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ストーリー制作(デザイナー・ライター・編集)

聴いて伝えることで、言葉だけでなく企業や人との関係性も編んでいきたい

01 社員ストーリー

リスナーズ株式会社

クリエイティブG リーダー 兼 LISTEN編集長
佐々木 沙枝 / Sae Sasaki

本人も気付いていない魅力を発見し、光を当てる。言葉まわりの専門家

東京から約10,400km。日本との時差は14時間。カナダ第2の都市モントリオールで、佐々木は家族と暮らしている。リスナーズでは、制作物全般の監修・編集を担当。案件の特性を踏まえたライターアサインや制作物のクオリティ管理はもちろん、若手ライターの育成支援、編集者視点での事業推進サポートまで、そのすべてをフルリモートワークで担っている。

「私の仕事は編集ですが、Webの記事やブックレット、書籍などをつくるだけでなく、企業や個人の中に眠っている情報資産を言語化し、どのように発信すればよいのかを一緒に考えていくこともしています。会社の中では普通のことが、社外から見ると実はすごく独創性のあるものだったり、魅力を発信しているつもりでも、届けたい相手に伝わっていないこともある。適切で効果的な発信をするには、『言葉』だけでなく“言葉まわり”――つまり会社そのものの背景も含めて支援していくことが大切だと思っています」

佐々木はリスナーズに参画する傍ら、フリーランスの編集者・ライターとして複数の企業広報に伴走し、ブランディングやワーディング選定など『企業における言葉まわり』を監修する立場でもある。彼女が原稿の編集や執筆だけでなく、顧問的なコンサルタントとしての立ち位置を求められているのは、時代の変化も影響しているそうだ。

「今は、SNSに象徴されるように誰もが気軽に発信できる時代です。それ自体は素晴らしいことですが、本来の意図が間違って伝わったり、悪気なく発言したことが炎上することもあります。コミュニケーションが便利になった分、ある一面だけを切り取られてイメージ付けされてしまう危険性も高まった。だからこそ私は、その企業にふさわしいコミュニケーションを一緒に考え、社内外の言葉にまつわる部分を整えることで、会社や個人がより安全に個性を持って発信するためのサポートをしていきたいです」

会社の枠や物理的な距離を越え、地道に信頼関係を築きながら活動を広げてきた

日本でアパレル・マスコミ・教育などの仕事を経て、2012年にカナダへ移住。企業広報に携わっているのは、読み書きが好きだった子ども時代にもつながっている。日々の出来事や感じたことを日記に綴るのは中学から継続し、さまざまな人物の伝記を読むことに夢中だった。日本での会社員時代に広報の仕事を兼務したことも、言葉への想いに火をつけた。 

「企業は人がいて初めて成り立つものです。経営者はもちろん働く一人ひとりの気持ちや考えが、その会社の成長や未来につながっていく。だからこそ、人それぞれの魅力にスポットライトを当てて企業の魅力を表現したいと思いました」

しかし、海外にいながら日本の仕事をすることは、はじめから順調だった訳ではない。当時の日本は、直接会って会議や取材をすることが常識だった社会。オンライン会議の経験がない人がほとんどで、「一緒に働けるイメージができない」と言われることもあった。そんな中でも自由な働き方に挑戦する会社と出合い、社員インタビューやコラム記事を担当するように。その後、時代を追うごとに佐々木の働き方をポジティブにとらえる企業も増えつつあったが、がらりと変わったのは2020年に世界を一変させた新型コロナウイルス。多くの人が価値観を変え、従来の方式を見直したことが佐々木とリスナーズの出合いにもつながった。

「きっかけはTwitterです。リスナーズはまさしくコロナ禍で、働き方や会社のあり方を模索していた時期。代表の垣畑には、リスナーズが目指す働き方を私はすでに体現していると言われました。垣畑の想いと『聴く』を大切にするリスナーズの事業について、半年ほど対話を重ねました。『LISTEN』の記事は、企業を紹介する中でも人のストーリーにより焦点を当てていて、登場する人の温度感が伝わるものが多く、私が大切にしてきたことにも近かった。リスナーズとなら、一緒に面白いことができそうだと直感したんです」

十人十色のストーリーをことばで紡ぎ、新たな出会いを世の中に広げたい

物理的に距離の離れた人とのコミュニケーションが当たり前の佐々木にとって、『聴く』ことは相手と信頼関係を築く上での大前提だ。傾聴の姿勢で心を開いて相手を受け止めること。これが自然体でできるメンバーが揃っているのも共感しあえた理由だという。

「リスナーズには自分の価値観や考えを一方的に主張するのではなく、相手の意見を尊重し、多様な価値観を受け入れていく環境があります。それは、聴くことを大切にし、新しい世界に触れることが好きなメンバーが集まっているからかもしれません」

聴くとは、話し手のその言葉や表現にどんな想いがあるのかを想像し、心寄り添い受け止めること。そして人の話を聴くことは、話し手の人生を追体験して新たな考えや視点が学べる、『人生を豊かにするもの』だと佐々木は話す。だとすれば、佐々木は聴くことで、どんな価値を世の中に提供していきたいのだろうか。

「世の中にはまだまだ知られていない、人に役立つ事業や取り組みをおこなっている魅力的な企業や個人がたくさん存在します。彼らのストーリーに耳を傾け、ことばを紡いで必要な人たちに届けていくこと。そうやって橋渡しのように、誰かと誰か、または誰かと何かが新しく出会えるためのきっかけを編集者として作っていきたいです」

Staff

インタビュー・執筆:森田大理/編集:佐々木沙枝
撮影:Nadia Zheng


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