
真面目におもしろいことをしよう!企業のビジネスが輝くような“世界観(ストーリー)”を世に展開し、顧客とのコミュニケーションを力強く後押しする
株式会社プリマベーラ
シザー買取担当 リサイクル事業部 WEB担当
萩原 隆介 / Ryusuke Hagiwara
中途入社6年目の萩原隆介。前職は美容師だ。
「髪を切るのって『正解』があいまいなんです。もっと成果が分かりやすい業界で働いてみたかったこと、また、このまま美容師として独立しても他の美容室との差別化は難しい気がして、全く違う畑への転職に踏み切りました」
パソコンやネット通販に興味があった萩原は、まずはアルバイトとしてプリマベーラに入社。ブランド衣類の買取&ネット販売を手がける『ベクトル』に配属された。
その後、正社員となり、買取・販売業務に加え、Webマーケティングを任されるようになった。当時は自社サイトも最低限の構造だったが、「成果の出るWebサイトの作り方」といった外部の研修に参加し、集客力が高くユーザーにとって使い勝手がよいサイトに改修。また、流通チャネルを増やすため複数のポータルサイトとも契約し、買取量を拡大させた。その結果、以前と比較して3倍もの集客アップを実現させている。
入社5年ほど経ったある日、転機が訪れる。「シザー買取」の立ち上げである。
「美容師専用のシザー(はさみ)は確実にニーズがあるが、使われなくなって眠っているものが多数あるはず。買い取れるのではないか」――元美容師ならではの着眼だった。
萩原はそのアイデアを社内ブログに書き込んだ。何気ない提案だったが、社長の吉川は見逃さなかった。「いいね。くわしく調べてみて」の一言から萩原は市場調査や競合調査を行い、「いける」と判断してシザー買取に乗り出した。しばらくは「ベクトル」の店長業務と新事業立ち上げを並行して進め、半年後、シザー買取の専任担当となる。
萩原がこの事業に取り組むに際しては、ある想いがあった。
「美容室では、アシスタントは閉店後に先輩に練習を見てもらうんです。僕は美容師として4年間働きましたが、ようやく一人前になってこれからアシスタントに教えていく立場になったタイミングで辞めてしまった。後輩たちに何もしてあげられなかったのが、ずっと心残りだったんです。美容師のシザーはすごく高価で、質のいいものだと20万円を超えるほど。僕もそうでしたが、ほとんどの美容師がデビューと同時にローンを組んで買うんです。まだ駆け出しで給与も低いのに、大きな負担になる。だから、質のいい中古シザーを集め、安価で提供することで彼らの役に立てればいいな、と思ったんです」
初めて経験する新規事業の立ち上げ。萩原のチャレンジを、プリマベーラと付き合いがある経営コンサルタントたちが支えた。
「経営のプロの方々なので、情報への感度は高いし視点も鋭い。ビジネスの動かし方を教えていただき勉強になったのはもちろん、『そういう考え方もあるのか』と多くの発見がありました。何より、新しいことに取り組むのは、やっぱり楽しいですね」
現在は、『ベクトル』担当のときに培ったWebマーケティングの知識を活かし、シザーの買取サイトの構築やネット広告を利用した販売促進に励んでいる。事業は順調に伸びており、プリマベーラの1本の収益柱として育てていくことが目標だ。
「これまでのプリマベーラでの仕事内容を思い返すと、自分はWebマーケティングに興味があるということに改めて気付きました。将来的にはWebマーケのエキスパートとして複数のサイトを運営してみたいですね。また、何か別の新規事業の立ち上げにも関わっていきたいと思っています」
公開日:2017年8月8日
インタビュー・編集/青木典子、ニシブマリエ 撮影/田中振一
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フリーランスを活用する企業のリアルな声を、事業開発に活かす新しい営業職
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