
「楽しく働く」をモットーに最速で支店長へ。直感を信じ、女性のキャリアモデルを体現。
株式会社アイドマ・ホールディングス
セールス・ソリューション事業部 福岡支社 支社長
隅 啓輔 / Keisuke Sumi
アイドマに入社後、東京と大阪での5年間の営業経験を経て、福岡支社長に就任した隅啓輔。
現在の道を選んだ背景には、ワーキングホリデーの経験がある。
「大学時代は遊んでばかりいて、就職を目前に『こんなに視野が狭いまま社会人になっていいのか』と不安を抱いていました。そこで『海外に行ってみよう』と思い立ち、卒業後1年間、カナダのトロントでホテルマンとして働いていました。いろいろな価値観を持つ人たちと出会ったことが、自分の生き方を見つめ直す機会になりましたね」
特に、発展途上国出身の人たちからは「母国にいる家族のために働く」という言葉を度々聞いた。
「自分も人に貢献できる仕事がしたい」。
漠然とそんな想いが沸き上がった。
帰国後、就職活動を開始。
アイドマに出会い、「業界問わず、経営者たちの悩みを解決できる。会社の成長に貢献できる」という仕事に魅力を感じた。
採用選考が終わった後だったが、電話をかけて面接を申し込み、採用された。
営業として働きはじめた1年目、同期の中で成果を挙げるのが一番遅かったという。
「自分の考えだけで突っ走ってしまっていた」と、当時を振り返る。
上司はそんな隅の「自己主張」を受け入れつつも、基本の型を身に付けるように導いてくれた。
隅自身、「型」の重要性に気付き、それを習得すると、2年目から業績は上昇した。
採用面接時から「新しい支社の立ち上げに携わってみたい」と話していた隅。
3年目、大阪支社の立ち上げを任された。
当初3ヵ月は1人で、4ヵ月目から上司と2人で、大阪マーケットを開拓。徐々にメンバーを増やし、3年間で取引先200社を開拓した。
大阪での3年間で、今の営業スタンスが身に付いたのだという。
きっかけは、ある顧客からの指摘だった。
続々と新規契約を獲得する中で、その顧客に対する受注後のフォローがおろそかになっていたのだ。
「『隅君だから契約するんだよ』と言っていただけたのに、その気持ちを踏みにじってしまった。それまでは、『どれだけ自分自身の売上を伸ばせるか』ということばかり考えていましたが、『お客様がどんな想いで発注してくださったのか』を強く意識するようになりました。トーク力やプレゼン力を磨く努力をしてきたけれど、『お客様の話を聴く』というスタンスに変わったんです。契約はゴールではなく、期待に応えるためのスタートである、と」
大阪支社を軌道に乗せた頃、福岡支社の立ち上げ計画が持ち上がった。
真っ先に隅に声がかかり、「行きます」と即答。
支社長に就任し、2018年1月、福岡支社がオープンした。
現在のメンバーは3人。
ロジカルなタイプ、大胆なタイプ、ほがらかなタイプと、個性はさまざまだ。
メンバーのマネジメント・育成にあたり、隅は個々の持ち味を活かしつつ、その人の状況に応じてアドバイスを変えているという。
「アドバイスする際、感情論を持ち込まない。実績の数字をベースにやるべきことを考える」――それが隅のやり方であり、アイドマ全体にも共通するマネジメント方針だ。
当面の目標は、福岡支社を拡大し、充実したオフィス環境を整えて、営業対象を九州全域に広げていくこと。
さらにその先の視線は、「アジア」へ向けられている。
「入社した頃、代表の三浦に『いずれニューヨーク支社を立ち上げたい』と話していたんです。でも、時流からすれば、まずはアジア。福岡はアジアの玄関口なので、アジア進出は現実的です。アジアを皮切りに海外展開をしていきたいと、勝手に目論んでいます(笑)。そんな僕のビジョンを見越して福岡支社長を任せてもらえたのかな、とも思っています。なので、実現に向けて必要な経験・ノウハウを積み重ねていきたいです」
インタビュー・編集/青木典子 、西野愛菜/撮影:鈴木愛子
「楽しく働く」をモットーに最速で支店長へ。直感を信じ、女性のキャリアモデルを体現。
「人」「食」「社会貢献」を起点にビジネス総合力を身に付け、即戦力として活躍
BtoB特化のマーケティングと営業DXという希少価値の高い領域で 企画から実装まで手掛けるプロ集団
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