
想いがあれば「やってやれないことはない」。TTSは一人ひとりが成長できる組織を目指す
日本ファイナンシャルプランニング株式会社
姫路支社長
中谷 隆二 / Ryuji Nakatani
光あふれるオフィスには、闊達に議論する声や笑い声が響く。ここは、日本ファイナンシャルプランニング株式会社の姫路支社。
「分からないことや悩みごとを一人で抱えずに、仲間に相談して知識や知恵を借りることを推奨しています。みんなで決めた出社日は週3日。それ以外の日はオンラインツールを活用しており、支社をまたいで相談し合うこともあります」
笑顔でそう語る支社長の中谷隆二は、業務時間外にプライベートの相談に乗ることもあるという。
日本ファイナンシャルプランニングでは会社都合の転勤はなく、支社長も現地採用。中谷も2021年7月の入社と同時に姫路支社を設立して支社長に就任。その後、5人のメンバーを採用して現在に至る。メンバーは個人・法人両方の営業を担当。中谷自身は営業にも携わりつつ、採用・育成を担っている。
同社は生命保険・損害保険の代理店であり、多数の会社の保険商品から、お客様に合わせたプランを提案できることが強み。その分、営業職として必要な知識や情報も多い。
「メンバーには、嘘をつかず、正直であれと伝えています。わからないことを曖昧なまま話すのではなく、調べて、次回に正確な情報をお伝えする。それが誠意ある対応であり、お客様との信頼関係を築くことにつながるのです」
中谷の出身地は兵庫県明石市。大学の商学部在学中に車が好きになり、新卒時は車関係の営業職に就いた。営業職を希望したのは自分の頑張りが評価に直接結び付くから。1年間勤め、成果をあげるが、自分のやりたい営業とは違うと感じてしまう。
「車を買っていただいたら、そのお客様との関係はそこで終わり。次のお客様に行くという感じでした。自分がやりたいのは、お客様に伴走するような営業だったんですよね。それで、外資系生命保険会社に転職しました。半年後の営業成績は同期100名中2位。翌年にはマネージャーに昇格。歴代最年少とのことでした」
順調に歩んできた中谷だったが、ここで壁にぶつかる。チームのメンバーが辞め、お客様の解約が続いたのだ。打開策として客層を変えたことが功を奏し、解約が減り、売上は安定。しかし「お客様を守れなかった」と悔やむケースが続き、一社専業の限界を痛感する。
「既に持病をお持ちの方から、保険に入りたいというお問い合わせをいただいても、自分の会社の商品には入れるものがなく、他社を紹介するしかありませんでした。若くして病気になってしまわれたお客様に、契約していただいた自社商品では給付金が出ないけれども、他社の商品なら給付を受けられたというケースもありました」
マネジメントに専念するのではなく、営業もやりたいという気持ちもあり、2020年から転職を考え始める。2021年1月には退職を決意して上司に申告。慰留される中、旧知の損害保険会社の方から、日本ファイナンシャルプランニング代表の伏屋を紹介される。
「どこの会社に入るかはあまり問題ではなく、誰と働くかが大事だと考えています。伏屋と出会って『この人だ』と。初回はオンラインで話し、次にリアルで会った時、その場で入社を決めました。姫路支社を興したいという希望も、快諾してもらえました」
「生命保険営業は意義のある素晴らしい仕事」という中谷の信念の土台には、お客様を支えてきた経験の積み重ねがある。
「『まだ若く、がん家系でもないから、がん保険は不要』という友人に、病いにかかるリスクを説明して入ってもらったことがあります。翌年、その友人にがんが見つかって。『あの時入っておいてよかった。勧めてくれてありがとう』と感謝されました」
そんな中谷が心に留めている言葉は「勇気は一瞬、後悔は一生」。
「アポイントを取るために電話をかけるには勇気が必要です。でも、電話をかけずに、その方に何かあった時の後悔は一生残ります。お客様を守るために一瞬の勇気を出すことを心がけています」
個人だけでなく法人のサポートにも力を入れており、お客様である経営者がゴルフ仲間に中谷を「友達」として紹介してくれたのがうれしかったとほほ笑む。
「経営者は孤独だと感じます。話を聞いたり、必要な人を紹介したり、催しなどを代わりに開催したりして、公私問わず支えていきたいと思っています」
小学校4年の時に始めたサッカーを今も続けている中谷。高校の時に県大会に出場した実力派で、小学生に教えてもいる。大学生になった教え子が「中谷さんのようになりたい」と言ってくれるという。
「子どもたちの目標になる存在であり続けたいですね。そのためにも、姫路支社のメンバーはもちろん、会社全体を育て、生命保険営業という仕事に対する世の中のイメージをもっとポジティブなものに変えていきます」
公開日:2022年4月21日
インタビュー・執筆:ひらばやしふさこ/編集:猪俣奈央子
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