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ストーリー代表・CEO

世界的ネットワークで アジア言語翻訳を ワンストップで担う

代表_インジェスター

国内の通訳・翻訳事業では
シェアトップクラスの実績

アジアで英語の多言語翻訳を
一手に引き受ける世界的にも
唯一無二の会社を目指す

株式会社インジェスター
取締役副社長
権 京鎬 / Kei(Kyongho) Kwon

アジア言語をワンストップで対応できるステージへ

株式会社インジェスターは、2002年の設立以来、通訳・翻訳事業を核として着実に成長してきた。取り扱う言語は、英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語・タイ語・インドネシア語・ベトナム語などの15か国語以上で制作実績を誇る。

事業領域も幅広く、翻訳部門では映画やドキュメンタリー、ドラマなどの映像作品、企業のPR・IR、教育ビデオなどの字幕翻訳や吹替(音声)制作、映像編集を手がける。また、会社案内、マニュアル、契約書、企画書、Webサイトなどのテキスト翻訳にも対応し、登録している翻訳者は500名以上に上る。

ここ数年特に注力しているのは、日本発の映像コンテンツを広く海外に紹介する事業だ。これは国が推進している事業の一環であり、インジェスターでは日本の旅番組やアニメーション、ドラマ、映画等を海外で放送できるよう翻訳字幕制作、吹替制作などを担う。

翻訳言語は、英語、スペイン語、ロシア語などで、吹替作業は日本国内ではなく海外の提携スタジオで行う。そうすることでより質の高い吹替制作が可能になるからだ。

また、提携先がない言語を依頼された場合でも、例えばクメール語の吹替制作ではカンボジアに一からローカルスタジオを立ち上げるといったように、クライアントのニーズに応える努力を惜しまない。

通訳部門では、スポーツイベント、国際会議・展示会、商談といった場での一般通訳を軸に、近年では国内の主要空港への外国人スタッフ派遣業務など広がりを見せている。スタッフ派遣サービスでは、免税店などでの通訳プロモーションを行うスタッフを派遣。単なる通訳にとどまらず、売上アップにまで貢献する人材派遣サービスとしてクライアントから高い評価を得ている。

そして、インジェスターが次なる事業拡大の分野として捉えているのが、英語の映像コンテンツのローカライズ化。英語コンテンツの多言語化のニーズに応える事業分野だ。

呉希昌(オ・ヒチャン)社長と共にインジェスターを立ち上げ、育ててきた取締役副社長・権京鎬(クォン・キョンホ)は、ここ数年の流れをふまえ、大きなビジネスチャンスがあると考えている。

2016年、ヨーロッパでハリウッドの英語コンテンツの翻訳を担っている同業企業からの訪問を2度受けた。売上規模がインジェスターの数十倍もある大企業だ。権はなぜそうした大企業が自分たちに興味を抱くのか不思議に思い、リサーチを開始。すると、英語のコンテンツを一手に引き受けて各ヨーロッパ言語に翻訳する会社はヨーロッパには数多くあるが、ワンストップでアジア各国の言語に対応できる会社は数えるほどしかないことがわかった。

「例えばアメリカの大手映像ストリーミング会社・Netflixの四半期ごとの業績レポートを見ると、2017年6月に米国国外の会員が米国国内会員数を上回っています。さらに1年後には米国国内が5700万人、国外は7200万人と差が拡大している。このように明らかに国外マーケットの重要性が増しており、その地域の言語へ翻訳をするローカライズの需要も今後ますます拡大することが予測されます。クライアントとしては、各現地で翻訳依頼をするより一手に引き受けられるところと手を結んだほうが、利便性が高いはずです。しかしながら、アジアにはそうした企業はほとんどない。その点、インジェスターにはこれまでの実績の積み重ねがあり、こうしたニーズに応え得る基盤があるのです」

インジェスターには多言語での対応実績があり、各国におけるクオリティの高い声優やスタッフとのネットワークを既に築き上げている。「アジア言語にワンストップで対応できる」存在として市場価値を高めるべく、制作体制の強化を図っている。

 

意思疎通を阻害する要因をすべてなくしたい

在日韓国人として日本に生まれ育った権。呉とは幼なじみの間柄だ。公認会計士としてアメリカのシカゴで仕事をしていたが、1997年に日本に長期出張をした際、権の人生にひとつの転機が訪れる。

当時、韓国企業が日本の証券市場で資金調達を活発におこなっており、投資家に開示するための目論見書・財務諸表を韓国語から日本語に翻訳するという業務が進められていた。

「久々に日本に戻ってみると、グローバル化がずいぶんと進んでいる印象を受けました。それまで日本語と英語間での翻訳業務は数多くありましたが、韓国語の需要が出てきていると感じたのです。これは非常に面白いチャンスになると直感しました」

権には、呉をはじめ韓国語と日本語を使いこなせる友人がたくさんいた。しかしながら、その能力を適切に発揮できる機会がなかったのだ。権は「韓日のバイリンガルが今までにない形で社会に貢献する機会を作りたい」という強い想いを抱き、2002年に呉ほか6名の有志と共にインジェスターを立ち上げることになった。

当初は韓国語・日本語・中国語といった東アジアの言語に強みを持っていたが、次第に英語をはじめ言語の幅を広げていく。また、日韓合同ワールドカップの開催や日本での「韓流ブーム」といった波に乗ることもでき、事業は順調に成長・拡大していった。

特に創業以来の強みである映像翻訳・吹替の分野では、韓国や中国のメジャー放送局の番組の翻訳・吹替制作を一手に担っており、業界でもトップクラスのシェアを誇る。

こうした事業拡大の核にあるのが、「この世にあるコミュニケーションを阻害する要因をすべて取り除きたい」という経営ビジョンだと、権は語る。

「日本に生まれ育った韓国人という立場から常に日本・韓国両国の視点で世の中を見続けてきました。そして、円滑なコミュニケーション、意思の疎通ができず誤解や不信感が生まれ、その結果憎しみや紛争に至ることがあると感じるようになったのです。例えば韓国ドラマの翻訳でも、私たちが制作しているのは字幕や吹替ですが、その真の目的は、韓国語のオリジナルコンテンツが障壁なく日本の人々に伝わることです。コミュニケーションの阻害要因として言語・文化の違いによるものが多く、その違いを乗り越える橋渡しをするのが私たちの使命だと思っています」

こうした経営理念に基づくと、手がける仕事は「言語翻訳」を超えることもある。その一例がクローズドキャプションの制作だ。聴覚障がい者や高齢者向けに、日本のニュースやバラエティ番組に日本語の字幕をつける依頼もここ数年増えている。

インジェスターでは、主に言語の違いや文化の違いにフォーカスしているが、聴覚の問題を取り除き意思疎通を円滑にするクローズドキャプションも事業領域に十分に入ってくる分野なのだ。

「日本語字幕を制作する在宅スタッフを募るために、シングルマザーを支援する協会などとの提携を試みています。一人で育児をしていてなかなか外に働きに出られない、けれど収入を必要とされている方々にとって、よい機会になるのではないでしょうか。まだまだ一般的には知られていない仕事ですが、『こういう仕事があるのですね』と協会の方にも喜んでいただきました。クローズドキャプションの仕事は、日本語さえわかれば多くの方が携わることができます。他にも身体が不自由な方や離島、過疎地でなかなか仕事を得られない方々にも活躍していただけるのではないかと考えています」


関わる人々の多様性こそがインジェスターを強くする

インジェスターの経営理念は、「多文化交流・相互理解に貢献することと、多様な人々が共に成長し、活躍できる機会を創る」ことだ。インジェスターには日本はもとより、中国、韓国、インドネシア、カナダ、ブルガリア、ドイツとさまざまな出身国のスタッフがいるが、入社面接の際に国籍の開示を求めていない。これは、国籍と求める能力は一切関係ないという考えからだ。

また、スタッフが能力、知識を発揮しながらより成長できるような教育にも力を入れている。例えば空港の免税店に勤務するスタッフはもともと語学堪能だが、さらにその語学を武器に活躍できるよう、販売力アップの研修を行っている。

「単に通訳をしながら香水を売る一スタッフにとどまらず、いかにモチベーション高く活躍し、長期的にどうキャリアを積んでいくか。それを一緒に考えていくことが、インジェスターという会社の存在意義だと考えています」

こうした教育・研修が功を奏し、実際に新製品のプロモーションに大きく貢献したり、売上を飛躍的に伸ばしたりしている通訳プロモーションスタッフの例も多い。

クライアントからも「インジェスターのスタッフに関わってもらうことで売上アップにつながる」という喜びの声が多く寄せられ、現在、常時稼働しているスタッフの数は国内の4つの空港で400名以上にまで拡大している。

多様性を重視しており、仕事を進めるにあたっても多様性を否定するような言動が社内で出ないような社風も築いてきたと権は自負している。

「性別、国籍、肌の色などでスタッフに不利益が被ることがない。それこそがインジェスターが強くなる源です。その価値観を共有している方々にインジェスターの船に乗ってもらっているはずだし、今後も徹底し、その価値観が失われないようにしていきたいですね」

 

 

リスナーの目線

質問に対し、言葉を慎重に選びながら丁寧に応えられる権副社長の紳士的な姿勢から、「多様性を重んじ、人を大切にする」という理念が体感できた取材でした。成長と数々の実績の裏側には、マイノリティの人々に向ける優しい眼差しがあります。そうしたお話を伺うことで、「人々のコミュニケーションが円滑になれば、平和でバラ色の世界が実現する」という言葉がさらに真実味を持ち、力強く響きました。

インタビュー・編集/三本夕子  撮影/新見和美

Profile

東京都出身。日本で教育を受けたあと、アメリカの大学へ留学。ニューヨーク州立大学で修士号取得。シカゴにてPricewaterhouseCoopers会計事務所勤務。東京事務所への転勤後、トランザクション(M&A)部門でパートナー就任。2002年、幼馴染みである呉社長とともにインジェスターを立ち上げ、現在に至る。

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