
真面目におもしろいことをしよう!企業のビジネスが輝くような“世界観(ストーリー)”を世に展開し、顧客とのコミュニケーションを力強く後押しする
M.art
工藤 美奈 / Mina Kudo
現在グラフィックデザイナーと絵画アーティストとしてフリーランスで活動をしています。2020年3月に名古屋大学を卒業したのですが、就職の道は選ばず、在学中から携わっていたグラフィックデザインの仕事を継続する形で、フリーランスとして独立しました。
グラフィックデザイナーとしては、地元・名古屋のコワーキングスペースのパンフレットや旅をテーマにしたクラフトビールのラベル、ジャズレストランのフライヤーやAI導入を提案する企業の事業紹介など、案件の種類や業界は多岐にわたり仕事をしています。また絵画アーティストとしては、2019年の冬にニューヨークで開催された展示会に初参加しました。
このように自身の得意なこと、好きなことを仕事にしている私ですが、大学を卒業したのにもかかわらず、就職活動を一切せずに新卒で個人事業主になったのには2つの理由があります。
まずは、働く環境として、会社に所属するよりも、働く場所も時間も自由に選べる方が自分にはあっていると感じていました。デザインや絵を仕事にするのであれば、自分が思い立ったタイミングで感性や個性を磨けるライフスタイルの方が、仕事にも良い相乗効果が生まれるのではと思っています。
もう一つは、大学3年生の休学中にあった交通事故がきっかけでした。「人生はいつ終わるか分からない」という体験を通して、小さい頃から好きだった絵やデザインを本気で追求したいと思いました。怖い思いはしましたが、心の奥底に眠っていた本当に自分がやりたいことに向き合うという決心がつきました。
まだ独立をして一年も経っていませんが、ありがたいことに素敵な仕事にたくさん出会えています。仕事をする上で最も大切にしているのは、クライアント様に「感動を届ける」ということです。依頼をしてくれた方が想像している完成形よりも、さらに素晴らしいものをお届けしたと思っています。また、120%の力で期待に応えられるよう、スケジュールは余裕を持って組むことも心がけています。
子供の頃は今のオープンな性格とは違い、内気な女の子でした。家の中で絵を描くのが大好きだったので、毎日のように絵を描いていましたね。応募した絵が市で入選することもあって、とても嬉しかったのを今でも覚えています。ただ、中学・高校が進学校だったこともあり、周囲には医者や弁護士を目指す人も多かったので自分もいずれはそのような道に進むのかなとうっすらと考えていました。まさか自分がデザイナーや絵画アーティストになるとは思ってもいませんでした。
そんな日々の中でターニングポイントとなったのは、大学時代の海外一人旅でした。アルバイトをして、自分でお金を貯めて行った台湾旅行を皮切りに、すっかり海外に魅了され、さまざまな国の文化や人々に触れるため、休学中はバックパッカーで旅をしました。日本とは違う価値観に出会う度、「日本で良しとされる社会のレールに縛られないで生きてもいいんだ」と実感しました。
海外での自由な生き方や価値観に触れた原体験は、「絵やデザインが好き」という、これまで心に蓋をしてきた、自分の本当の気持ちを呼び起こす原動力になりました。
本格的なデザインの勉強は大学3年生から始め、その後は東京のベンチャー企業からお声がけをいただき、インターン生として実務を経験しました。その後、さまざまなクライアント様とご縁をいただき今に至ります。
今後はデザインのスキルをさらに上げて、活動の場を海外へと広げていきたいです。フリーランスとして、初めて仕事を依頼していただいたときを振り返ると、「私でいいんですか?」と感動したことを今でも覚えています。当時、実績も信用もまだ十分になかった私に仕事を依頼してくれたクライアント様との出会いは、涙が出るほ嬉しい出来事でした。これからも少しずつ実績を積み重ねていきたいです。
最近はグラフィックデザインだけではなく、店舗の内装絵画なども手掛けています。このように、さまざまな種類の制作物を作っていけたら嬉しいですね。
また、グラフィックデザイナーの他にも絵画アーティストとしての活動も活発にしていきます。2021年には、欧州の展示会への参加も予定しています。英語力も活かしつつ、「5年以内には国際的に活躍できるアーティストとして土台を固める」という目標を掲げました。多くの人に知ってもらうためにも、自らも発信活動を積極的におこなっていきたいです。
1996年愛知県名古屋市生まれ。大学在学中よりデザイン制作とアート活動を開始する。デザインでは紙媒体を中心にロゴ制作からパッケージデザインまで手がける。その一方でニューヨークやパリ、京都で絵画作品の展示をおこなうなど、アーティストとしても活躍中。
インタビュー:吉田健太郎/執筆:藤森美紗子/編集:佐々木久枝
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