
飲食が担うのは「心を繋ぐ」場所づくり 街コミュニティの中心となるレストランを目指す
株式会社アイドマ・ホールディングス
クラウド・セールス事業部 大阪支社 リーダー
伍用 涼佑 / Ryosuke Goyou
伍用涼佑は、2017年12月、銀行を辞めてアイドマに転職した。
介護施設を経営する父の苦労を間近で見ていたことから、「中小企業の力になりたい」と考え、就職先に地方銀行を選んだ。しかし、思い描いた仕事をすることはかなわなかった。
「銀行時代は、業績が良い企業には積極的に融資をしていました。ところがあるとき、僕が新人時代からお世話になっている経営者の方が倒産危機に追い込まれてしまったんです。その際、何も力になれなかった自分が悔しくて、転職を決意しました」
中小企業の悩みに寄り添い、支援をしたいと思った伍用は、経営状態を改善に導ける仕事への転職を決意。
中小企業対象にコンサルティングをおこなう会社を探す中で、アイドマに出会った。
アイドマは企業が売上を伸ばすために欠かせない「営業活動」の支援サービスを提供する会社。
「企業の業績アップにダイレクトに貢献できる」と考え、入社を決めた。
そんな伍用が顧客へのコンサルティングにおいて心がけるのは「寄り添う姿勢」だ。
「僕は特別頭がいいわけでもないですし、スキルが高いわけでもない。でも、人の立場に立てることが強みだと思っています。アイデアを出して提案するというより、相手と目線を合わせて一緒に考えるのが好きなんです。相手の方が安心して『この人になら本音を言える』と思えるよう、話しやすい空気をつくることを大切にしています」
そんな伍用のスタイルは学生時代に身に付いたようだ。
当時、伍用の家庭環境は穏やかなものではなかった。
「今となってはいい経験」と笑うが、その頃は自分の居場所を見つけることに必死だったという。
つらい経験をしたからこそ、他者の痛みもわかる。
周囲の人は伍用の優しさを感じ取ったのだろう。
友人たちからは恋愛・勉強・友達同士のトラブルなど、何かと相談をされた。
銀行勤務時代には高齢者から慕われ、「伍用君と話したい」と窓口を訪れる人もいた。
現在は、クライアントの経営者の気持ちに寄り添っている。
社長と話していると、社員がいない場所で、「売上が頭打ちでね」「社員をどう教育すべきか悩んでいる」と小声で打ち明けられたり、「伍用さんならどうする?」と意見を求められたりすることもある。
伍用が担当する顧客の業種は、広告・映像制作・建築・小売・金融・人材サービス・機械修理など幅広い。
しかし、業種が違っても「採用」「人材育成」など共通の課題も多いため、「他社ではこんな手法を導入してうまくいっている」といった情報を提供する。
まったく異なる商材であっても、「商品単価」「ターゲット層」など、何らかの共通点があれば、他社の営業ノウハウやプロモーション手法が応用できることも。
何百社もの企業と対話を重ねることで、情報やノウハウを蓄積し、提案の幅を広げている。
初訪問した企業で契約に至らなかったとしても、相談された課題についてじっくり考え、調べる。
そうして思いついたアイデアや情報を提案し、信頼を得て契約をいただけたこともある。
顧客に喜ばれるこの仕事を「最高にやりがいがあり、大好きな仕事」だと言う。
入社から2年、現在はリーダーとしてメンバーのマネジメントも手がけている伍用。
今後の目標は、新しい拠点を立ち上げ、支社長になることだ。
「理念やビジョンを共有できるメンバーと一緒にチームを築きたい。お客様と気持ちを重ね、本気で一緒に考える姿勢を絶対に崩さない。そんなチームを築けたらと思います」
インタビュー・編集:青木典子 、西野愛菜/撮影:鈴木愛子
飲食が担うのは「心を繋ぐ」場所づくり 街コミュニティの中心となるレストランを目指す
お母さんと子どもが安心して通えて笑顔になれる場所を作りたい
幅広いスキルが身についたことで、産後も復帰してみようと思えた
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