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ストーリー代表・CEO

「非常識」を「常識」に イノベートする。 斬新な快眠アイテムを開発

代表_ムーンムーン

光目覚まし時計、
横向き寝まくらがヒット

「自分たちがやる意義のあること」
を取捨選択し
睡眠にとどまらず事業領域を拡大へ

ムーンムーン株式会社
代表取締役
竹田 浩一 / Koichi Takeda

睡眠のスペシャリストとして、睡眠に悩む人を助けたい

「光で起きる気持ちよさを、身をもって知ることができました」

「睡眠が改善されて、日中の眠気もなくなり、もう手放せません」

「この商品は、僕にとって革命です!」

これらは、熊本に本社を置くムーンムーン株式会社が開発・製造・販売を手がける「光目覚まし時計」の購入者のコメントだ。

2012年8月から販売している歴代の光目覚ましは、楽天の目覚まし時計部門で連続1位を獲得。テレビ・雑誌をはじめ、800以上の媒体で紹介されてきた。現在はさらに機能を進化させた4代目となる「inti4」を販売している。この商品に込めた想いを、代表取締役社長の竹田浩一はこう語る。

「初代の『OKIRO(オキロー)』は認知度が上がっていましたが、日本でしか通用しないネーミング。ギリシャ神話にも出てくる太陽神の名前『inti(インティ)』なら、海外の人々にも親しまれるだろうと、思いきって商品名を変えました。狙うは世界です」

「なかなか寝付けない」「夜中に何度も目を覚ます」など、現代の日本では3人に1人が何らかの睡眠トラブルを抱えている。良質な睡眠に欠かせないセロトニンという覚醒ホルモンを正常に分泌させるには、起床時に明るい光を浴びて、スッキリと目覚めることが重要だ。爽快な目覚めは、体内時計を調整し、体や脳を健康な状態へと導く効果もある。

この理論を目覚まし時計として商品化したinti4は、目に優しい高照度LEDを使い、朝日と同量の光を発する仕組み。日の出のように徐々に明るくすることで、快適な目覚めを実現させた。睡眠データをBluetoothで連携できるアプリも配信し、利便性にもこだわる。

目覚まし時計のほか、いびき改善に効果的と言われる「横向き寝」の専用枕、また次期新製品としてマットレスも開発中だ。「睡眠改善」をテーマに、今までにはない製品を作り続けてきた。そしてサービスの幅は、グッズ開発・販売だけにとどまらない。

「睡眠改善インストラクターという資格を持ったスタッフがサポートできる体制づくりをしています。お客様からの不眠のご相談にメールや電話でお答えすることもありますし、学校や企業へ出向いて睡眠講習も行っています。私たちが持つ睡眠に関する知識を広く提供していくことも、商品の一部だと考えています」

ムーンムーン株式会社 代表取締役  竹田 浩一

 

起業して6年目、光目覚まし時計と出会い、方向転換

睡眠改善を追求するようになったのは、他の誰でもない、竹田自身が睡眠に悩んでいたからだ。小学2年生の頃から、隣で熟睡する母親や弟を横目に眠れない日々を過ごしていた。睡眠不良は大人になるにつれて深刻化し、寝付くのが明け方、起きるのは昼過ぎという時期も続いた。ハーブティを飲んだり、新しい寝具を試したり、照明を替えたり――快眠グッズにつぎ込んだ総額は20年間で100万円以上。あらゆる方法をやり尽くし、なす術がないと思っていた頃、光目覚まし時計との出会いが訪れる。知り合いから勧められ、ダメ元で海外から購入。すると翌日から目覚めが一変し、寝付きも良くなったのだ。

幼い頃から抱え続けていた悩みを一瞬で解決した光目覚まし時計だが、当時は海外からの取り寄せ購入がメインで、しかも価格は5~6万と高額。「この存在をもっと世の中に広めて、自分のように眠れずに辛い毎日を送る人たちを助けたい」という想いが、ムーンムーン設立へと駆り立てた。

当時、竹田はまったく別の事業分野の会社を経営していた。その会社を起業するにあたり、大学時代に本格的に経営の勉強をスタート。「さまざまな会社の経営者と会えそう」という理由から高級クラブでアルバイトもし、実際に人脈を築いた。本や勉強会で経営の基盤を独学し、さらにイベントや飲み会を積極的に主催して企画力を鍛えていった竹田は、大学4年生で起業を果たす。

オークションでの物販やネット店舗の運営、動画制作など、幅広い事業を手がけた。光目覚まし時計との出会いは、起業から6年を経た2011年。光目覚まし時計を自らの手でつくろうと、ムーンムーンを設立し、商品開発に乗り出した。

「目覚まし時計に光を付けるだけだから、期間も費用もかからないだろう」と高を括っていたが、いざ始めてみると苦労の連続だった。ものづくりの知識がゼロだった竹田は、完成図を描けば商品が出来上がると単純に考えていたが、プロトタイプや金型の作製、開発会社との交渉など、いくつもの壁にぶつかった。製作を請け負う工場を中国で見つけたものの、出来上がってきたサンプルはイメージしていた商品とは全く別物。試行錯誤の末、始動から1年半後、やっとの思いで初代を完成させた。ところが提携していた中国の工場にいつも通り仕入れ代を振り込んだ後、逃げられてしまうという苦い経験もした。

それでも追い風は吹いた。横向き寝の専用枕を発売した頃、メディアで「横向きで寝ると睡眠の質が上がる」との情報が発信され、同社にも注目が集まった。睡眠トラブルを抱える人たちの間では、光目覚まし時計の存在が広く知られるようになったのだ。

一つの転機が訪れたのは、創業から5年目。軌道に乗った頃、予期せぬダメージを受けることになる。最大震度7を観測した熊本地震の発生だ。

社屋は倒壊寸前の状態。家を失った社員の中には遠方への引越しを余儀なくされ、退職をする者も出た。そんな状況下でも、竹田は在宅でネット販売を継続。すると被災地の企業から商品を購入する「応援買い」で、全国からの注文が相次いだ。皮肉にも売上は前年より大幅にアップしたのだ。

震災を乗り越えての業績拡大。それは、睡眠改善法の認知度拡大、被災地への「応援買い」だけが要因ではなかった。地震で社員が次々と去っていく中、竹田が以前から「最初に辞めるだろう」と予想していたメンバーが踏ん張り続けてくれたのだ。事あるごとに「会社辞めます」が口癖だったその社員は、震災を機に仕事への取り組み方が180度変化。自ら勉強し、知識レベルもどんどん上がり、今や会社の成長になくてはならない存在となっている。

「それまでの私は、社員はこき使っているも同然。会社は自分のものであり、社員は『お手伝いさん』『仕事を与えてあげている』という感覚でした。でも、社員たち、そして全国の皆さんに助けてもらって、仕事とは人とのつながりでするものだと気が付いた。これからは社員もお客様も含め、皆で作り上げていく会社にしていきたいと思ったんです」

ムーンムーン株式会社 代表取締役  竹田 浩一

1兆円企業を目指して。次なる舞台は海外

社員のためにも顧客のためにも、会社を拡大していくことが自分の任務だと感じているという竹田。現在はマットレスの開発に力を入れている。竹田はアイデアが浮かんだら、すぐに開発会社へ相談。出来上がったプロトタイプをもとに、ブラッシュアップして理想の形に近づけていく。しかし、むやみやたらに売り出すわけではない。社員が気に入ったもの、消費者が他社では手に入れられないものしか世に出さない。「開発途中のマットレスを含めて、光目覚まし時計と横向き寝枕をより進化させていきたい」と話す。ムーンムーンでしか手がけられないことをとことん極めていくつもりだ。

会社を率いる立場として「いい仕事をするにはチームプレイ、コミュニケーションが大切」と社員に伝えている竹田は、定期的に飲み会やイベントを開催。世の中で「働き方改革」が叫ばれる前から残業に関しては厳しく抑制し、「定時で帰れないのは無能」と言い切る。睡眠グッズを扱う会社の社員として、仕事は時間内で終わらせ、早寝早起き・規則正しい生活を心がけるというのがモットーだ。

最近では学習意欲の向上として、毎月5冊本を読むことを会社の目標として提示している。思い立ったら即行動に移す竹田の背中を見てきたメンバーたちは、自然とミスを恐れずに突き進み、積極的に開拓していくようになった。竹田が目指す「自分がいなくても成長していける会社」に近づきつつあると実感している。

昨年、睡眠大国アメリカ・ニューヨークに支社を立ち上げ、世界進出を見据えている同社。睡眠関連事業に特化しながらも、竹田の頭には次なるステージが描かれている。

「将来的には飲食事業やIT事業などいろいろな事業を行いたい。そのためには組織としての土台を築いておかないといけないので、今は睡眠事業に専念して実績を積み上げる時期。ただ『熊本の名士』として終わるつもりはないし、日本中で売れれば満足というわけでもありません。いずれは海外で当たり前のようにうちの商品が使われるようになってほしい。誰もやっていないようなこと、非常識だと思われていることを常識に変えていける会社として成長し続けていきたいです」

ムーンムーン株式会社 代表取締役  竹田 浩一

リスナーの目線

眠りに関する問題解決の第一人者としてマスコミに広く知られ、TVや雑誌に引っ張りだこの竹田さんは、社長でありながら腕利きの広報マン。アメリカ進出を決めるとすぐに現地法人をつくってしまう「流れを読む力」と「迅速な行動力」が、熊本にあって全国区のメディア掲載実績につながっているのですね。私たち取材陣も手厚くもてなしてくださる面倒見の良さも、人の輪が広がる所以です。

インタビュー・編集/垣畑光哉、青木典子堤 真友子  撮影/木下 将

Profile

1982年、熊本県生まれ。2005年、九州ルーテル学院大学人文学部在学中より、インターネットを使ったコンテンツ企画、販売ビジネスを手がける。2006年、大学卒業と同時に法人化。以降6年以上にわたって、少数精鋭、高収益体質のビジネスモデルを構築する。

2011年、自身が長きにわたって抱えていた睡眠障害を劇的に改善してくれる商品と出会ったことで、睡眠専門会社の創業を決意。ムーンムーン株式会社設立と同時に、代表取締役社長に就任。保有資格:睡眠改善インストラクター

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