えているのが、暮らし方を提案していくこと。 

「『暮らしを豊かにする』展開として、早速動いているのが宿泊事業。コンテナハウスのブランドを立ち上げ、宮古島でのホテル建築の経験を活かし、今後は全国展開する予定である。同じく沖縄で、再生した琉球古民家や古民家風の新築を利用した宿泊施設をオープンさせていく計画もある。

 構想を広げていくためにも、吉野は「社長業に専念する」と社員たちに宣言。自ら現場に立つ最後の仕事として沖縄事業を軌道に乗せ、次のステージへ向かおうとしている。数々の失敗を重ねた過去があるからこそ、人一倍の勉強と努力を積み重ね、年月をかけて構想を少しずつ形にしてきた。その経営スタイルは、実に堅実だ。

「既存の事業を新しい地域で拡大すること。その新しい地域で新たな事業モデルを上乗せすること。徐々にエリアを広げながら、市場を開拓していきたいと考えています。その構想の一つが、『非日常を楽しむ家』。家で非日常を過ごせる空間づくりで、たとえば家の屋上へのダイニングソファやジャグジーなどの設置です。私たちが建ててきた家の平均単価が約2000万円とすると、この仕様は2200~2300万円ほど。月々の支払いが1万円も上がらない程度で叶うなんて、最高じゃないですか」

 入社予定の内定者にもその醍醐味を味わってほしいと、沖縄の一軒家で宿泊体験とクルーザーの上で入社式をおこなった。他にも楽しい時間を創出する飲食店、よりよい職場空間を提供するオフィスデザイン会社の立ち上げなど、プロジェクトが目白押しだ。

 『暮らしを豊かにする』を軸に、中長期ビジョンとして掲げるのが「2024年の売上100億円達成」だ。そのために新規事業でどのように売上を伸ばすか。白紙ともいえる新規の部分を社員全員で作り上げていこうと、社内の機運は高まっている。社員たちが同じ目標に向けて進んでいくためのブランドが、『アーバンライク』そのものなのだ。

 「アーバンライク『らしさ』について共通認識を持つのって、すごく大事じゃないかと感じていて。社内だけじゃなく、外部から見てもわかるようにしたいです」

 営業所でアーバンライクのイメージに合う音楽をかけたり、アロマの香りを選んだり。試行錯誤しながら形になりつつあるアーバンライクらしさ。こうしてブランディングの重要性を意識し始めたのも、アーバンライクのさらなる成長を見越してのことだ。今後は積極的に新規採用をおこなう予定で、そのためにも「らしさ」を明確化することで共感してくれた人に加わってもらいたいとの想いがある。吉野が重視するのは、ポジティブで笑顔がすてきな人、そして会社の雰囲気が合うかどうかだ。何よりもこの会社を理想としてくれる人を積極的に採用したいと考えている。
 アーバンライクらしさを追求し、想いを共有できる仲間を増やし事業を拡大することで「理想以上の暮らし」を提供していく。その道のりは、ワクワクするほど未知数だ。

「何をやっている会社なのか、よくわからない会社を目指しています。『さまざまな分野で活躍していて、本業がよくわかんないけど、この会社がなくなると困るよね』と言われる存在になりたいです」



インタビュー・編集/垣畑光哉、角田尭史、三角由美子
撮影/蓮池ヒロ

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