LISTEN

TOP > ストーリー代表・CEO > ミッションは教育革命!真のグローバル教育と進学を実現
ストーリー代表・CEO

ミッションは教育革命!真のグローバル教育と進学を実現

最新ストーリー代表_株式会社ジプロス

旧式の教育を改め、子どもの自己プロデュース力を高める新しい教育へ

鏑木 稔 / Minoru Kaburaki
株式会社ジプロス
代表取締役

世界で活躍できるグローバル人材を育成する

株式会社ジプロスの社名の由来は、「“ジ”ぶんを“プロ”でゅー“ス” 」。自主的な生き方の意味であり、どんな会社なのかをひと言で表すなら「教育ベンチャー」だと代表取締役の鏑木稔は話す。

「学歴を得るための旧式の教育を、自分の力で自分の人生を歩んでいく力を身に付けるための新しい教育に変える。そのためのきっかけと結果を生み出したいと思っています。新しい教育とは、『グローバル教育』や『21世紀型教育』と呼ばれていますが、具体的には、意欲を含めた、資質・能力を育成する教育です。現在、教育改革の最中で、学歴教育から資質・能力を育成するための教育に日本全体がシフトしつつあります」

このシフトに学校現場や保護者たちが追い付いていない現状を変革する。そのためにジプロスが手がけているのが、小学生を対象としたグローバル教育事業「GLOBAL LEARNER’S INSTITUTE(以下、GLI)」だ。

「GLIの目的は、英語を使って知識や思考を操ることができる、グローバル人材の育成です。そのために課題解決力や論理的思考力などを伸ばす、創造型アクティブラーニングの手法を取り入れ、ロボットプログラムや身近な生物、科学、芸術などを英語で学ぶカリキュラムを実施しています」

GLIでは、原書を年間50冊以上読み、週に230分のディスカッションやプレゼンテーションを行うことで、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を徹底的に鍛えている。プロジェクト学習や海外の文化を学ぶインターナショナルデイ、海外で生の経験を積むスタディツアーなどを通じて、社会への関心と自己肯定感を育む。

新しい教育の目的は、答えのない問いに立ち向かう力の育成

グローバル教育とは、世界で活躍できる資質・能力を育むための教育である。一つの課題や創造のためにさまざまな国の人とチームを組んで目標を掲げ、解決の手段を計画し、実行して最後までやり切る能力を育成すること。文部科学省の学習指導要領(平成29・30・31年改訂)では、それを「探究学習」という形で、中学校・高校において身に付けさせるよう定めている。

「学歴は社会では役に立ちません。ガラパゴスな日本では学歴があれば通用してきましたが、これからは、自分を売り込む市場は『世界』。世界で戦える資質・能力を身に付けない限り、日本は衰退していく。そういう危機感で学習指導要領も変わったのです」

旧来の教育は、答えを覚えたり探したりする、暗記・パターン演習。それに対して新しい教育は、答えのない問いに立ち向かう力を身に付けるためのもの。

「ある大きな社会的な事件について、それが起こった時期や内容を答えられれば合格だったのが旧来の教育。でも現代では、そんなことは検索すればすぐに分かります。なぜそれが起こったのか、起こした側に正当性はあるのか。倫理・経済・政治・国際法など多様な観点から検討して、自分なりの答えを見つける力を育成するのが、これからの時代に必要な教育です」

新しい教育では、導き出した結論の正誤ではなく、適切な情報を収集・整理・分析し、論理を組み立て、結論を導き出し、主張や論点を的確に伝えられたかが問われる。評価は点数ではなく、学習の達成度をあらかじめ作成した評価の観点と基準の表を用いて測定する「ルーブリック評価」という方法で行われる。

「欧米は以前からこういう教育を実施しています。入試科目は学校の定期テストと志望動機です。定期テストで見るのは勤勉性。志望動機では、意欲と資質・能力の証明として、活動力、社会とどう関わるかが問われます。奨学金の給付や授業料などの減免を受けられるスカラシップ入試も同様です」

社会との関わりが問われるのは、社会課題の解決や社会をより良くするものの創造に必要な資質・能力の育成であるから。社会との関わりがなければ、学んだということ、力があるということの証明にはならない。

「日本では、このような新しい教育を実践できる教師はまだほとんどいません。旧来の教え方をしてきた教師に急に対応しろというのは、フレンチのシェフに『明日から寿司を握ってくれ』と言うようなものですから、無理もありません」

社会との関わりの中で目標を見つけ、実現する力を身に付ける

群馬県桐生市で、8代続く農家に生まれた鏑木。自然に恵まれた環境で育った幼少期を、「身近にあるもので、どうやったら楽しく遊べるのかを探究していたような日々」と振り返る。

大学卒業後、3年半の留学から帰国するとバブルが弾けていた。ジャーナリストになりたかった鏑木は新聞社や出版社を志望するが、就職先は決まらない。

「書くことが好きだから小説家になりたいと思い、夜働く学習塾を生業としながら書いていこうと塾講師になりました。ところが、塾の生徒の指導法を探求し始めたら面白くなってしまい、結果これが本業になってしまったんです」

2012年にジプロスを設立する10年以上前から、個別指導学習塾を経営し、最高で22教室、生徒数2,200名にまで発展させた。近年、そこに通う子どもの学習意欲が目に見えて低下しているという。また、学習塾の講師を務める大学生たちから、「就職できない」という相談を受けるようになった。

「それなりに偏差値の高い大学に通う学生たちが『就職できません』と言ってくるんです。日本企業も偏差値より資質能力を重視し始めたからなんですよね。『あなたは何ができますか、何がしたいですか、すなわちどういう人間ですか』と問われると、彼らは答えられないのです」

その問いの答えは、ドリルをいくらやっても見つからない。さまざまな社会事象に関わり、いろいろなことにぶつかって、失敗と成功を積み重ね、泣き笑いを繰り返して行き当たるしかない。

「日本人の幸福度が低いのは、学歴が教育の目的になっていて、自分の力で自分の人生を歩む力を身に付けていないからです。教育とは本来自分のできることを増やし、自分の人生を自分で作るためにするもの。敷かれたレールに乗せよう、乗ろうとすることが不幸の源です」

働くとは、何かや誰かの課題を解決したり、あったらいいなを創造すること。その解決と創造において、自分にしか成し得ない価値を身に付けることができる。それが自分のやりたいことだったら最高の人生になる。自分の力で自分の人生を歩むためには、やりたいことを見つける力と、それを実現する力が必要だ。

「実現したいものを見つけるためには社会への関心が必須で、関心を持つためには関わりが必要。なのに、多くの子どもたちは学校と塾と家の三角地帯で暮らし、社会との接点を持たず、大学入試合格まで偏差値で決まる受験のことしか考えさせてもらえないんですよね 」

この問題を打破しようとGLIでは、社会との関わりの中で、自分たちで目標を決め、自分たちで実現方法を考え実践するカリキュラムを組んでいる。

「例えば、2023年春にはハワイでSpring Campを企画しています。実は日本から流れたプラスチックごみでハワイの野生動物が被害を受けているんです。海岸線にプラスチックごみがあふれ、動物にプラスチックのひもが絡まったりしている現実があります。現地のNGO団体と回収活動をして、解決策を考え、ハワイ大学の教授にプレゼンをするスタディツアーです。全部自分たちで作り込むので、確実に自己肯定感が高まるように設計されています」

2022年の夏休みには、連携先である東南アジアのさまざまな国の小学校などを訪れ、日本語の授業を行った。バングラデシュでは貧困層の生活を支援するグラミン銀行を訪れ、現地の活動に参加した。

「英語が使えるから海外へ行ってそのような経験ができます。社会を知り、少しずつですが社会に自分の力が及ぶことを実感できるんです。すると自己肯定感がぐっと上がっていきます」

北海道で開催したサマーキャンプでも、参加した小学生たちの表情が5日間でガラッと変わった。最初は自信がなくおびえるような表情だった子どもたちが、終わる頃には堂々と発言し積極的になっている。このように子どもたちが変わっていく様子を見られるのが、この仕事の喜びだという。

子も親も幸せになれる教育と進学を実現する

教育の目的の変化に気付いてもらう啓蒙活動に力を入れながら、GLIとして具体的な結果を出すことが、ジプロスの当面の目標だ。

保護者たちが学歴教育から離れられない一因は、資質・能力を身に付ける方法論がまだ確立されておらず、その方法論を駆使して子どもを育ててくれる場所もないから。時代の変化を頭では理解しつつも、すでに確立されている受験予備校としての学習塾の方が確実なものに見えるのだと鏑木は感じている。

「我慢の延長ではなく、自分から取り組んで自分のできることを増やし、それが認められて大学に進学できる。将来やりたいことが実現していく。それが可能だという結果を出して、大勢を変えていく時期だと考えています」

GLIのミッションは「親子共々幸せな教育と進学」「子どもの可能性を世界に広げる」。

GLIには、中学から海外に進学を希望する子どもたちが多く集まってくる。現在は企業のスカラーシップ制度なども充実しているため、中学や高校段階での海外留学も、少ない自己負担で可能になっている。条件の中心は社会との関わりであり、決して偏差値ではない。

その後の大学受験でも、海外に出た実績があれば、今の日本の総合型選抜の入試スタイルで合格できる可能性が高くなる。 もちろん、海外の大学へ進学することも可能だ。例えばオーストラリアへの留学は、アメリカやイギリスに比べると総費用は安い。メルボルン大学は世界大学ランキングで東京大学より上だが、合格のポイントはやはり志望動機が大きな割合を占める。

「小学3年生から“缶詰教育”で嫌な勉強をさせて国内の学歴を手に入れるか、自分のやりたいことを追求していって東大よりも上の海外の大学に合格するか、どちらがいいと思いますか。ジプロスでは教育の地域格差をなくすことにも取り組みつつ、今後も多様な選択肢があることを広く伝えながら、自分の幸せを自分で考えて実現できる人を増やしていきたいですね」

公開日:2022年12月26日

Profile

教育界における校長・社長の二刀流。留学から帰国後、個別指導の学習塾に就職し、25年間学習塾の経営に関わる。生徒数は最高2,200名。正社員、アルバイト含め250名の学習塾を作り上げる。25年で行ってきた進路指導は優に1,000名、輩出した合格者は5,000名を超える。民間人校長をはじめ、私学の学校改革にも携わる。組織マネジメントとプロジェクトマネジメント、そして自作のグローバル教育の導入を支援。学校の中と外、教育現場と企業現場を知る強みを活かして、これから日本の教育界が進むべき道を切り開く。
座右の銘は、人生一度きり、人生自由旅行、人生大爆発!
泣いて笑って怒って泣いて、生きてる実感ここにあり。輝け命、目指せハッピーライフ。

Contact
東京都港区南麻布5丁目10-37 Esq広尾5F

Credit

インタビュー執筆:ひらばやしふさこ/編集:室井佳子
撮影:新見和美

関連キーワード

最新ストーリー 代表_株式会社ジプロス

「いいね!」
最新情報をお届け

関連ストーリー

タグ

人 (753) 最新ストーリー (48) WAOJE Tokyo (35) メンバー_WAOJE Tokyo (24) 社員_マケレボ (21) メンバー_渋谷キューズ (20) 社員_アイドマ・ホールディングス (18) 社員_インフォマート (18) KGF (17) 社員_秋葉牧場 (14) パートナー_リスナーズ株式会社 (14) 社員_ペー・ジェー・セー・デー・ジャパン(P.G.C.D.JAPAN) (12) 社員_メディケアー (11) 社員_カスタマーリレーションテレマーケティング (11) メンバー_WAOJE Tokyo(団体表示用) (11) 社員_アセットガーディアン (9) ピックアップ (9) WAOJE Tokyo_イベント (9) 01 社員ストーリー (8) WAOJE Tokyo 理事・委員 (8) 社員_ダーウィンホールディングス (7) 社員_PMG (7) 社員_プリマベーラ (6) 社員_プルデンシャル生命保険 (6) 社員_ワークスイッチコンサルティング (6) 企業_イクリエ (6) 価値観1 (5) 社員_SB C&S株式会社 (5) 社員_D&I (5) 社員_いろはにぽぺと (5) 社員_識学 (5) 社員_ブルーコンシャス (5) 代表_セカンドマインド (5) 社員_ピープルズコネクト (5) 女性起業家特集 (5) 卒業特集 (5) 入社式特集 (5) 新入社員特集 (5) 沖縄特集 (5) 代表_ダーウィンホールディングス (4) 社員_ジブラルタ生命保険 (4) 社員_シーアールエス (4) 社員_Surpass (4) 社員_シーエスコミュニケーション (4) 社員_ブリス・デリ&マーケティング (4) 社員_日本ファイナンシャルプランニング株式会社 (4) ゴルフ特集 (4) 01 レビュー (3) 社員_フラー (3) 社員_メディカルネット (3)

カテゴリ

ピックアップストーリー