LISTEN

TOP > ストーリー代表・CEO > 泣けるような仕事をしたことがあるか
ストーリー代表・CEO

泣けるような仕事をしたことがあるか

代表_株式会社サーキュレーション

株式会社サーキュレーション

代表取締役
久保田 雅俊 / Masatoshi Kubota

新たなマーケット、新たなムーブメントを目指して

20代の頃からの目標。それは社会問題を解決できる事業を自ら興すことでした。

結果、社会問題として注目したのは「少子高齢化」でした。これは社会学、統計学的に起こるべくして起こる事象であり、深刻な労働力不足を招く問題です。

解決策の一つは、シニアの方々が働ける環境を創ること。

日本は戦後、約40年という素晴らしいスピードで先進国の仲間入りをしました。その時代を牽引してきた日本の労働力は、大変な可能性がある。しかし、つい数ヶ月前まで大企業で何千人もの部下を動かしていた方ですら、定年退職後は、その貴重な経験を活かす〝はたらく場所〟を見つけることが難しいのが現実です。可能性を秘めた彼らの知見や経験を、世に循環させていきたい、そんなムーブメントを作りたい。その思いが社名サーキュレーション(循環)の由来です。

若者の仕事の場を奪うのではなく、むしろ若者の雇用の場を増加させることができる。そしてシニアの経験や知見を活用する場を提供していきたいと考えています。

このような想いがあり、現在は、企業の経営課題をシニアの経験知見で解決するサービスを運営しています。

厳格な「塾長」で「経営者」の父

私の父は静岡県で、学習塾を経営していました。まだ大手進学塾も予備校も進出しておらず、地元で唯一の大規模な塾でした。同級生もたくさん通っていました。父のトレードマークは、大きな額にサングラス。自ら教壇に立つ厳格な塾長であり、中小企業の経営者です。そして、自分の子どもにもとても厳しい人だったので、私は優等生として小学生時代を過ごしました。

ですが、中学生の頃から、選択肢のない学校教育に強く疑問を抱くようになり、勉強にまったく身が入らなくなりました。一気に崖から転げ落ちるように成績も落ち込みました。

厳しい父の目を盗み、本を読む、音楽を聴く、映画を見る、友人と遊ぶ。そういう生活をすることで、不思議と見えてきたものがありました。

自分で人生を切り開きたい。目的を持った人生を送りたい。

大学への進学が決まると、そんな父に「全部自分でやれ」と言い渡されました。もう金銭面の面倒は見ないということです。それでいいと思いました。

経営者の父が倒れる。事業継承ができない悔しさ

俗にいう苦学生という立場になり、とにかく稼がなければならない。

そんな時に、ハンドキャリーというサービスに出会いました。海外の生産工場で急に部品が不足した場合に、必要な物資を手に飛行機に乗り、迅速に届ける仕事です。

月に2、3回は海外に飛び、様々な人との出会いを楽しめるようになりました。そして、一番の大きな変化は、お金に余裕が出てきたことでした。好きなバイクに乗り、仕事に出かける時はスーツを着る。自由な一人暮らしの大学生活でした。

しかし、順調と思えた時、状況が一変する出来事が起こりました。それは、父が階段から落ちて脳に大けがをし、意識不明になったという連絡でした。

父は1ヶ月近く目を覚まさないという重傷でした。容態と共に心配だったのは、会社経営でした。すべてを父が一人で取り仕切ってきた会社です。通帳や契約書がどこにあるのかも分かりませんでした。誰かに借金をしているのか、どこかに資産があるのか、そういったことも見当もつきませんでした。私は当時まだ21歳、学習塾の事業継承などできるはずがありません。20人ほどいた講師たちは、父の復帰が難しいと分かると次々と去っていきました。これはもう一家離散か、と本気で思いました。

それでも帳簿を整理し、塾の終息までの道筋を作ったり、家族の今後の生活について検討したり、一つひとつ処理をしていきました。そして、母と弟と妹の3人が暮らしていく目処が立ちました。母からは「あなたは大学を卒業して大丈夫だから」と言われました。

私は、新しい暮らしを始めました。週1、2日は病院に泊まり、父のリハビリに付き合いました。その翌日からハンドキャリーの仕事で上海やベトナムへ飛び現地で1泊、帰国後は大学の講義に出ます。工学部なので課題が多く、移動中はずっとノートパソコンにプログラムを打ち込んでいました。

忙しくても、充実していました。父が倒れた瞬間から3ヶ月間、何もかもが真っ白に思え、行き先を見失っていました。だからこそ少しずつでも前を向いて動けていることが幸せだったのです。苦しかったですが、どうにもならない問題が人生では起きると学びました。

決断! 決断! 決断!

私は父が40歳の時に生まれたので、物心ついた時には父はもうシニアでした。父の会社の倒産を目の当たりにして、中小企業の経営の難しさや少子高齢化社会の課題を感じました。そして、シニアのビジネスに関心を持つようになります。

就職活動を始めて、マーケットが伸びそうな業界の中で最も興味を持ったのは、インターネットと人材サービス会社でした。そして「いつか自分が起業する時に一緒にやりたいと思えるようなメンバーがいる会社にしよう」と選んだ就職先が、インテリジェンスでした。私は自信満々で社会人1年生となりました。

実際に始めてみると、営業らしく話すことさえできない。営業成績もよくない。青天の霹靂でした。でも、負けたくない一心で、朝起きたら新聞3紙に目を通し、夜遅くに帰宅したら鏡の前で営業のロールプレイングの特訓を独り続けました。

社会人1年目は冴えないままでしたが、2年目に急にトップ営業になりました。その後は最年少マネージャー、さらに最年少部長となります。

当時数千人の社員が在籍していた会社で、金融部門の部長となった時は、27歳でした。当時の上司である役員に、「一番厳しい環境に身を置け」と抜擢をしていただきました。

業界知識もなく、年上の部下ばかりという状況で、半端のないプレッシャーの中、書籍を読んだり、先輩から教わったりしながらやってみましたが、うまくいきません。

そして試行錯誤の末に気づいたのが、「今、決断することが正解だ」ということでした。結論を先送りしても何も変わらないし、自分も成長できない。決断してすぐ実行する、ダメだったら変える。これが先に進むための、最善策でした。まず決めてやってみる。

たくさんの師匠がいてよい。たくさんの人生経験から学ぶ

私は「10代、20代は、たくさんの師匠がいてよい」と思っています。まだ人を見る目が育っていないのだから、様々な人の話を聞いてみたほうがいい。師匠となりえそうな人がいたら、遠慮することなく自分から食事などに誘うべきです。

いろいろな方に助言をいただきながら、常に事業計画を練り続けていました。そして28歳の時に、社内ベンチャーとして出資を獲得しました。いつかアントレプレナー(創業起業家)になろうとしていた私は、まずイントレプレナー(企業内起業家)となったのです。

これまでに存在しなかった新しいマーケットに手応えを感じ、事業家の醍醐味を味わいながら、社会のためになることを手がけているという使命感が日に日に強くなりました。

そして31歳で、一緒に頑張ってきたメンバーと共に当社を設立したのです。

泣けるような仕事をする

「今日1日が人生」は私のモットーです。今日1日を充実させることが、人生を幸せに生きるということだと考えています。

10日でもベストな1日が続けば、必ず成長しています。
100日続けば、目標の一つや二つ叶う。
1000日続けば、社会に影響のあることができる。

私は、今日1日をやりきって、仲間と泣けるような仕事をしたい。日々ベストを尽くして、壁を乗り越えて、結果を出す。ベストを尽くし続けて、やっと感動は生まれるものだと思います。そのために、今日1日を徹底的にやる。

20代の方にはぜひ、一度でもベストを尽くす経験をしてほしい。やりきったと思える経験をしてほしい。平和な日本では、なかなか死ぬ思いで何かに取り組む経験はできません。でも本気で一つのことに取り組んだ人、感動のあまり泣けるような仕事を経験した人は、魅力のある人へ成長するに違いありません。

リスナーの目線

若くして、大手企業の経営陣の方から様々な経験を吸収されている久保田さんは、相手の話を徹底的に聞きながらも、自分の思いを真っ直ぐに相手にぶつけることができる好男子。普通ならば尻込みしてしまう状況でも、目当ての人物を見つけたら猪突猛進できる姿勢は情熱だけではなく、相手のことを事前に調べつくす努力に裏打ちされていることも伝わってきました。

Profile

1982年静岡県生まれ。
大学時代に学生ベンチャーを立ち上げた後、2005年株式会社インテリジェンスに入社。一貫して企業の人事戦略支援、中途採用支援に携わり、IT、金融業界のトップアドバイザーとして活躍。150社の採用アドバイザーを務め、300人以上の転職サポートを3年間で実施。最年少でマネージャー、ゼネラルマネージャーに就任。2010年に自ら起案し、社内ファンドより初の投資を受け、社長に就任。2年半で社員数40人まで事業を拡大。2014年独立し、 株式会社サーキュレーションを設立。企業の経営課題、外部人材(シニアエグゼクティブ、ミドルプロフェッショナル)の経験や知見、人脈をマッチングするサービスを提供。

  • 働きたい応募
  • もっと会社を知る資料ダウンロード
  • その他
    お問い合わせ

関連キーワード

代表_株式会社サーキュレーション

「いいね!」
最新情報をお届け

関連ストーリー

タグ

人 (403) 最新ストーリー (32) 社員_アセットガーディアン (20) 社員_ダーウィンホールディングス (7) 価値観1 (6) 社員_シーアールエス (6) 社員_ワークスイッチコンサルティング (6) 社員_メディカルネット (5) 社員_メディケアー (5) 社員_プリマベーラ (5) 社員_D&I (5) 社員_識学 (5) 社員_プルデンシャル生命保険 (5) 社員_ブルーコンシャス (5) 社員_ハコブホールディングス (5) 01 レビュー (4) 代表_ダーウィンホールディングス (4) 社員_スターティアグループ (4) 社員_ネットビジョンシステムズ (4) 社員_ジブラルタ生命保険 (4) 社員_SB C&S株式会社 (4) 01 社員ストーリー (3) 特集一覧 ピックアップ (3) 社員_フラー (3) 代表_メディカルネット (3) 代表_株式会社サーキュレーション (3) 代表_オフィスナビ (3) 代表_ブラス (3) 代表_インジェスター (3) 社員_Surpass (3) 代表_Surpass (3) 社員_ゆうしん (3) 代表_w2ソリューション (3) 社員_いろはにぽぺと (3) 社員_コールフォース (3) 社員_コムセンス (3) 社員_シーエスコミュニケーション (3) 社員_ココザス (3) 社員_マケレボ (3) 代表_スターティアグループ (2) 代表_INSIGHT LAB (2) 代表_フラー (2) 代表_SHGホールディングス (2) 社員_デパート (2) 代表_プリマベーラ (2) 代表_エボラブルアジア (2) 代表_メディケアー (2) 代表_フリープラス (2) 代表_Fusic (2) 代表_武蔵 (2)

カテゴリ

ピックアップストーリー