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「人」「食」「社会貢献」を起点にビジネス総合力を身に付け、即戦力として活躍
株式会社秋葉牧場
執行役員・観光事業部事業部長
齋藤 学 / Manabu Saito
株式会社秋葉牧場は、酪農事業を軸として、観光牧場『成田ゆめ牧場』を運営。乳製品やオリジナルグッズの製造・販売をはじめ、飲食施設、遊戯施設、動物ふれあい体験施設、いちご摘みなどの園芸施設、キャンプ場など、幅広い事業を展開している。
同社に入社するスタッフは、専門分野の経験者を即戦力として採用するケースを除き、入社時点では配属先を決めない。約1ヵ月かけてさまざまな部門研修を体験した後、配属が決定される。執行役員・観光事業部事業部長の齋藤学は「本人の適性が最大限に活かされるようにしたい」と言う。
「応募時に『販売しか経験したことないから販売職だろう』と思っていた人が、製造部門で研修を受けたのを機に『ものづくりって面白い!』と気付き、製造スタッフとして活躍しているケースもあります」
入社後、部門異動や職種転換の希望を出すこともできる。年2回おこなわれる管理職との面談では、現在の取り組みの成果を振り返るとともに、今後挑戦したいことも話し合う。100%希望が受け入れられるわけではないが、目的やビジョンが明確であれば叶えられる可能性があるという。
「『なぜ、その仕事をしたいのか?』を問います。『お客様はこんなことを求めていると思うから、自分の手で実現したい』といったように、自分なりのビジョンを持って提案してくれるのであれば尊重したい。会社が目指すビジョンと本人が目指すビジョンが一致すれば、異動が叶いやすいといえます」
例えば、飲食施設で調理・サービスを担当していたあるスタッフは、希望を出して販売部門に異動。新しいラッピングデザインを提案したり、オリジナル商品のアイデアを出したりして、生き生きと働いているという。
酪農部門にいたスタッフは、子どもたちが牛と触れ合う体験イベントを実施した際、お客様とコミュニケーションをとる楽しさを知った。その後、キャンプ場運営部門に異動し、接客やキャンプ関連イベントの運営を担当している。
「乳製品製造部門から販売部門に異動したスタッフは、製造の工程やこだわり、他社製品との違いを熟知しているため、お客様からの質問への対応にも商品のPRにも、経験を活かせています。このように、酪農や製造の経験・知識は販売力アップにつながりますし、逆に接客・販売を経験したスタッフが酪農や製造に異動になったとしても、イベントなどの機会に接客スキルを活かすことができるでしょう。私たちは幅広い事業展開をしているからこそ、さまざまな経験を通じて個人の能力を磨いていける環境があるんです」
現在は観光事業部門の部長を務める齋藤も、これまでさまざまな職種を経験してきた。総務部門の業務を中心に、アルバイト採用、直営店への配送、イベント企画運営、広報、売店管理、体験教室管理、駐車場管理などを担った時期もある。
「さまざまな業務を経験したことで、自社の全体像をつかむことができました。各部門の仕事内容や問題点を理解できているので、現場の社員とのコミュニケーションが取りやすく、実体験をベースにアドバイスやサポートができます。広報を担当したことで、イベントを企画する上での視点やメディアに注目してもらえるポイントを学べたため、今の観光事業の統括にも活かせている。経験の幅を広げることは大切だと実感しています」
観光牧場としては珍しく「年間パスポート」も発行している同社。リピーターのお客様を飽きさせないためにも、各施設のリニューアルや新設を計画するほか、イベントでは新しい企画を盛り込んでいく。お客様を楽しませ、愛され続ける場所であるためにも、幅広い視点を持って企画・運営ができる人材を育てていきたいと考えている。
インタビュー・編集:青木典子、西野愛菜/撮影:鈴木愛子
「人」「食」「社会貢献」を起点にビジネス総合力を身に付け、即戦力として活躍
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