
病院を飛び出した理学療法士が鳥取県でつくる「つながり」
株式会社マケレボ
第1営業統括部 営業1部
サブマネージャー
松本 美咲 / Misaki Matsumoto
「サブマネージャー」の肩書を持つ松本美咲、26歳。
大学時代、休学期間があったことから24歳で卒業し、マケレボに入社した。それからわずか2年の間に、コールセンターのオペレーターからコールセンターを管理するスーパーバイザー(SV)へ、さらに大規模なマネジメントを担うサブマネージャーへとスピード昇格。最短で出世の階段を駆け上った。
松本がマケレボに入社を決めたのは、若くして管理職に就いている社員が多いところに魅力を感じたからだ。
「学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。もともと働くことは好き。できる仕事を増やす努力をして、ホールのリーダーもレジの管理も任されるようになりました。それでも時給がほとんど上がらないことに納得がいかなくて。就職するときは、働きがちゃんと認められ、成果や能力に見合うポジションと報酬を与えられる会社で働きたいと思ったんです。マケレボはまさにそのとおりの会社でした。正当に評価されていると感じるし、給与額は入社時から1.5倍に増えています」
入社当初は、テレマーケティング業務に従事した。個人宅に電話をかけ、通信回線などのサービスを案内する営業活動だ。
松本が心がけたのは「わからないことをわからないままにしない」。お客様から聞かれて答えられなかったことなどは、すぐに上司や先輩に質問し、メモに記録し、確実に身に付けた。アドバイスを受けたことは、必ずそのとおりに実行した。
「やるからには、この仕事を極めたい!と思った。どうすればうまくいくかを突き詰めていく中で、営業という仕事の面白みを感じるようになりました」
業務に就いてから毎月連続で目標を達成した松本は、3ヵ月でSVに昇格。コールセンターで働くスタッフのマネジメントを手がけるようになった。アルバイトスタッフの年齢層は幅広い。自分よりずっと年上の人も部下となった。男性もいれば女性もいる。
それまでは自分の営業スキルを磨くことだけを考えていたが、さまざまな人との心の距離の縮め方、信頼関係の築き方を考えるのは「新鮮だった」と言う。
こうして、スタッフとのコミュニケーション力、指導力を磨いた松本は、新卒社員の研修担当も任された。
SV昇格から1年が経った頃、異例の早さでサブマネージャーに昇格。現在は複数のチームを統括し、SVを指導・育成する。マネジメントの規模が大きくなったことで、全体を俯瞰して見るようになった。
また、クライアントにも週1回ペースで成果を報告し、今後の方針の打ち合わせをおこなう。クライアントの役職者との折衝を経験し、ビジネスマナーもブラッシュアップされたという。
サブマネージャーとなって約1年。次に松本が目指す目標は「マネージャー」、その先には「事業部長」のポジションも見据える。
今は会社の戦略に従ってチームをマネジメントする立場だが、会社の戦略そのものを考えられるようになりたいと考えている。
常に上のポジションを目指し続ける原動力となっているのは、「かっこいい女性でありたい」という想いだ。学生時代には、刑事ドラマを見ていて、男性刑事たちにまじってスーツ姿の女性刑事がさっそうと活躍する姿に憧れていた。
「いずれ結婚、出産したとしても、重要なポジションで責任ある仕事を担っていたい。若い社員が多い当社では、ワーキングマザーで出世した例はまだないので、私がそれを実現したいですね。後輩の女性社員たちにとって、ロールモデルとなる存在になることを目指します」
インタビュー・編集:青木典子/撮影:石本文子
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